・夏の終わりの恒例行事、地元・市川の梨を求めてウォーキング。早朝から営業している梨直売所『石橋梨ぶどう園』を目指し、規格外ながらも大玉揃いの「豊水」をゲット。甘みと酸味の絶妙なバランス、そして溢れる果汁に今年も秋の訪れを感じます。
私の地元、千葉県市川市は全国でも有数の梨の名産地。
市北部の丘陵地帯には、多くの梨園が点在しています。
夏の終わりに、ウォーキングがてらこの梨園で新鮮な梨を買い求めるのが、私の毎年のささやかな楽しみ。
この日は、『石橋梨ぶどう園』を目指して歩き、その後は近くにある『道の駅いちかわ』にも立ち寄ろうという作戦です。
早朝ウォーキングと、梨の争奪戦
目的地の『石橋梨ぶどう園』に到着したのは、朝の9:30。
このお店は、朝9:00から営業を開始してくれるので、日中の猛暑を避け、まだ涼しい時間帯に歩けるのが本当にありがたいんです。
お店に着いた時、ちょうど梨の入ったビニール袋を抱えたお客さんが一組、満足そうな顔で出てきました。
あ、しまった、もう売り切れてしまったか…?
一瞬、不安がよぎりったものの、おぉ、まだ残りは3袋ある。
朝早く行動を開始するというのは、やはり賢明ですね。
規格外こそ、お宝の山
1袋1,000円の家庭用パッケージ、これを2袋購入。
いわゆる「規格外」なので、大きさは大小とりどり。
中には、贈答用にもなりそうな立派なサイズのものも混じっていますけど、おそらく表面に少し傷があったり、形が不揃いだったりするんでしょう。
残念ながらオマケはありませんでしたが、このボリュームで1,000円というのは、やはり直売所ならではのお得感があります。
いざ実食、これぞ秋の味覚「豊水」
さて、持ち帰ってきた梨を早速いただいてみます。
この時期の主役は、もちろん「豊水」。
皮を剥いているそばから、甘く爽やかな香りが立ち上ります。
そして、一口かじると、シャリッとした心地よい食感とともに、口の中いっぱいに、まるで洪水のように果汁が溢れ出す。
この瑞々しさこそが、豊水の真骨頂。
ただ甘いだけでなく、ほんのりとした心地よい酸味が、その後味を驚くほどすっきりとさせてくれます。
甘みと酸味のバランスが、実に見事。
夏の間に火照った身体を、内側から優しく潤し、クールダウンさせてくれるような、まさに自然の恵みそのものの味わいです。
最後に
というわけで、今年もまた、美味しい豊水を食べることができたなと。
早朝のウォーキングで心地よい汗をかき、そのご褒美に、地元が誇る旬の味覚を手に入れる。
これ以上に健全で、満足度の高い休日の過ごし方は他にそうそうないですよね。
「夏の終わり」と「秋の訪れ」を告げる、大切なイベントは今年も無事終了です。
自然の恵みと、生産者の方々の努力に心から感謝。
いやぁ、美味しかった。ご馳走さまでした。
【おまけのワンポイント】
・梨の品種「豊水」は、その名の通り果汁が非常に多いのが特徴。農林水産省の果樹試験場で「幸水」と「石井早生」などを掛け合わせて育成され、1972年に命名・登録されました。ちなみに、市川市は、この豊水の一大産地であるだけでなく、実は「幸水」が生まれた場所でもあります。
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