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2020年7月25日土曜日

【散歩】九十九里を臨む成東、こんなに大きな城があったとは

波切不動尊のすぐ近く、ここに成東城址があるというので、せっかくだから寄ってみましょう。

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成東城、室町時代に千葉市家臣であった印東氏の城として築かれたもの。
その後、江戸時代初期には青山忠成が入城し、1620年に岩槻に移封、廃城となったという歴史です。

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当時の土塁や空堀は、成東城址公園として保存されています。
城跡にしては随分と緩やかな坂道、若干の違和感を憶えながらも本丸らしき曲輪へ。

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結構な広さ、南東側は切り立った崖ですけど、その他の方向は全てなだらかな…
ん? そうか!

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もしやと思ったのは、残っているのは城のごくごく一部では、ということ。
Google Earthで確認してみると、城があったのは独立した小山、かつては山全体が城だった訳ですね。

北~東は作田川に守られた30mほどの小山、なるほど、これはスケールが大きい。

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城址公園には曲輪のみが残っているようで、その間の空堀もさほどに深くはなし。
まぁここまで攻め上がられたら補給もままならず、あとは逃げるしかない地形ですからね。

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崖の下に広がる街並み、晴れていたら海まで見渡せるんでしょう。
城があった当時は、何も遮るものもなく砂浜が広がるのはさぞや絶景だったでしょうね。

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いつもの如く観光客は誰一人いない城内でしたけど、九十九里沿いの典型的な造りであったろう城址、期待していたより面白かったなと。



成東城址公園
0475-80-1202(山武市都市建設部都市整備課)
山武市成東2654
出入り自由

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