モーションウィジット

2025年10月28日火曜日

【観光】まさかのバッテリー切れ悲劇!?巾着田の曼珠沙華まつりで見た真紅の絨毯と白い輝き

【この記事のポイント】
・山登りの師匠に誘われて、埼玉・巾着田の曼珠沙華まつりへ。大混雑を避けるため、早朝5時半過ぎの電車で出発。一眼レフのバッテリー切れというアクシデントに見舞われつつも、見頃終盤の赤い花、満開の白い花のコントラスト、そして朝日を浴びて輝く真紅の絨毯の絶景を堪能。


10月初めの週末。

山登りの師匠から、「巾着田の曼珠沙華、今週末が見頃の最後らしいので行きませんか」とのお誘い。
よし、真紅の美しい景色を見納めに行くとしますか。

早朝の池袋駅と、まさかのアクシデント




巾着田の曼珠沙華まつりは、例年大変な混雑になるんだそう。
そこで、師匠が立てた作戦は、「朝早い電車で行き、混雑が本格化する前に見てしまおう」というものでした。

待ち合わせは、西武池袋駅、5:38発の飯能行き。
こんなに早い時間の西武池袋駅は初めて、さすがにまだ人もまばらです。


電車に揺られること1時間ちょっと。
飯能駅の乗り換えもスムーズで、巾着田の最寄り高麗(こま)駅に到着です。

駅前では名物のトーテムポール…じゃなかった、「将軍標(チャンスン)」がお出迎え。

さて、写真を撮ろうかとリュックから一眼レフを取り出すと…
むむっ! まさかの、バッテリー切れ!

知らぬ間にリュックの中で、電源スイッチがオンになっていたみたいです。
これじゃ1kg以上もある、ただの重たい荷物か…

そうだ。
スマホのバッテリー切れ対策で、モバイルバッテリーは持ってきている。

これをカメラに接続し、巾着田まで歩く間に少しでも充電されてくれれば良いんですけど…

見頃終盤の曼珠沙華と、白い輝き




高麗駅から歩くこと15分ほど、目的地の巾着田に到着です。

この「巾着田」というユニークな地名、蛇行して流れる高麗川によって、きんちゃく袋のような形に囲まれた地形であることから名付けられたそうです。
まさに、自然が作り出した天然の舞台だなと。


園内に足を踏み入れると、そこは見渡す限りの真紅の世界。

そろそろ見頃も終わり、少し枯れかかった花も目立つものの、きれいな場所を探してカメラを向ければこの通り。
一眼レフのバッテリーもどうにか少しだけ復活してくれていて、背景をぼかした雰囲気のある写真を撮ることができました。


赤い花は終わりかけの一方、白い曼珠沙華はまさに今が真っ盛りといった様子。

群生する赤い花も圧巻ですけど、こうして花の形がはっきりと分かる白い曼珠沙華にも凛とした美しさがありますね。

朝の静寂と、光の訪れ




園内を散策していると、お腹が空いてきます。

地元駅で電車を待ちながらパンを1つだけ食べてはきたものの、ここで何かご当地の美味しいものでも食べられれば、と思っていたんですけど…
さすがに、朝の7:00過ぎという時間では、まだ売店も開店準備の真っ最中。
まぁこれは仕方ないでしょう。


