モーションウィジット

2025年9月30日火曜日

【ふるさと納税】ポークピカタに無水鍋、生姜焼き!「うずしおポーク」は万能絶品な豚肉

【この記事のポイント】
・今年のふるさと納税、第一弾は長崎県西海市のブランド豚「うずしおポーク」。昨年からのリピート指名です。娘のリクエストに応えた洋食の定番「ポークピカタ」から、野菜の旨味が凝縮された無水鍋、そして白米が止まらなくなる生姜焼きまで、その万能な美味しさを改めて実感。


今年のふるさと納税は、ちょっと様子が異なりますよね。
10月以降はいわゆる「改悪」、ポイント付与が禁止になるというので、例年よりも少し早めに動き出すことにしました。

記念すべき今年最初の返礼品として我が家に届いたのが、長崎県西海(さいかい)市の「うずしおポーク」です。

信頼のリピート指名、「うずしおポーク」




実は昨年、この西海市の定期便をお願いしており、この「うずしおポーク」もその際に何度か送っていただいていました。

脂身の甘さと、赤身のきめ細やかな肉質は、一度食べてすっかりその味の虜。
実力をよく知った上での、信頼のリピート指名というわけです。

娘のリクエストに応えて、洋食の定番「ポークピカタ」




さて、この美味しい豚肉をどうやって食べようか。

まず最初に食卓に登場したのは、「ポークピカタ」、娘からのリクエストだそうです。

ピカタは、薄切りにした肉に塩胡椒で下味をつけて小麦粉をまぶし、粉チーズを混ぜた溶き卵をたっぷりと絡ませて焼き上げる、イタリア発祥の洋食の定番料理。
その名前は、イタリア語の「piccata(槍の一突き)」に由来すると言われています。

手軽に作れて見た目も華やか、食卓がパッと明るくなりますね。


ソースは、ケチャップとマスタードを和えただけのシンプルもの。
さて、それでは頂きましょう。

パクっと一口、うん美味い!

豚肉そのものが驚くほど柔らかく、衣となっている卵と粉チーズの香ばしくてコクのある味わい。
この衣が豚肉の旨味を内側にぎゅっと閉じ込めてくれています。

ケチャップの甘酸っぱさ、マスタードのピリッとした辛味、豚肉の脂の甘みをさらに引き立ててくれる。
これは、子供から大人まで、誰もが大好きな味ですね。

素材の力を引き出す、無水鍋と生姜焼き



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別の日に、「豚肉とキャベツの無水香味鍋」。

豚肉とざく切りにしたキャベツ、そして香味野菜をホットプレートに入れてと。
水を一切使わずに、素材の水分だけで蒸し煮にするという究極にシンプルな料理。
シンプルだからこそ、素材の良さがダイレクトに問われます。

この「うずしおポーク」は、その期待に見事に応えてくれました。
豚肉の濃厚な旨味とキャベツの優しい甘みが、鍋の中で一体となって、えもいわれぬ美味しさを生み出しています。
まさに、素材の力を最大限に引き出した一皿だったなと。


そして豚肉料理の王道中の王道、「生姜焼き」。
細切れ肉を使って、さっと炒め合わせるスタイルで。

これもまた、鉄板の美味しさ。
脂身の甘さと、赤身の旨味のバランスが良い「うずしおポーク」は、生姜焼きに最適な豚肉と言えるかもしれません。

甘辛いタレと生姜の爽やかな香りが、豚肉の味を極限まで引き立てる。
このタレが染みた千切りキャベツもろとも、炊きたての白米の上に乗せてかきこむ。

日本人に生まれて良かったと、心から思える瞬間。
たまりませんね。

最後に



というわけで、今年のふるさと納税第一弾、「うずしおポーク」。

洋食から、シンプルな鍋、そして和食の定番まで。
どんな調理法でも、そのポテンシャルを遺憾なく発揮してくれる万能選手でした。

その名前の由来は、日本三大急潮の一つである針尾瀬戸の「うず潮」を間近に見て育つことから来ているのだとか。
そんな豊かな自然環境が、この美味しい豚肉を育んでいるんですね。

素晴らしい返礼品を送ってくれた西海市に感謝。
ご馳走さまでした。




【おまけのワンポイント】
・「ピカタ」とよく似た料理に「ミラノ風カツレツ」があります。どちらも仔牛肉か豚肉を使いますが、ピカタが卵液を絡めて焼くのに対し、カツレツはパン粉をつけて揚げる(または多めの油で焼く)のが大きな違い。歴史的には、このミラノ風カツレツがオーストリアの「ウィンナーシュニッツェル」の原型になったと言われているんだとか。

