モーションウィジット

2020年7月12日日曜日

【散歩】国府台合戦跡のウォーキング、途中で雨が土砂降りに

とある休日、今日は雨が降りそうだけど、ウォーキングどうしようかな。
遠くに行って雨に降られるのも悲しいし、近場を歩くことにするか。

JR市川駅から歩き始めて、江戸川沿いで国府台城を対岸から眺める。
そして国府台合戦の敵方、北条氏の拠点だった葛西城まで歩くというコース。

これが7kmほど、更に小岩駅まで4kmちょっと、計11kmです。

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まずは江戸川河川敷に到着。
対岸に見えている森が国府台で、写真最左あたりが国府台城跡。

う~ん、雲行きがだいぶ怪しくなってきているな。

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歩いているうちに雨粒がポツポツ、そしてあっという間に強い雨に変わっていきます。

雨を覚悟していたので傘は持っていたんですけど、野球の試合やランニングに来た人は大半が持っておらず。
ザーザー降りになると、びしょ濡れの人が多数という悲惨な状況に。

国府台城の対岸はラグビー場、こんな雨の中でもラグビーの人達は試合をするんだなぁ。
ん? 傘をさしていても洋服が濡れるほど降ってきたぞ。

随分と前ですけど、会社に行く時に家の近くで激しい雨に当たってしまい、そのまま強行で会社に着いて1日中濡れ鼠で過ごしたことを思い出して。
これはヤバいぞと早々に河原を離れて、雨を防いでくれる木の下で雨宿りです。

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降りが収まったので再びウォーキング開始。
葛西城に到着するまでに中川も渡るんですけど、川に挟まれたこの地形、国府台合戦があった時代は葛西城まで全て河原だったんじゃないかな。

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国府台合戦は計2回、いずれも里見軍と北条軍の戦い。

1回目は1538年で、この時は里見軍が味方の小弓公方足利義明と意見が合わず、結果的には足利義明が戦死。
里見軍は無傷のままで、房総半島全体まで勢力圏を広げることができたという流れ。

2回目は1563~64年、当初は里見軍優位だったのが、戦勝と正月で酒を振る舞った里見軍を北条軍が夜襲、一気に戦況は逆転することに。
北条軍は房総半島の三船まで里見軍を追ったものの、ここで反撃に遭い北条軍は大敗北、以降は両者膠着状態になったというもの。

関東は北条がほぼ全域を制覇していたにも関わらず、これを退けることができた里見も相当な強さだったことが窺い知れますね。

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北条軍の本拠地は江戸城だったようで、葛西城はその前線基地。
想像通りこの一帯は川、葛西城は沖積上にあったようなので、それほど大きな規模ではなかったようです。

現代では治水もなされ、葛西城跡は環七に二分された場所にあるので、当時の姿は想像すらできないですけどね。

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周囲の道路も曲りくねっていて、いかにも川が流れていたような風景。
雨には降られましたけど、身近な場所の散歩も細かく観れば意外に面白いものでしたよ。




葛西城址公園
03-3695-8380(葛飾区公園課)
葛飾区青戸7-28
出入り自由

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