再び曼珠沙華の花畑へと戻ると、おぉ、木々の間から朝日が差し込んできましたよ。

花を撮る時、やはり太陽の光は最高の演出家。
光を浴びた花びは鮮やかな赤色に輝き、一層その美しさを増します。


朝早い時間だというのに、園内にはそこそこの数の人々が訪れています。
その誰もが、カメラやスマートフォンを片手に、この絶景を思い思いに切り取っていました。

これは師匠の言葉に従って、早く来たのは大正解だった。
混雑がピークになる時間帯には、この遊歩道も前に進むことすら一苦労になるんだそうです。

橋を渡り、次なる目的地へ




さて、曼珠沙華を堪能した後は、次なる目的地の高麗峠へと向かいます。

近道である「ドレミファ橋」は、残念ながらこの日は閉鎖。
大勢の観光客が訪れるこの時期、幅の狭い橋での事故を防ぐための安全対策なんでしょうね。

代わりに渡ったのがこちらの「あいあい橋」、巾着田の高麗川に架かる歩行者専用の橋です。
橋長91.2m。木製のトラス構造の橋としては、日本一の長さを誇るんだそう。


少し遠回りにはなったものの、いよいよ高麗峠のハイキングコースへ。
天気もよくて気持ちいい道を進んでいこうというところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・巾着田のある高麗(こま)の地名は、7世紀に朝鮮半島の高句麗(こうくり)が滅びた際、日本へ渡ってきた多くの人々がこの地に集められ、「高麗郡」が置かれたことに由来。駅前の将軍標(チャンスン)も、そうした歴史的な繋がりを象徴するものなんですよね。

2025年10月27日月曜日

【IT】1,600円でデジタルの壁を越える!Gboard手書き入力×スタイラスペンが快適な予感

【この記事のポイント】
・Androidアプリ「Gboard」の手書き入力の高性能さに驚愕。これを機にAmazonでベストセラーの安価なスタイラスペンを購入し、アナログとデジタルの融合を図ってみようかなと。


最近はもっぱらグルメ系の記事ばかりを書いていましたけど、今日は少し趣向を変えてガジェットについて。
スマートフォンの文字入力用にスタイラスペンを買ってみた、というお話です。

「え、今さらなんで?」と思われるでしょう。
まずはそこに至るまでの、私の思考の変遷から解説します。

きっかけはKindle、そしてAI全部乗せデバイスとの出会い



最近、すっかりご無沙汰してしまっている読書。
いつか時間ができたら、またあの活字の世界に浸りたい、なんてことを考えていました。

そして、今どき本を読むなら、やはり電子書籍がいいだろう、と。
紙の本はとにかく嵩張る。
以前、家のリフォームの際に大量の本を処分しましたけど、あの重量感と運搬の大変さはには懲りたんです。

電子書籍といえば、AmazonのKindleが代名詞ですね。
他にもe-ink(電子ペーパー)を使ったタブレットを販売している会社はあるんだろうな。
なんて、軽い気持ちで調べてみたところ、とんでもない製品を見つけてしまった。

iFLYTEK AINOTE Air 2 - 未来すぎるAI手帳




(写真はiFLYTEK社公式サイトから借用)

ネットで私の目に飛び込んできたのが、「iFLYTEK AINOTE Air 2」という製品。
これは単なる読書端末ではない、今日のAI技術の粋を集めた超多機能デバイスです。

-リアルタイム音声文字起こし: 会議の音声を、話者まで識別してリアルタイムでテキスト化。

-自動翻訳: 音声をリアルタイムで翻訳・文字起こし。

-手書き文字のAIテキスト化: 96%以上の高精度でデジタルテキストに変換。

-AI要約・議事録作成: ChatGPTを活用して会議の内容を自動で要約、議事録まで作成。

スケジュールやタスク管理ももちろん可能。
要は、音声認識・自動翻訳、手書き文字認識、文章要約といった実用レベルにあるAIの機能をこれでもかと詰め込んだ、「超高機能なデジタル手帳」というわけです。

IT好きの私としては、思わず飛びつきたくなるような魅力的な製品。
しかし、ここで、ふと我に返ります。

これらの便利な機能は、入力した情報を、全て一旦、ネット上のサーバーにアップロードすることで実現されている。
会社の機密情報などを扱う上で、この情報漏洩のリスクは決して無視できない。
つまり私の場合、これは「仕事で使ってはいけないデバイス」なんですよね。

プライベートでこれらの機能を使う機会はまずないだろうし…
そのために7万円以上を出す意味は… ないな。
冷静に判断し、購入は見送ることにしました。

灯台下暗し、Gboard手書き入力の衝撃



iFLYTEKは不要ですけど、私の好奇心は別の方向へ。
そういえばAndroidの日本語入力アプリ「Gboard」にも、手書き入力の機能があったよな。

自慢じゃないですけど、私はかなりの悪筆家。
「手帳に書かれた文字は、高度に暗号化されているようなもの。だから落としても心配ないですね。」、なんて人に言われるほどです。

どうせ「Gboard」も、私の書いた文字は認識してくれないだろう。
そんな思いで、指で画面に文字を書いてみたところ…あれ?

