モーションウィジット

2021年9月8日水曜日

【考察】カーシェアはお得なのか、必要な時に乗れるのか​

15年乗った車を手放し、代替の購入をせずカーシェアに切り替えたというのは以前書いた通り。

自家用車がある生活は35年続いていたので、車がないというのはかなり大きな転換なんです。
この転換について、改めて考察してみたというのが今日の記事。

この35年の世の中の変化、カーシェアと車所有の経済合理性比較、最後にカーシェアステーションの数という順番でまとめてみます。


1.車を持たないという選択肢 ~世の中の変化~

バブルと言われた時代、レンタカーは「わナンバー」(ナンバープレートの平仮名が「わ」だから)と称される扱い、つまり自ら車を持てないのは恥ずかしいことだ、という感覚もあったんです。
そんな時代が終わったのはいつ頃なのか、今時の若者は車所有はおろか、昨年の新成人の運転免許保有率は56%、自ら運転しないという人も増えている時代になっています。

また、自動車市場も様変わり、2020年はトヨタの電動車シェアが22%になるなど、着実に脱炭素は進んでいる状況。
一度買った車は10年、15年と長く乗るのが私、車を買ったとしても、ほどなく間もなく時流にそぐわないものになるのは間違いないんだろうなと。

そして何よりも大きな変化はシェアリングエコノミーの進展。
スマホの普及が原動力で、短い時間単位での場所や物の貸し借りも容易な世の中になりましたよね。

休日のみ、しかもその半分以上は車に乗らないという今の生活。
家から歩いて1分のところにタイムズカーのステーションがあるのに気付いて、これは自ら所有する必要はなくなったな、という判断に至った訳です。


2.カーシェアは低コストなのか ~経済合理性の検証~

レンタカーは、1日借りて1万円というのが何となくの相場感。
カーシェアは15分から小刻みに借りることができ、しかもガソリン代も220円/15分という料金に込みなんです。

車を保有しているとかかるコストは様々、これを月額換算するとカーシェア何時間分になるのかを検証してみました。

まずは車保有のコストについてですけど、かかるのは2年に1回の車検と自賠責保険、毎年の税金と任意保険、月々で駐車場そしてガソリン代というところでしょう。

車検・自賠責保険
車種によるものではあるものの、私が払っていたのは自賠責保険込みで10万円弱ってところだったかなと。
少し控えめにして8万円、1年間だと4万円としておきます。

税金
自動車税は39,500円、四捨五入で4万円。

任意保険
正確には覚えていないんですけど、最低限の自損事故保証を含めて、確か年4.5万円くらいだったような。

駐車場
これも地域によって様々、家のマンションは1.1万円、年間で13万円。

ガソリン代
最近は、年に3,000kmくらいしか走らず。
燃費は12km/Lくらいなので250L、リットル160円として4万円。


以上、車検・自賠責保険4万円、税金4万円、任意保険4.5万円、駐車場13万円、ガソリン代4万円の計29.5万円が年間のコスト。
これに車両代を加算、300万円の車に10年間乗るとして年間30万円、計約60万円が年間の総保有コストです。

これを月平均にすると50,000円。
カーシェアは15分220円、1時間で880円、50,000を880で割ると約57時間、これ以上に車を使う見込みがあれば、所有したほうが得だという計算になります。

毎週末に12時間乗っても、月では48時間にしかならず。
私はこんなに使うことはないので、カーシェアの方がコストセーブになることは間違いないんです。


3.必要な時に使えるのか ~周辺のカーシェア台数~

いくらコストが安くても、シェアリングは使いたい時に使えないというリスクがありますよね。

家から歩いて1分のところにタイムズカーのステーションがある、というのは上に書いた通り。
ここには4台の車があって、全て出払っていることもない訳ではないんです。

それじゃと、周辺にもステーションはあるのかを確認。
・徒歩5分圏内には2つ、それぞれ1台ずつ計2台
・徒歩7分の最寄り駅に2つ、合計7台
・もう一つの徒歩圏内の駅の周辺には4つ、計14台
.・徒歩10分ほどのショッピングモールにも2台

メイン以外のステーションにもトータル25台、これだけあればさすがに全て出払っていってことはないでしょう。
住んでいるところによるとはいえ、普通の住宅地にある私の家でもこんなに台数があるとはちょっと驚きですね。

数字としては十分、あとは実際に使ってみないとわからんか。
利用時の記事は、いずれアップします。




【今日のワンポイント】
・8月末に話題になった(?)、環境省の「グリーンライフポイント」、これでもカーシェアはポイント対象として推奨されています。最近はSDGsも大流行、でも「持続可能な社会」って、何よりも大切なものですよね。

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