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2025年9月9日火曜日

【グルメ】カボスでもスダチでもない!新宿『みやざき館』の「へべすソフト」は奇跡の味

【この記事のポイント】
・明治神宮からのウォーキング後、新宿サザンテラスの宮崎県アンテナショップ『新宿みやざき館 KONNE』へ。営業時間前にもかかわらず、親切に対応してくれた「へべすソフトクリーム」を実食。未知の柑橘「へべす」の爽やかな酸味とソフトクリームの甘さの絶妙なバランスは、夏の疲れも吹き飛ぶ美味しさ。



明治神宮の広大な森を歩き、心身ともにリフレッシュした後は新宿方面へとウォーキング。
この日の最終目的地は、新宿駅南口のサザンテラスにある宮崎県のアンテナショップ『新宿みやざき館 KONNE』です。

ここで家族へのお土産を買い、そして火照った身体を癒やすために、何か冷たいものでも食べていこうという作戦です。

なぜ新宿に?アンテナショップの立地戦略




各県のアンテナショップといえば、東京駅近辺や銀座に集中しているイメージがありますよね。
これは新幹線が発着する東京駅や、高級なイメージで集客力のある銀座に店舗を構えることで効率よく県の魅力をPRできる、そんな極めて合理的なマーケティング戦略に基づいています。

この『新宿みやざき館』は、あえてそのセオリーを外して新宿という地に拠点を置いているよう。
おそらく世界一の乗降客数を誇る新宿駅の集客力、そして宮崎への空の玄関口である羽田空港へのアクセスの良さを考慮した独自の立地戦略なんじゃないかなと。

営業時間外の、嬉しいサプライズ



さて、店内で物色したお土産についてはまた別の記事に書くとしてと。
私が自分のために購入したのは、「へべすソフトクリーム」でした。

レジで何気なく「ソフトクリームのミックスをお願いします」と注文、店員さんはにこやかに何事もなく売ってくれました。
でもソフトクリーム受け取り口の案内をよく見ると、なんと営業時間は11:00から。

私が購入したのは、まだ10:00を少し過ぎたばかりの時間。
営業時間外にもかかわらず、気持ちよく対応してくれた店員さんの優しさに心から感謝です。

未知の柑橘「へべす」との出会い





その「へべすソフトクリーム」。
まず、そもそも「へべす」とは一体何者なんだろう。

「へべす」は、宮崎県日向市が特産とする、カボスやスダチの仲間の香酸柑橘。
その名の由来は、江戸時代の終わり、長曽我部平兵衛(ちょうそかべ へいべえ)という人物が山中で発見し、庭先で育て始めたことから、「平兵衛さんの酢」がなまって「へべす」と呼ばれるようになったのだとか。

皮が薄くて種が少なく、そして果汁がたっぷりなのが特徴なんだそうです。


このソフトクリーム、実は無茶苦茶美味しかったんですよ。

明治神宮から6kmほど歩いてきた後だから、という補正もあったかもしれません。
それを抜きにしても、この味の良さは抜群。

まず、へべすの爽やかな酸味がガツンと口の中に広がります。
ただ酸っぱいだけでなく、どこか柚子にも似た華やかな香りが鼻に抜けていく。

そのキリッとした酸味の存在を、バニラソフトの濃厚でミルキーな甘さが絶妙なバランスで優しく包み込んでくれるんです。

計算され尽くした味のハーモニー、甘さと酸っぱさの見事なマリアージュ。
美味い美味いと唸りながらの完食でした。

「へべす」は、カボスやスダチと同様に、焼き魚や唐揚げに搾ったり、焼酎に入れたりして楽しまれることが多い柑橘。
酸味がまろやかで、どんな料理にも合わせやすいのが特徴だそうです。

アンテナショップ等で見かけたら、ぜひ一度、その爽やかな香りを試してみてください。

最後に



というわけで、夏のウォーキングの締めくくりにがは晴らしい出会いがあったなと。

未知の柑橘「へべす」のポテンシャルと、宮崎県の食の豊かさ。
そして何より、営業時間外にもかかわらず笑顔で対応してくれた店員さんのホスピタリティ。

この美味しさですっかり元気を取り戻して、さて、家に帰ることにしましょうかね。






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