モーションウィジット

2020年7月10日金曜日

【散歩】3万5千の敵に囲まれた鉢形城、現地を歩いて巨大さを実感

さて、いよいよ城を観てみるかな。

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北条家の北関東支配の拠点鉢形城はデカいんです。
まずは歴史館に近いところから、城の南西側にある大手から入ってみるかな。

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八高線の線路を渡っての入城。
電車の本数が少ないので遮られることはまずなし、かつて城郭だった時の方が敷居は高かったのは間違いなし。

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鉢形城の特徴、この石積み土塁。
土塁の内側に積んであるので、補強用と、防御時に登り易くするためのものなのかな。

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建造物はこの門くらいですけど、鉢形城の見どころは空堀と土塁。
建造物はおまけみたいなものですね。

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広大なニノ曲輪、防衛上の要はここで、破られたら本曲輪まで一気に攻め上がられてしまいます。

武田信玄、上杉謙信の城攻めに屈せず。
小田原成敗の時も、上杉・前田・真田の35,000人に囲まれても1ヵ月持ち堪えた防御力。

力攻めは味方を過度に損ずると、名だたる戦国武将も城を囲んだだけだったんでしょうけどね。
攻めを躊躇させるのも城の実力、この城には充分な実績ありということでしょう。

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深い谷は深沢川、ここも城の一部です。
当時は階段なんかなく、沢を渡ろうとする敵はバレバレ、格好の標的だったでしょう。

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本曲輪には田山花袋の碑。
田山花袋って誰だ。

… ん?
このセリフ、最近書いたような…

あ、この記事ですね。
妻沼に行った時の記事、ここから妻沼までは25km弱、近いですからね。

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本曲輪から、荒川越しに寄居の町を望む。
真田軍がこの方向に陣取っていたのを、城代の黒澤上野介が見下ろしていたんだな。

そんな風景に浸りながら、さて、そろそろ歴史妄想から現実に戻ろうか。

この日はさすがに疲れて、西武池袋線ではLaview号に乗ってみることに。

所沢から池袋までノンストップ、特急料金は400円。
山吹色の明るい車輌、景色はよく見えるし音も静か。

この日は6時間近く電車に乗っていたので、この座席の快適さがありがたかったんです。
Laview号に乗って、遠くに旅をするのもいいだろうなぁ。

なんて贅沢なことを思いながら、この日の城巡りはおしまい。




【今日のワンポイント】
・鉢形城は日本100名城の一つ。これだけ大規模な土塁や空堀が綺麗に残っていると、なるほどと納得できます。

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