モーションウィジット

2018年8月18日土曜日

【観光】仏様の真っ青なパンチパーマにゃ驚いた

九品仏って、不思議な地名ですよね。
そもそも何と読むのか、初見一発で当てる人がいたら奇跡、偉人か変態といったところでしょう。
正しくは「くほんぶつ」、大仏次郎と同じくらいの難読度かな。
 
その九品仏の地名の由来は浄真寺で、九体の仏像があることによるものというのは初めて知ったんです。
どんな仏像なのか、等々力渓谷から近いので観に行ってみることに。
 
世田谷のこの近辺には、急坂が数多くあるんです。
元は農地か水田だったところに作られた住宅地、多摩川に向かっての勾配に真っ直ぐに作ったんでしょう。
 
この坂、子供の頃だったら、三輪車で一気に下ってみたくなるだろうなぁ。
良くて転倒で怪我、最悪は車にはねられたりする結末を迎えるのも容易に想像できますね。
 
子供の頃、ここに住んでいなくて良かったな。
 
浄真寺入り口は、九品仏駅間近に。
 
参道にあるこの石碑、「禁銃猟 警視庁」と書いてあります。
敢えてこんな注意書きが必要なほど、この近辺で銃の猟が盛んだったことに驚きますね。
 
入り口までは200m弱ほど、結構な距離があります。
 
この広大な敷地、かつては奥沢城だったとのことで、北条氏滅亡の小田原征伐で1590年に廃城に。
江戸時代に入って1678年に浄真寺が開かれたんだとか。
 
中に入ると、小さなお地蔵さんが整列しています。
まるで参拝者を歓迎しているような様子、嬉しい気分になれます。
 
最初のお堂の中をみると、その気分が一変。
中には怖~い閻魔様、相当に機嫌が悪そうな顔付き、身近に似ている人は…思い浮かばないですね。
 
本堂も参拝自由、しかも写真撮影禁止とはどこにも書いてないんです。
普通は駄目なものだし、見落としているだけなのかな。
 
一応、本堂の外から釈迦如来像を撮りましたけど、大きくて立派なんですよね。
周囲の装飾も豪華なもの、これだけでも一見の価値ありです。
 
そして本堂正面に並ぶ3つのお堂に、それぞれ3体ずつの阿弥陀如来像、これが九品仏の由来です。
 
途中、真ん丸の玉が妙に気になって思わず1枚。
接地面は小さいので、強く押すと落ちそうですね。
 
おぉ、これが九品仏か。
 
順次補修中とのことで、ここに並ぶ2体はその前後、随分と輝きが違うものです。
蒼い頭髪も元々の色なんでしょうけど、ここまでド派手な色は街中でもまず見かけることはないよな。
 
まぁそれはいいとして、巨大な阿弥陀如来が並ぶ姿は圧巻。
都内にこんな寺があったとは、新たな発見で楽しかったです。
 
 
東京都世田谷区奥沢7-41-3
03-3701-2029
参拝時間 6:00〜17:00
 

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