ペンで書くよりもさらに酷いであろう、ぐにゃぐにゃの文字をいとも簡単に認識していく。
画数の多い複雑な漢字も全く問題ありません。

いやぁ、最近のAI技術は本当に凄いな。
これならば、十分に、実用に耐える。

そう確信し、スタイラスペンを買ってみようと思い立った、という次第です。

Amazonベストセラー1位と、紛失防止対策




Amazonで購入したのは「KINGONEタッチペン」。
「ベストセラー1位」という称号と、1,600円とたとえ失敗しても諦めのつくリーズナブルな価格が決め手でした。

充電ポートがUSB-Cだというのも、地味に嬉しいポイント。



ついでに購入したのが、シリコン製のストラップとリングバンド。
そう、これをスタイラスペンに装着し、紛失防止の対策としようというわけです。

普段使っているただのボールペンでさえ年に1本は紛失してしまう私、この対策は必須項目なのです。

いまだ、本格的な出番はなし





ストラップを装着するとこんな感じに。
少し邪魔といえば邪魔ですけど、手首に通して使えばうっかり落とすこともない。
そしてこの形状だと目立つので、置き忘れを防いでくれるはず。

さて、この新しい相棒を、どう活用しようか。

- 家で寝っ転がりながら、ブログのアイデアをメモするのもいい。
- 通勤電車の中でさっとアイデアを書き留めるのにも、使えるかもしれない。
- 旅行先での、ちょっとした記録にも、便利そうだ。

なんて様々な利用シーンを思い描いてはいるものの、実際のところ、まだ本格的な出番には恵まれておらず。

まぁ腐るものでもないので、おいおい機会を探っていこうかなと。

最後に



というわけで、AI全部乗せの未来のデバイスへの憧れから始まり、1,600円のスタイラスペンに行き着いたというお話。

最新技術を追い求めるのももちろん楽しい。
でも今、自分の手の中にあるテクノロジー(Gboard)の、知られざるポテンシャルを再発見し、それを最大限に活用するためのささやかな投資をしてみる。
これもまた、ITとの一つの面白い付き合い方なのかもしれないなと。

さて、このペンが私の生活を便利にしてくれる新たな武器となるかどうか。
成功した際には、また記事に書くことにします。




【おまけのワンポイント】
・スマホの画面は「静電容量方式」という仕組みで、指のタッチを検知しています。そのため、スタイラスペンもただの棒ではなく、ペン先から微弱な静電気を発生させるアクティブな電子機器。Amazonなどで安価に売られているものの多くはこの方式である一方、Apple Pencilなどは端末と連携し、筆圧検知などの高度な機能を持つ「電磁誘導方式」を採用しているんだそう。

2025年10月26日日曜日

【グルメ】コンビニ2.5倍サイズ!『角上魚類』の銀鮭おにぎりは中からも鮭が飛び出すサプライズ

【この記事のポイント】
・休日のランチ調達で船橋の『角上魚類』へ。そこで出会ったのはコンビニの2.5倍サイズという巨大な「銀鮭西京焼ほぐしおにぎり」と、本格的なハワイの味「ポキ刺身」。魚屋の本気が詰まったユニークで美味しい二品、改めて角上の底力を実感。


とある休日、この日のランチを調達すべく私が向かったのは、船橋シャポーにある鮮魚専門店の『角上魚類』。

このお店はただ新鮮で安いだけでなく、非常にユニークな惣菜やお弁当が登場するので、売り場を覗くのがいつも楽しみなんですよね。
さて、今日は何か面白いものに出会えるだろうか。

