・猛暑の出社日ランチ、大手町ビルの新店『きたぎん☆トーキョー』へ。仲間4人全員が注文したのは「【名物】大人の海苔弁当定食」。弁当箱のご飯と、品数豊富な定食スタイルというハイブリッドな一皿に、海苔弁の歴史と進化を感じる満足ランチでした。
とある出社日のランチタイム、今日は会社の仲間4人での外食です。
さて、どこへ行こうか。
この猛烈な暑さの中、地上を歩くのは避けたい。
自然と足は、地下道で繋がっているビルへと向かいます。
ここで仲間の一人から、「大手町ビルはどうだろう?」と。
なるほど、飲食店が数多く入っている大手町ビル。
お昼時はどこも混雑していますけど、少し早めのこの時間ならまだ空いているお店もあるかも。
大手町の新店、『きたぎん☆トーキョー』との出会い
大手町ビルの地下飲食街を歩いていると、ん? 見慣れないお店があるぞ。
『大衆酒場 きたぎん☆トーキョー』、調べてみると2025年3月にオープンした比較的新しいお店のようです。
幸いまだ4人掛けのテーブルも空いている。
よし、今日はここにしてみましょう。
ランチの定食は5種類ほど。
その中で、私の目を引いたのが「【名物】大人の海苔弁当定食 1,000円」です。
- 【名物】と謳うからには、お店のイチオシメニューに違いない。
- 「大人の」と冠された海苔弁当とは、一体どんなものなのだろう。
このネーミングセンスに惹かれ、今日はこれに決定したところ…
同じことが頭に浮かんだのか、一緒に行った仲間3人も全員同じものを注文です。
これは定食か、弁当か。ハイブリッドな一皿
待つこと7〜8分、運ばれてきたのがこちら。
「海苔弁当」というからには、全ての具材が箱の中に盛られているのかと思いきや、さにあらず。
おかずは皿に盛られた、品数豊富な普通の定食スタイルで、海苔が乗ったご飯だけが弁当箱に入っています。
「ご飯はおかわり自由です。セルフでカレーもありますので、よろしければどうぞ」と店員さん。
いやいや、これだけでもかなりのボリューム。おかわりはちょっと厳しいかな。
そんな嬉しい悩みを抱えつつ、よし、それでは頂きましょう。
海苔弁の歴史と、再現性の高い味わい
まずは味噌汁から。青のり入りで、普通に美味しい。
きんぴらごぼうに箸を移すと、甘辛い味が濃いめでこれはご飯が進む味付けだなと。
揚げ物は、ちくわ天、ザンギ、そしてタルタルソースが乗ったフライの三種。
何から食べようか…やはり、ここは海苔弁の魂ともいえる、ちくわ天からですね。
この「海苔弁にちくわ天」という組み合わせを始めたのは、海苔弁の元祖とされる『ほっかほっか亭』なんだとか。
1976年に埼玉県草加市の1号店で発売された時から、ちくわ天はセットだったそうです。
このお店のちくわ天、特別に美味いというわけではないんです。
とはいえ、このオーソドックスな味わいは、これから海苔弁を食べるぞという気分を大いに盛り上げてくれるなと。
ご飯に乗った海苔、少しシワシワになっていて、なんだか家から持ってきたお弁当のよう。
下からおかかが覗くほど、海苔が少しずれているのもご愛嬌ですね。
ご飯のボリュームは、おかずの量に比べるとやや控えめ。
なるほど、これならおかわりしたくなる人がいるのも頷ける。
ザンギは基本を押さえた良い揚がり具合、鶏肉も柔らかくジューシー。
そして、もう一つのフライは白身魚か。
あ、そういえば、ちくわ天と並んで、白身魚のフライも海苔弁の定番でしたね。
味はそこそこといったところですが、ボリュームは満点。
タルタルソースとの相性も良く、満足感のある一品でした。
最後に
というわけで、大手町の新店で出会った「大人の海苔弁当定食」。
定食の豪華さと、弁当の懐かしさを併せ持つハイブリッドな御膳でした。
少し野菜が少ないのは気になりますが、それもまた「海苔弁」の特徴の一つ。
子供の頃に食べた、あの海苔弁の味の記憶を、見事に再現してくれた定食といえるでしょうね。
美味しいランチに感謝、ご馳走さまでした。
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