モーションウィジット

2021年2月7日日曜日

【観光】遠出できない緊急事態宣言、近場で日本の歴史を振り返ろう

とある休日、この日は佐倉にある『国立歴史民俗博物館』、通称歴博に行ってきました。

前回は2年前と比較的最近、あの時は「先史・古代」が改装中だったんですよね。
一体どんなものが完成しているんだろうかと、気になってはいたんです。

コロナ禍で遠出はできず、歴博ならば同じ県内だし、どうせ空いているだろう。
密を避けるという意味では、かえっていいんじゃないかなと考えた次第。

IMG_0337.jpeg
しかもこの日は冷たい雨が降っていて、そんな日に来る人はまずいないはず。
と思っていたところが、着いた時に3人の方が入っていくのを見かけて、こんな日でも私のような人がいるもんなんだと妙な親近感。

館内は広いので、中に入ったらほとんど人はおらずでしたけどね。

IMG_0338.jpeg
「先史・古代」の第1展示室に入っていくと、おぉ、かなり精巧なマネキンがあるじゃないですか。

これは日本に初めて人類がやってきた頃、旧石器時代(紀元前35,000~同14,000年頃)の家族で、皮を鞣したり狩猟のための石器を作ったりしている様子。
今にも動き出しそうなリアルさで、さすがつい最近の技術で作ったものの迫力は違うなと。

IMG_0341.jpeg
ふと上をみると、おぉ、危ない。
落とし穴にかかった獲物を仕留める姿だそうですけど、リアルなだけに結構ビビりますね。

IMG_0343.jpeg
日本列島最古の土偶、と書いてありますね。

女性の身体を表しているもので、三重や滋賀で出土したものなんだそう。
当然レプリカですけど、こんなものは初めて見たなと。

IMG_0345.jpeg
日本全国の縄文土器をこうやって見比べると、地域によって特色があるというのがよくわかるんです。
そして縄文が意外にお洒落な装飾、結構手の込んだものを作っていたんだと感心します。

IMG_0347.jpeg
へぇ、こんなにデカい家も建てていたとは。
近年は古代の遺跡発掘が進んでいるので、いろいろ新しい発見があるんですね。

IMG_0351.jpeg
おぉ、容器に土偶の顔がついている、これも初めて見たな。
かなり個性の強い容器、庭のある家に住んでいたら、こんなの一つ置いておきたい。

IMG_0353.jpeg
縄文人と弥生人、並べているので顔の特徴の違いがわかるなと。
これを見ていたご婦人、「あたしゃどっちかというと縄文の顔だね」と言っていましたけど、確かにその通り。

縄文時代と弥生時代はスパッと切り替わった訳ではなく、両時代が混在した期間が長くあった、という近年の定説通りの展示。
子供の頃に習ったのとは異なる歴史を知るのにも、この第1展示室はいい教材。

一度観てみる価値は十分にありでしたよ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ミニ土偶人気の3種セット【送料込】【送料無料】
価格:1500円(税込、送料無料) (2021/2/6時点)




【今日のワンポイント】
・弥生時代の特徴である稲作は、北海道と沖縄には広まらなかったとのこと。この両地方は海の資源が豊富なので、稲作の必要がなかったんだそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