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2023年8月4日金曜日

【旅行】長崎歴史文化博物館、奉行所の再現がお見事

【この記事のポイント】
・長崎の歴史を学べる『長崎歴史文化博物館』、奉行所の再現展示が素晴らしい



雲仙・長崎旅行3日目、飛行機は15:35と時間はありますけど、雨が降る時間帯もあるので屋内の観光施設を巡るにするのが無難。
まずは長崎の歴史を知っておこうと『長崎歴史文化博物館』を訪れてみましょう。

オープンしたのは2005年、比較的新しい博物館は長崎県と長崎市が共同で事業主体となっているもの。
公営ということもあってか、入館料は大人630円と安いんです。

その名の通り、展示物は長崎の歴史と文化に関するもの。
入り口にあるのは江戸時代のくんち神輿、現存するもので最古だと書いてありました。

展示の中には長崎くんちの解説ビデオがあり、これは最初から最後までじっくりと見入る面白さ。
・長崎くんちは諏訪神社の例祭、1634年に2人の遊女が謡曲小舞を奉納したことが起源
・踊りを奉納する街を「踊町」といい、7年に一度出番が回ってくる
・キリスト教の禁教で長崎にも寺社が復活したが参拝する人は少なく、長崎くんちの奉納踊を当番制で義務付けることで、全員が諏訪神社の氏子となった
・長崎くんちは中国人にも見物が許可されており、衣装や演し物にも外国の影響が色濃く出ている

長崎くんち、一度くらいは生で観てみたいものですね。

江戸時代の長崎、出島もはっきりわかるよう描かれていますね。
ピーク時の人口は6万人もいたそうですけど、それでも山の斜面にまで人は住んでいなかったようです。

アーチ型石橋の構造がわかる模型。
石の重さを利用して、崩れないようバランスをとっているというのがよくわかります。

両親も挑戦してみたところ、ガラガラと崩れて元に戻せなくなり...
職員の方に助けてもらったそうです。

唐人屋敷の模型、中国人も区切られた敷地に住んでいたんですね。
私が泊まっていたJALシティ長崎がある辺りが新地蔵所という中国人向けの貨物倉庫で、ここと唐人屋敷が橋で繋がっていたらしい。

長崎歴史文化博物館のもう一つの見所、奉行所の展示に。

長崎奉ってどんな人?
へぇ、大名クラスから上級旗本、江戸時代の末期になると石高よりも実力を買われて登用された人もいたのか。

本給は8,000万円〜6億円と超高給、加えて副収入も多かったというから驚きます。
江戸往来に際しての行列は、10万石格の大名行列に準じることとされていたそうです。

内部を忠実に復元したという建物、なかなかのスケール感ですね。
ボランティア劇団による寸劇なんかもやっているそうで、面白そうだなと思いつつも時間があわず残念。

展示物はさほどに多くはないものの、なかなかユニークな博物館。
頑張ってます。




長崎歴史文化博物館
長崎県長崎市立山1-1-1
095-818-8366
営業時間 4月~11月 8:30~19:00、12月~3月 8:30~18:00
休日 第1・第3月曜日

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