2025年9月29日月曜日

【グルメ】いつものお店が突然消えた日。地元の町中華『昇華』で再確認した「変わらない美味しさ」

【この記事のポイント】
・在宅勤務前のランチは、馴染みの立ち食いそば『原木そば』の突然の閉店に遭遇して呆然。失意の中でもう一つの頼れる地元の中華『昇華』へ。そこで食べた酢豚定食の完成度の高さに、失われたものの大きさ、変わらずそこにあることのありがたさを噛み締めました。


午後から在宅勤務という日。
東京メトロ原木中山駅でランチを食べてから帰ることにしました。

よし、久しぶりにあの立ち食いそばの名店『原木そば』にでも行くか。
そう決めて、いつものお店の前まで行くと… あれ?

なんと、お店は跡形もなく、解体工事の真っ最中。
慌ててスマートフォンで調べてみると、8月31日をもって閉店してしまったとのことでした。

このエリアに私が住み始めてから30年以上。
当時からずっと当たり前のように、そこにあったお店。

立ち食いそば独特の美味しさに目覚めてからは、年に何回かは通っていたお気に入りの場所だったのに。
いやぁ、これは残念すぎる。

閉店の情報に全く気づかず、最後の一杯を味わうことすらできなかったとは。
長年のファンとしては、迂闊だったとしか言いようがないなと。

失意の中の、もう一つの拠り所



ショックは大きいものの、いつまでも呆然としているわけにはいかず。
まずはランチを食べなければです。

そうだな…
こんな時、間違いなく営業していて私を裏切らないお店といえば、もうあそこっきゃないか。


過去、このブログでも何回かご紹介したことがある『中華ダイニング 昇華』。
このお店は何を食べても無難に美味しく、それでいてランチは880円と非常にお得なんです。

以前、妻を一度連れてきたことがあって、その後に娘と二人で再訪したりとすっかりお気に入りのお店になっているらしい。
店内を覗くと8割ほどの席が埋まっているのは、このお店のコストパフォーマンスの高さが知れ渡っている証拠ですね。

失意を癒す、完成された酢豚




さて、今日は何を食べようか… いつも麻婆豆腐ばかりじゃ芸がない。
そうだ、確か以前ここで酢豚を食べて、その美味しさに感心したんだ。

酢豚という料理は豚肉を揚げ、野菜を炒め、そして甘酢あんを絡めるという複数の工程を経て完成します。
それぞれの火の通り具合、そして味のバランス。
中華料理の中でも、料理人の腕が試される一皿と言えるでしょうね。


まずはサラダとスープから。

ふんわりとした卵スープ、程よい塩加減の優しい味。
シャキシャキのレタス、酸味と少しの辛味が効いた中華ドレッシング、サラダも涼やかで美味。



主役の酢豚、これもまた美味い。
まず、豚肉の衣がカリッと絶妙な食感を残しつつ、甘酢あんをたっぷりと吸っています。

中の豚肉は、驚くほど柔らかくジューシー。
そしてこの甘酢あん、酸味と甘みのバランスがまさに黄金比だなと。

ただ甘酸っぱいだけでなく、醤油ベースの深いコクと、おそらくは鶏ガラスープ由来の旨味が全体の味を支えています。
シャキシャキ感を残した玉ねぎやピーマン、そして甘みのある人参との相性も抜群でした。

この完成度の高い酢豚、山盛りのご飯、スープ、サラダまで付いて880円とは。
改めてこのお店の実力に恐れ入ったなと。

最後に



というわけで、馴染みの店の閉店という悲しい出来事から始まったこの日のランチ。
でもそのおかげで、もう一つのお気に入りの店の変わらぬ美味しさを再確認することができました。

当たり前のようにそこにあったものが、ある日突然、なくなってしまう。
その喪失感は計り知れないものです。

だからこそ、変わらずにそこにあり続けてくれるもののありがたさをもっと大切にしなければならない。
そんな当たり前のようで忘れがちな真理、これを一杯の酢豚が教えてくれたような気がします。