魚屋の本気、巨大おにぎりとハワイアンポキ




その期待は、今回も裏切られることはなく。
やはり私の好奇心をくすぐる魅力的な商品がありました。

まず、目に飛び込んできたのが、「銀鮭西京焼ほぐしおにぎり」。
西京味噌に漬け込んで香ばしく焼き上げた銀鮭、これをたっぷりと使った巨大なおにぎりです。

その大きさは、コンビニのおにぎりのなんと約2.5倍。
しかもてっぺんには筋子の醤油漬けまでトッピングされているという、なんとも贅沢な一品。

そしてもう一つが「ハワイアンポキ刺身」。
マグロとアボカドを醤油ベースの特製ダレで和えた、ハワイの伝統的な魚料理「ポキ」です。

そのままお刺身として食べるもよし、ご飯に乗せてポキ丼にするもよし。
これは、酒の肴にもぴったりですね。

いざ実食、二層構造のサプライズ




さて、まずはおにぎりから、頂きましょう。

一口食べると、まず、西京味噌の上品な甘みとコクが口の中に広がります。
ただの塩鮭ではないこの奥深い味わい、さすがは魚のプロの仕事。

塩味はやや強めですけど、それがまたご飯とよく合うんです。

西京漬けの鮭というだけでも十分に魅力的ですけど、筋子のトッピングは嬉しいサプライズ。
口の中に飛び込んでくる、筋子の濃厚な旨味と塩気、素晴らしいアクセントになっています。

巨大なおにぎりを最後まで飽きずに食べさせる、そんな見事な計算ですね。



そういえば以前このお店の同じシリーズで明太子と鰻のおにぎりを食べた際、具が二層構造になっていたよな。

もしや、この銀鮭も?
食べ進めてみると、やはりそうでした。
写真にあるように、ご飯の中にもほぐされた銀鮭がたっぷりと隠されています。

これまで食べた明太子や鰻よりも、この銀鮭西京焼が一段上の味わいじゃないかな。

本格的なハワイの風、ポキ刺身





続いて「ハワイアンポキ刺身」。
一口食べて、まず驚いたのが、その香りです。

これは、カレー?
なんて感じるカイエンペッパーか何かのスパイシーな香りが、ふわっと鼻を抜けていきます。

日本の食卓向けに食べやすくアレンジされているのだろう、そんなふうに高を括っていましたけど、これはかなり本格的。
クリーミーでありながらピリッと辛いソースは、まさに“大人のための味付け”といった印象でした。

マグロとアボカドは、ほぼ同じ大きさに丁寧にカットされている。
こういう細やかな仕事ぶりに、角上魚類の真面目さが感じられて好感が持てますね。

最後に


というわけで、今回もまた、『角上魚類』で、素晴らしい出会いを果たしました。

魚屋ならではの、素材を活かしたアイデアと、丁寧な仕事ぶり。
そして、客を驚かせ、楽しませようという、サービス精神。

いやぁ、角上魚類はやっぱり素晴らしいですね。
美味しかった、ご馳走さまでした。






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2025年10月25日土曜日

【ふるさと納税】160g超え!宮崎『鰻楽』の大型うなぎ蒲焼は贅沢すぎる極上の味

【この記事のポイント】
・宮崎県宮崎市からのふるさと納税返礼品は、『鰻楽』の大型うなぎ蒲焼。1尾160g以上というその堂々たるサイズに圧倒されつつ、ふっくら肉厚な身と香ばしいタレが織りなす極上の味わいを堪能。


今年のふるさと納税、宮崎県宮崎市からの返礼品は「鰻の蒲焼」。

昨今、鰻の価格は高騰する一方、外食でというわけにはいかなくなってきています。
そんな私にとって、ふるさと納税の返礼品でいただく鰻は楽しみの一つなんですよね。

1尾160g以上、堂々たる大型鰻




今回届いた鰻の大きな特徴は、なんといってもそのサイズ。
1尾あたり160g以上という、なかなかの大きさなんです。

これが3尾入っているんですけど、家族3人で一人1尾ずつというのは少し多すぎるかもしれない。
そこで今回は2尾だけを解凍、3人でシェアしていただくことにしました。

と、ここで豆知識を一つ。
鰻は魚なのに「匹」ではなく、「尾(び)」で数えるのが一般的ですね。

これはかつて、魚を行商する際に鰓(えら)に紐や縄を通してまとめて運んでいた名残なんだとか。
その姿から「一連(ひとつら)」と数えられ、それが時代とともに変化し、「一尾(いちび)」となったという説が有力だそうです。

