モーションウィジット

2020年7月24日金曜日

【散歩】崖にそそり立つ朱の本堂、波切不動尊から九十九里を見下ろす

果たして今年の夏は、旅行に行けるんだろうか。

再び県境を越える移動制限がかかるおそれも、だったら千葉県で探してみるかな。
そんな流れでガイドブックを眺めていて、あ、そうだ。

以前から一度行ってみようと思っていて、すっかり記憶から抜けてた「波切不動尊」をで再発見。
成東という街にあるんですけど、ここに旅行で行くことはまずないので、週末に電車に乗って行ってみることに。

最近は週末の千葉方面の電車はガラガラ、文章を書く時間としてもいいんですよね。

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成東駅に到着、うわっ、雨が降ってきた。
波切不動尊は崖の上にあるので、雨だと滑るんじゃないかな。

成東駅前に並ぶ碑、書いてある名前は伊藤左千夫。
伊藤左千夫って誰だと調べたら、「野菊の墓」の作者、へぇ山武市の出身だったのか。

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駅から歩くこと10分弱、波切不動尊として知られる長勝寺に到着。
堂々とした仁王門、岩の上にある懸崖造りの本堂、いずれも雨に洗われた赤が美しい。

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建立は行基、空海が現在の場所に移したとされているんだとか。
かつてはここの常夜灯が海難を防いだとされているそうですけど、海岸線までは10kmほどの距離があるんです。

当時はまだ海岸にも防波堤はなく、海と陸とが不明確だったんでしょうかね。
遠浅の海、満潮時に下手に近づくと座礁、そんな危険を教えてくれてくれたのかな。

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渡り廊下は狭くて、半端なく高いので怖い。
途中で写真を撮る勇気はなく、壁側に張り付いて足早に素通りするのみ。

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ふう、疲れた。
たかが15mほどを歩くのにこんなに疲れるのは、脚に力が入り過ぎているんでしょうね。

改めて見上げても凄い、いや、登ったからこそ凄く見えるのか。

因みにこの本堂、江戸時代から建っているのを修復しているらしい。
ね、そう言われると壊れるかも、怖いところだと思いません?

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ついでに、ですけど、ここでは明治時代に温泉が湧いていたそうです。
僅か30年で廃業に、温泉が枯れたんでしょうね。

滞在は僅か15分ほど、でもそこそこ面白かったなと。




波切不動尊
0475-82-2176
山武市成東2551

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