美味しいランチに感謝、ご馳走さまでした。






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2025年9月28日日曜日

「デパートなら並ばない」の551蓬莱!豚まんに合わせた「花椒香る旨塩麻婆豆腐」も絶品だった

【この記事のポイント】
・大阪万博帰りの息子、突然のお土産『551蓬莱』の豚まんを持って帰宅。その嬉しいサプライズに、夕食は急遽中華メニューに。丸美屋の「旨塩麻婆豆腐」と共に、関西のソウルフードがもたらす圧倒的な幸福感を堪能。


とある平日の夕方。
在宅勤務でPCに向かっていると、ガチャリと家の鍵が開く音。

てっきり歯医者に出かけていた妻が帰ってきたのだろう、そう思っていたら…
「ただいまー」と聞こえてきたのは、息子の声でした。

「あれ、どうしたんだ?」
「大阪万博に行ってて、さっき帰ってきたとこ。」

あぁ、そういえば、そんなことを言っていたな。
「お土産で『551蓬莱』の豚まん買ってきたからさ、賞味期限が今日中だから食べて」と。

おぉ、そいつは嬉しいじゃないですか。

大阪のソウルフード、突然の来訪





『551蓬莱』の豚まん。
もはや説明不要、大阪のソウルフードで関西土産の絶対的王者ですね。

息子に聞くと、新大阪駅などのターミナル駅の店舗は常に行列ができているものの、デパートの売り場だとほとんど並ばずに買えるんだとか。
なるほど、それは有益な情報(TIPS)。

本当は妹夫妻のために買ってきたものらしいのですが、あいにく彼女らは旅行中。
そのお鉢(?)が我が家に回ってきたというわけです。

経緯はどうであれ、美味しいものを持ってきてくれたことに、素直に感謝しましょう。

豚まんに合わせる、もう一つの中華




さて、夕食の主役は『551蓬莱』の豚まん、ってことは他のメニューも中華系で揃えるのが筋ですね。
食品ストックの戸棚を漁り、丸美屋の「花椒香る 旨塩麻婆豆腐の素」を引っ張り出してきました。

調理も簡単、夕食の支度が整って、さて、それでは頂きましょう。

いざ実食、二つの中華が織りなすハーモニー




まずは、主役の豚まんから。
電子レンジで温め直しただけですけど、その存在感は圧倒的です。

ふかふか、もちもちとした、ほんのり甘い皮。
その厚い皮をかじると、中から肉汁たっぷりの餡が顔を出します。

粗めに刻まれた豚肉のしっかりとした食感と旨味。
そしてそれを引き立てる、シャキシャキとした玉ねぎの甘み。

この、皮と餡の絶妙なバランスこそが、551の豚まんが長年愛され続ける理由なのでしょう。
からしを少しだけつけて食べると、その辛味が全体の味をきゅっと引き締めてまた違った美味しさに。
一つが大きいので、ボリュームも満点です。


そして、もう一つの主役は旨塩麻婆豆腐、こちらもなかなかの実力者。

一般的な赤い麻婆豆腐とは一線を画す、塩ベースの白いビジュアル。
その味わいは実に本格的です。

まず、ホタテの旨味が凝縮された、しっかりとした中華スープのコク。
そこに、商品名にもある通り、花椒(ホアジャオ)の華やかで痺れるような香りが、ふわっと鼻を抜けていきます。

辛さは控えめですが、その分、豆腐の甘みや、ひき肉の旨味が際立って感じられる。

これはご飯が進んでしまう、上品で奥深い味わいの麻婆豆腐。
豚まんの力強い味の合間に、このさっぱりとした塩麻婆を挟むというのは最高の組み合わせ。

最後に



というわけで、大阪万博帰りの息子がもたらしてくれた、予期せぬ美味しい夕食。
『551蓬莱』の豚まんは、やはり関西人のDNAに刷り込まれた、特別な食べ物なのだなと改めて実感しました。

それにしても、妹夫妻が旅行中でよかった。
美味しいお土産に感謝。ご馳走さまでした。




【おまけのワンポイント】
・『551蓬莱』の「551」という数字の由来、ご存知でしょうか。創業者が吸っていたタバコの銘柄が「ステートエクスプレス555」で、その「ゴーゴーゴー」という語感が良く、商売も「ここが一番」を目指そう、という意味を込めて、「551」と名付けられたのだそうです。意外なところに歴史あり、ですね。

