・万博の夜の目玉、ドローンショーを見るため、涼しくなった大屋根リングへ。一糸乱れぬドローンの動きとサーチライトが織りなす光景に感動。夜空に描かれるQRコードなど、ショーの終わりと明日への期待で一日を締めくくりました。
時計の針が20:00に近づいてきて、いよいよお目当てのドローンショーの時間。
観覧場所として選んだのは、大屋根リングの上でした。
日中は太陽が照りつけて、とてもじゃないけど上る気にはなれなかった大屋根リング。
この時間になると、心地よい海風が吹き抜ける絶好のクールダウンスポットに変わっています。
海風が心地よい、夜の大屋根リング
リング最上段の芝生に腰を下ろして、ショーの始まりを待ちます。
ドローンが上がるのは海の方角だと聞いてはいるものの、ここからちゃんと見えるんだろうか、なんて少し心配しつつ。
周囲にも同じようにショーを待つ人たちが集まってきて、なんだかワクワクします。
光と音の饗宴、一糸乱れぬドローンショー
お、壮大な音楽とともに、夜空に光の点が現れました。
ドローンショーの始まり!
数えきれないほどのドローンが、まずは4本の直線を描き出します。
海上は風も吹いているはずなのに、まったく乱れることのないその動き。
テクノロジーの進歩を肌で感じる瞬間ですね。
ドローンは曲線状に変異、地上から放たれるサーチライトと美しい光のコラボレーションを見せてくれます。
写真だけではなかなか伝わりにくいので、ドローン動きの凄さはぜひ動画でご覧ください。
ドローンが描く夜空のメッセージ
ショーの後半は、ドローンが夜空をキャンバスにして、様々な文字や形を描き出していきます。
まずは「One World One Planet」。
これは今回の万博のテーマの一つでもありますね。
「地球という一つの惑星の上で、私たちは皆一つの共同体である」という、平和で持続可能な未来への願いが込められています。
続いて現れたのは、なんとQRコード。
遊び心でスマホをかざしてみると、これが実際に読み取れるのに驚き。
大阪・関西万博の公式サイトにアクセスできました。
ん? なぜここで「Keirin」?
そういえば、万博は様々な企業が協賛しています。
これは日本の公営競技である競輪が、オフィシャルパートナーとして名を連ねているから。
なるほど、夜空に浮かぶ広告塔というわけか。
そして「Red Cliff」。
レッドクリフ…といえば、三国志の「赤壁の戦い」で描いた映画を思い出しますけど、こちらはドローンショーを実演する会社名。
1,000機のドローンを操り、驚きと感動を届けてくれることに感謝ですね。
最後は出口の方向を示す案内。
なるほど、そろそろお開きの時間ですよ、ということ。
師匠は「まだパビリオンを見足りない」と粘ろうとしていたものの、彼の体力はもはや限界のはず。
明日もあるからとなだめながら、帰路につくことにしました。
万博初日については以上、明日から書く2日目についても、どうぞお楽しみに。
【おまけのワンポイント】
・ドローンショーは天候、特に風の強さに左右されるため、中止になることもあるようです。公式サイトなどで当日の開催情報をチェックしてから向かうのがお勧めです。大屋根リングの上は、全体が見渡せる良い観覧スポットでした。