いざ実食、ふっくら肉厚の九州産鰻




3人でシェアするので、1尾を6つにカット。
それでもこのサイズ、一つひとつの切れがなかなかの大きさで実に美味しそうです。

よし、それでは頂きましょう。


一切れをカプッと齧ると、おぉこれは美味い。
まず、身の厚みが、スーパーで売られているものとは、全く違います。

そして箸を入れると、驚くほどふっくらふんわり。
それでいて、皮目はパリッと香ばしく焼き上げられています。

肉厚な身から、上質な脂がじゅわっと溢れ出してくる。
この脂が全くしつこくなく、むしろ上品な甘みとコクに。

タレの味付けも甘すぎず辛すぎず、絶妙な塩梅。
鰻そのものの味を見事に引き立てています。

追加のタレも付いていたものの、全く使う必要がないほど味は十分でした。

最後に



というわけで、宮崎市から届いた、素晴らしい鰻の蒲焼。

この鰻を手がけているのは、「鰻楽(まんらく)」という、宮崎に養鰻場やレストランを持つ会社です。
徹底した水質管理とこだわりの餌で、健康で美味しい鰻を育てているのだとか。
その丁寧な仕事ぶりが、この一尾に、ぎゅっと詰まっていました。

美味しい鰻に感謝、ご馳走さまでした。






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2025年10月24日金曜日

【グルメ】和洋折衷の極み!神田『TRATTORIA ISSEI』で味わう「大人のための絶品パスタ」

【この記事のポイント】
・出社日のランチ、偶然会った同僚と3人で界隈で人気のパスタ店へ。奇跡的に空いていたカウンター席で、和のハーブ「春菊」と「みょうが」を使った独創的なパスタを堪能。


とある出社日のランチタイム。
この日は会社の仲間と二人、どこか美味しいものでも食べようかとオフィスを出発。

一先ず神田方面に歩いていると、信号待ちの交差点で別の同僚とバッタリ遭遇。
聞けば午後から在宅勤務に切り替えるところで、これからランチだとか。
それならばと、3人で食事をすることになりました。

偶然の出会いと、奇跡のカウンター


後から合流した同僚が、「この近くに、美味しいパスタのお店があるんですよ」と。

お、あのお店か。
私も存在は知っていたものの、通勤・帰宅時にしか通らない道にあるのでランチには行ったことがないなと。

店名は『TRATTORIA ISSEI』。

実は結構な人気店のようで、お店に到着した11:40にはほぼ満席。
カウンター席だけが空いており、滑り込みセーフでした。

和のハーブが香る、独創的な一皿




まず、セットのサラダから。

シャキシャキとした新鮮な葉物野菜、クリーミーなドレッシングがまた美味い。
酸味と甘みのバランスが絶妙で、野菜の味を見事に引き立ててくれています。

このサラダだけで、お店の実力が窺えますね。


そしてメインのパスタ。
選んだのは日替わりメニュー、「小柱と春菊とみょうがのパスタ」です。

ニンニクの香りに食欲そそられながら、よし、それでは頂きましょう。

パスタを一口食べると、ニンニクとオリーブオイルの香ばしい風味が広がります。
そして主役の小柱は火の通り加減が絶妙、プリッとした食感と凝縮された海の旨味がたまらない。

そこに独特のほろ苦さを持つ春菊と、爽やかな香りのみょうががアクセントとして加わる。
この春菊とみょうがという、日本の食卓ではお馴染みの「和のハーブ」が、パスタという洋の料理の中でも全く違和感なく、見事なハーモニーを奏でています。