2025年9月27日土曜日

【グルメ】「辛いものばかり食べてると身体に良くないでしょ」?妻の心遣いとナンハウスのマトンカレー

【この記事のポイント】
・休日のランチは、妻が買ってきてくれた近所のインド料理店『ナンハウス』のカレーセット。私の好みである「マトンカレー(辛口)」という絶妙なチョイスに感謝しつつ、テイクアウトでも変わらぬ巨大なナンと、スパイスの奥深い味わいを堪能。


とある休日の昼下がり。
近所の眼鏡屋さんに出かけていた妻が、ランチにと『ナンハウス』のカレーセットを買ってきてくれました。

普段、辛いものはそれほど得意ではないはずの妻。
これはなんとも珍しいチョイスだなと。

妻の優しさと、絶妙なチョイス




私のために買ってきてくれたのは、「マトンカレー」の辛口。

最近、インドカレー屋ではマトンカレーかキーマカレーの二択になっている。
これをちゃんと覚えていてくれたことに、まずは感謝です。

そして辛さの指定が「辛口」というのも、また絶妙なところ。
いつもなら私は迷わず「激辛」を選ぶものの、それを一段階落としてきたのは、「あんまり辛いものばかり食べていると、身体に良くないでしょ」という妻なりの無言の心遣い… と信じたい。

テイクアウトでも健在、圧倒的存在感のナン




さて、この『ナンハウス』は、店内で食べるとナンがとにかくデカいのが特徴、それはテイクアウトでも変わらないようです。

アルミホイルから出すと、まだほんのりと温かい。
よし、カレーも冷めないうちに、それでは頂きましょう。

まずは、ナンをちぎって、そのまま一口。
表面はパリッと香ばしく、中は驚くほどもちもち、ふわふわ。

噛むほどに、小麦の自然な甘みが口の中に広がります。
ほんのりとした甘みがあるからこそ、スパイシーなカレーと最高の相性を見せてくれる。
これだけでも十分に美味しい、主役級の実力を持ったナンです。

辛さの奥に広がる、スパイスの宇宙




そして、いよいよ主役のマトンカレー。
ナンの先端にたっぷりとつけて… うん、これは美味い。

まず、口に入れた瞬間に、様々なスパイスが織りなす、複雑で華やかな香りが鼻へと抜けていきます。
そして、後から追いかけてくる、唐辛子のキリッとした辛さ。

しかし、その辛さは決して暴力的なものではなく、カレーのベースとなっている玉ねぎの甘みや、トマトの酸味と見事に調和しています。

主役のマトンも臭みは全くなく、煮込まれて驚くほど柔らかい。
噛むほどに、マトン特有の野性的な旨味がじゅわっと溢れ出してきます。

セットで付いてきた、真っ赤なチキンティッカも良い箸休め。
ヨーグルトとスパイスに漬け込まれ、タンドールで焼き上げられた香ばしい鶏肉がカレーの刺激を優しくリセット。

カレーはサフランライスとの相性もよく、最後まで美味しく食べきることができました。

最後に



というわけで、妻が届けてくれた美味しいサプライズ。
インドカレーという料理のスパイスが織りなす奥深い世界を、改めて実感させられました。

そして妻のカレー選び、その素晴らしいアルゴリズムに心から感謝。
いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。






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2025年9月26日金曜日

【グルメ】海鮮と野菜のアンサンブル!大手町『上海料理 佳樹園』の中華丼は「王道にして奥深い」

【この記事のポイント】
・雨模様の出社日ランチ、地下で繋がる経団連ビルの『上海料理 佳樹園』へ。いつもの麻婆豆腐を封印し、同僚の一言に釣られて「中華丼」を注文。主役級の海鮮から名脇役の野菜まで、具材一つひとつが美味しい満足度の高い一杯を堪能。


とある出社日のランチタイム、この日は会社の仲間2名と合計3人での食事です。

外は、いつ雨が降り出してもおかしくない、どんよりとした空模様。
こんな日は、濡れずに移動できる地下道繋がりのビルが最適解。

というわけで、我々が向かったのは経団連ビル。
そしてこのビルに来ると、そこそこの確率で吸い込まれてしまうのが『上海料理 佳樹園』です。

店内が広々としていて大人数でも入りやすく、そして何より味が良い。
頼れるお店なんですよね。

同僚の一言が、今日のメニューを決めた



席に着き、さて今日は何を食べようか。

いつもの私なら、ここで麻婆豆腐の定食か丼を頼むのがお決まりのパターン。
でもなぁ、いつも同じものばかりじゃ…

そんなささやかな葛藤を抱えていると、隣に座った仲間の一人が「よし、中華丼にしよう」と。
ん、中華丼、悪くないな…

様々な具材の旨味が溶け出したとろりとした餡。
あれがご飯に絡んだ時の美味しさは格別だよなぁ。

なんて考えていたタイミングで、「ご注文をお伺いします」と店員さん。
仲間の「中華丼、お願いします」という声に、ほとんど脊髄反射で「じゃ、私も中華丼で!」と後を追うことに。

