・大阪万博帰りの息子、突然のお土産『551蓬莱』の豚まんを持って帰宅。その嬉しいサプライズに、夕食は急遽中華メニューに。丸美屋の「旨塩麻婆豆腐」と共に、関西のソウルフードがもたらす圧倒的な幸福感を堪能。
とある平日の夕方。
在宅勤務でPCに向かっていると、ガチャリと家の鍵が開く音。
てっきり歯医者に出かけていた妻が帰ってきたのだろう、そう思っていたら…
「ただいまー」と聞こえてきたのは、息子の声でした。
「あれ、どうしたんだ?」
「大阪万博に行ってて、さっき帰ってきたとこ。」
あぁ、そういえば、そんなことを言っていたな。
「お土産で『551蓬莱』の豚まん買ってきたからさ、賞味期限が今日中だから食べて」と。
おぉ、そいつは嬉しいじゃないですか。
大阪のソウルフード、突然の来訪
『551蓬莱』の豚まん。
もはや説明不要、大阪のソウルフードで関西土産の絶対的王者ですね。
息子に聞くと、新大阪駅などのターミナル駅の店舗は常に行列ができているものの、デパートの売り場だとほとんど並ばずに買えるんだとか。
なるほど、それは有益な情報(TIPS)。
本当は妹夫妻のために買ってきたものらしいのですが、あいにく彼女らは旅行中。
そのお鉢(?)が我が家に回ってきたというわけです。
経緯はどうであれ、美味しいものを持ってきてくれたことに、素直に感謝しましょう。
豚まんに合わせる、もう一つの中華
さて、夕食の主役は『551蓬莱』の豚まん、ってことは他のメニューも中華系で揃えるのが筋ですね。
食品ストックの戸棚を漁り、丸美屋の「花椒香る 旨塩麻婆豆腐の素」を引っ張り出してきました。
調理も簡単、夕食の支度が整って、さて、それでは頂きましょう。
いざ実食、二つの中華が織りなすハーモニー
まずは、主役の豚まんから。
電子レンジで温め直しただけですけど、その存在感は圧倒的です。
ふかふか、もちもちとした、ほんのり甘い皮。
その厚い皮をかじると、中から肉汁たっぷりの餡が顔を出します。
粗めに刻まれた豚肉のしっかりとした食感と旨味。
そしてそれを引き立てる、シャキシャキとした玉ねぎの甘み。
この、皮と餡の絶妙なバランスこそが、551の豚まんが長年愛され続ける理由なのでしょう。
からしを少しだけつけて食べると、その辛味が全体の味をきゅっと引き締めてまた違った美味しさに。
一つが大きいので、ボリュームも満点です。
そして、もう一つの主役は旨塩麻婆豆腐、こちらもなかなかの実力者。
一般的な赤い麻婆豆腐とは一線を画す、塩ベースの白いビジュアル。
その味わいは実に本格的です。
まず、ホタテの旨味が凝縮された、しっかりとした中華スープのコク。
そこに、商品名にもある通り、花椒(ホアジャオ)の華やかで痺れるような香りが、ふわっと鼻を抜けていきます。
辛さは控えめですが、その分、豆腐の甘みや、ひき肉の旨味が際立って感じられる。
これはご飯が進んでしまう、上品で奥深い味わいの麻婆豆腐。
豚まんの力強い味の合間に、このさっぱりとした塩麻婆を挟むというのは最高の組み合わせ。
最後に
というわけで、大阪万博帰りの息子がもたらしてくれた、予期せぬ美味しい夕食。
『551蓬莱』の豚まんは、やはり関西人のDNAに刷り込まれた、特別な食べ物なのだなと改めて実感しました。
それにしても、妹夫妻が旅行中でよかった。
美味しいお土産に感謝。ご馳走さまでした。
【おまけのワンポイント】
・『551蓬莱』の「551」という数字の由来、ご存知でしょうか。創業者が吸っていたタバコの銘柄が「ステートエクスプレス555」で、その「ゴーゴーゴー」という語感が良く、商売も「ここが一番」を目指そう、という意味を込めて、「551」と名付けられたのだそうです。意外なところに歴史あり、ですね。
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