ニンニクの効いたオイルベースのソースによって、それぞれの食材の個性が一つにまとめ上げられている。
これは計算され尽くした、大人のためのパスタなんだなと。

最後に



というわけで、偶然の出会いから始まったこの日のランチ。
新鮮なサラダに独創的なパスタ、これで1,100円という価格設定には大いに納得でした。

いつも同じようなものばかり食べていては、決して出会うことのなかったであろう、新しいパスタの世界。
その扉を開くきっかけをくれた同僚の提案には、心から感謝です。

いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。






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2025年10月23日木曜日

【ランチ】800円!?OTEMACHI ONEの『とんかつ まるや』ロースかつ定食は奇跡のコスパ

【この記事のポイント】
・出社日のランチは仕事仲間のリクエストで『とんかつ まるや』へ。驚愕の800円という価格設定ながら、揚げたてのロースかつ、しじみの赤だしにご飯とそのクオリティは本物。大手町ランチの最適解の一つを再確認。

とある出社日のランチタイム。
この日は会社の仲間と4人、食事に出かけることになりました。
メンバーの一人が「あの、安くて美味しいとんかつ屋さん、行きましょうよ」と力強く提案。
その一言に、他のメンバーも満場一致で頷きます。

大手町の奇跡?行列のできるとんかつ店



お店の名前は『とんかつ まるや』、OTEMACHI ONEの地下1階にあります。
入口前の立て看板に書かれた「ロースかつ定食800円」の文字、物価の高い大手町であることを考えると、信じがたい価格設定です。
その安さに惹かれてか、時刻はまだ11:35とお昼のピーク前にもかかわらず店先には行列。
とはいえ、この時間はまだ店内に空き席あり。
待つこと5分もなく、すんなりと店内に入れたのはラッキーでした。
この『とんかつ まるや』、新橋に本店を構える人気店で、その安さの秘密は徹底した効率化にあるのだとか。
食材の大量一括仕入れはもちろん、メニューを絞り込むことでオペレーションを簡素化、驚異的な回転率を実現しているんだそうです。

800円とは思えぬ、王道のロースかつ定食



運ばれてきたのは揚げたてのロースかつに山盛りのキャベツ、そしてご飯とお新香に赤だしの味噌汁。
これぞ日本のとんかつ定食の王道ともいえる布陣だなと。
ロースかつのサイズは特別に大きいわけではないものの、私にはちょうど良いボリューム。
そして何度見ても、この内容で800円というのは大手町界隈では破格中の破格ですね。
よし、それでは早速、頂きましょう。
まずは赤だしから。
しじみの滋味深い出汁が、身体にじんわりと染み渡ります。
二日酔いの朝に飲んだら最高のパフォーマンスを発揮してくれそうな、実に美味しい一杯。

さて、いよいよ主役のロースかつ。
衣は、粗めのパン粉を使っていて、サクサクと小気味良い食感。
中の豚肉は脂身と赤身のバランスが良く、柔らかくてジューシー。
テーブルに置かれた少し甘めの特製ソースをたっぷりと絡め、炊きたての白米と、シャキシャキの千切りキャベツともに頬張る。
口の中での三位一体のハーモニー、たまりませんね。
和からしをツンと効かせると、その刺激が豚肉の脂の甘さをより一層引き立ててくれます。
う〜ん、安いだけじゃなく味もなかなかのものです。

最後に


というわけで、同僚に誘われて訪れた『とんかつ まるや』。
この値段でこの味とボリュームは、文句のつけようがない。
素晴らしい企業努力に心から感謝です。
いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。




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2025年10月22日水曜日

【グルメ】世界一辛い唐辛子「リーパー」の実力!湯気でむせる「広島しおリーパーラーメン」

【この記事のポイント】
・広島アンテナショップで買った「広島しおリーパーラーメン」を賞味期限切れで発見、意を決して実食。世界一辛い唐辛子「キャロライナ・リーパー」を使ったというその一杯は、湯気だけでむせるほどの超攻撃的な辛さ。


先日、食品ストックの棚を整理していると、見覚えのあるパッケージを発見。
銀座にある広島県のアンテナショップ、『TAU』で買ってきた「広島しおリーパーラーメン」。

おぉ、食べるのをすっかり忘れていた。
パッケージに印字された賞味期限は、だいぶ前に過ぎ去っています。

まぁ乾麺だし、あまり関係はないだろう。
むしろ辛さが少しはマイルドになって、ちょうど良くなっているかもしれない。

そんなお気軽さで、この日のランチに食べてみることにしました。

辛爆!えくすとりーむからい!




それにしてもこのパッケージの煽り文句、なんとも挑戦的です。
「辛爆」「えくすとりーむからい」「世界でもかなり辛い唐辛子!広島産キャロライナリーパー使用」。

在宅勤務の日のランチにして、午後の仕事に支障が出ても困る。
かといって、休日に、家族を差し置いて、私だけこれを食べるわけにもいかない。

なんてグズグズしているうちに今日まで引っ張ってしまった、というのが正直なところでした。

それにしても、広島と「激辛」。
お好み焼きや牡蠣のイメージが強いですが、実は広島は、つけ麺の激辛文化が根付いている土地。

また、レモンの生産量日本一を誇ることから、タバスコならぬ「レモスコ」のようなユニークな辛味調味料も生まれています。
このラーメンも、そんな広島の新たなる「辛さ」への挑戦なのでしょう。

調理はいたって簡単。

お湯を沸かし、スープの素と乾麺を入れて3分茹でるだけです。

湯気だけでむせる、リーパーの実力




完成したラーメン、見た目はごく普通の大人しい茶色の塩ラーメン。
少なくともこのビジュアルからは、激辛はみじんも感じられないですね。

辛さを少しでも緩和するため、保険としてゆで卵を入れてと。
よし、それでは頂きましょう。

まずは、レンゲでスープを一口…
ゲホッ、コホッ…!

立ち上る湯気を吸い込んだだけでむせてしまいますね。
これは相当に手強そう…

気を取り直して、改めて少量のスープを口に含みます。
…う〜ん、辛いぞ、これ。


麺との相性はどうだろう。
う〜ん、スープと麺、それぞれが全く別の個として独立しているような印象です。

麺に絡まったスープだけなら、なんとか食べ進めることはできます。
でもスープそのものを口にすると、旨味よりも先に暴力的なまでの辛さが、舌を直撃してくる。

旨味やコクといった味わいの土台が感じられず、ただただ、攻撃的な辛さだけがそこにある、という感じです。

辛さの向こう側へは、行けなかった


この辛さの素であるキャロライナリーパーは、ギネス世界記録にも認定された「世界一辛い唐辛子」。
その辛さはタバスコの約400倍とも言われ、まさに兵器レベルなんですよね。

単なる「辛味」というよりは、「痛覚」を直接刺激するような鋭利な攻撃性。
生半可な覚悟で挑む相手じゃないんですよね。

私も辛いもの好きを自負してはいるものの、「旨さ」と「辛さ」が両立しているということが大前提。
辛さの向こう側にしっかりとした旨味があるからこそ、その刺激を乗り越えたいと思えるんです。

この「広島しおリーパーラーメン」は、私のような軟弱な「旨辛」ファンではなく、ひたすらに辛さの高みだけを求める「激辛アスリート」向けの特別な一杯なんだなと。

最後に


というわけで、賞味期限切れのラーメンとの熱い戦い、結果は、私の完敗でした。

世の中には、まだ私の知らない辛さの世界がある。
その事実を、改めて思い知ったなと。

スープは残したものの、麺は完食。
ご馳走さまでした。




【おまけのワンポイント】
・キャロライナ・リーパーは、アメリカのサウスカロライナ州で開発されたもの。見た目は赤く、表面には小さな凹凸があって一見すると可愛らしいものの、外見とは全く別の危険な食物。

2025年10月21日火曜日

【グルメ】メニュー700種以上!?結城の『海山亭いっちょう』は家族全員大満足の和風レストラン

【この記事のポイント】
・毎年恒例の結城での墓参り後、家族で『海山亭いっちょう結城店』へ。700種以上という驚異的なメニュー数を誇る個室完備の大型和風レストラン、鰻・蕎麦・海鮮丼がセットになった「トリオセット」に挑戦。その圧倒的なボリュームと、施設の充実ぶりに驚き。


毎年9月恒例となっている茨城県結城市への墓参り、その後は皆で食事に行くのが我が家の習わしです。

今回訪れたのは、『海山亭いっちょう結城店』。
このお店、ファミリーレストランと和風レストランのちょうど中間といった佇まい。

店内には、大小様々な規模の個室が多数用意されており、何よりメニューが700種類以上もあるという豊富さが大きな特徴です。

蔵造りの外観と、辞書のようなメニュー




お店の外観は純和風、白壁の蔵のような造りを意識しているんでしょうね。
駐車場も広々としており、車でのアクセスも非常に便利です。


これが噂の700種類以上を誇るメニューブック。

食事メニューは、鰻、すき焼き、天ぷら、刺身といった和食の王道はもちろんのこと、思いつく限りの和食がほぼ全て揃っています。
さらには中華や韓国料理、ステーキにハンバーグ、果てはパスタやピザまで網羅しているという驚異の充実ぶり。

当然、メニューブックも超分厚く、片手で持つとずしりと重みを感じるほど。

ノンアルの悲哀と、父への対抗心




この日の私は運転手、なので残念ながら、ノンアルコールビールで我慢です。
最近のノンアルはかなり美味しくなったとは言うものの、やはり本物のビールが持つ麦のコクやホップの香りには、まだまだ及ばない。

まぁ、これは仕方ないとして、さて、豊富なメニューの中から、何を選ぶか。

選ぶのが面倒になった父は、早々に「俺は、鰻と蕎麦のセットにする」と宣言。
「へぇ、ペアセットなんて、贅沢だなぁ」なんて妹と話していると、彼女がメニューのある一点に注目しています。

「鰻と蕎麦に加えて、海鮮ちらし丼まで付いた『トリオセット』っていうのもあるよ」と。
父へのささやかな対抗心、すっかり乗せられてしまい私も妹と同じ「トリオセット」を頼むことに。

これだけの品数がついてお値段は1,980円(税抜)、決して高いわけではないですしね。

三位一体のボリューム、トリオセットとの戦い





きた、トリオセット。
それぞれが小サイズとはいえ、三つ揃うとなかなかのボリューム。

これは頑張って食べきるしかない。
よし、それでは頂きましょう。


まずは、鰻から。

焼き加減や香りなど…まぁ正直なところ、特筆すべき点はなし。
この価格帯で食べられる、ごくごく普通の安定した味わいの鰻、といったところでしょう。


続いて蕎麦。
こちらは意外にも(と言っては失礼ですけど)、なかなか美味しい。

蕎麦そのものの香りはそれほど強くはないものの、しっかりと締められていて、コシのある喉越しの良い蕎麦でした。


そしてミニ海鮮ちらし丼。
こちらも、まぁ普通に美味しいといったところ。

ただ、マグロやサーモンの刺身は、ミニサイズとは思えないほどしっかりと乗っています。
これだけでも十分、お腹が満たされてしまいそうなほどでした。

最後に


というわけで、墓参りの後に訪れた、『いっちょう』での食事。
正直なところ、一つひとつの料理が感動するほど美味しいというわけではないんです。

でも圧倒的なメニューの豊富さ、そしてボリューム。
そして何より、施設の充実ぶりがこのお店の最大の魅力です。

我々が通された部屋も掘りごたつ式の完全な個室、周りを気にすることなく、ゆっくりと食事を楽しむことができました。

廊下も広々としており、店内の移動もスムーズ。
どんな世代、どんなグループで訪れても必ず「食べたいもの」が見つかり、そして快適に過ごせる。

地方のロードサイドに最適化された、素晴らしい場だと感心です。
ご馳走さまでした。

【おまけのワンポイント】

・『海山亭いっちょう』は、群馬県を中心に、北関東で広く展開するレストランチェーン。そのルーツは、群馬県太田市で創業した、一軒の小さな食堂だそうです。そこから、これだけの巨大チェーンへと成長した歴史を考えると、その経営手腕には、ただただ驚かされるばかりです。






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