王道にして、奥深い。中華丼の世界




待つこと5分弱、お、きたきた。
このスピーディーさも、このお店の魅力です。

餡は、醤油ベースの濃いめの茶色。
立ち上る湯気とともに、食欲をそそる香りが鼻をくすぐります。

よし、それでは頂きましょう。

まずは、セットのスープから。
うん、鶏ガラの優しい旨味と、ちょうど良い塩加減。
熱々のスープが冷房で少し冷えた身体に染み渡ります。

それにしても、この中華丼はご飯がかなりたっぷり。
食べるペース配分を考えないと、最後にご飯だけが余ってしまうという悲劇に見舞われそうですね。


レンゲで餡とご飯をすくって一口… うん、美味い!

まず、主役級の具材たちが素晴らしい。
プリプリの海老、柔らかいイカ、そして中華丼のアイドル的存在のうずら卵。
それぞれの食感と旨味が、熱々の餡の中で見事に共存しています。

でもこの一皿の真価は、むしろ脇役たちの仕事ぶりにこそあるのかも。
シャキシャキとした歯ごたえを残した白菜、旨味をたっぷりと吸ったしめじやキクラゲ。
これらの野菜の甘みや食感が、全体の味に奥行きとリズム感を与えてくれているんです。

まさに、具材たちの見事なアンサンブルですね。

最後に


というわけで、同僚の一言に導かれて注文した久しぶりの中華丼。

1,100円とランチとしては決して安くはないものの、この具材の豊富さと味のクオリティを考えれば、それに見合った、いやそれ以上の満足感です。

たまには自分の定番から外れて、他人の選択に乗っかってみる。
そうすることで、思わぬ美味しい発見がある。

そんな、ランチ選びの極意を再確認できた良い一日でした。
美味しさに感謝、ご馳走さまでした。






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2025年9月25日木曜日

【グルメ】品川駅ホームのオアシス『常盤軒』!「カレーライス」に隠された駅そばの奥深さ

【この記事のポイント】
・お祝い事で飲み食いした帰り道、小腹を満たすため品川駅ホームの立ち食いそば『常盤軒』へ。初めて頼んだカレーライスは、ピリッとスパイシーな本格派。無料サービスの絶品そばつゆスープとの組み合わせに、駅そばの奥深さを再発見。


ランチにご馳走を食べ、その後は妹の家、そして両親の家とハシゴしてダラダラと飲み食い。

そんな、幸せな一日を過ごした後にさて、家に帰ろうかと電車に乗ったものの、どうにもお腹が落ち着かない。
何か一日の締めくくりになるようなもの、少しだけお腹に入れておきたいなと。

あ、そうだ。
品川駅のホームにある立ち食いそばの『常盤軒』。
そういえばしばらく行っていないし、あそこで何かを食べていこう。

変わらぬ佇まい、駅ホームのオアシス




都内の駅は次々とリニューアルされ、昔ながらのプラットホーム上の立ち食いそば屋さんもずいぶんと姿を消してしまいましたよね。

そんな中、ここ『常盤軒』は昔のまま何も変わらない佇まい。
この昭和の香りがする安心感、たまりませんねぇ。


さて、今日は何を食べようか。

券売機の近くのポスター、「特製カレーライス 600円」の文字が目に留まります。
そういえば、このお店でカレーを食べたことは一度もなかったはず。

よし、今日の締めはこのカレーライスにしてみましょう。

嬉しいサプライズ、絶品そばつゆスープ




店員さんに食券を渡すと、「スープは飲まれますか?」と、意外な一言。

え、スープ? カレーにスープなんて付くのか?
疑問を感じた時は、とりあえず試してみるのが私の信条、「はい、お願いします」。

すぐに提供されたのがこちら。
なるほど、要は天かすとネギを浮かべた、熱々のおそばのつゆというわけですね。

よし、それでは頂きます、と一口…

ん、これは美味い!
カツオ節の出汁がしっかりと効いていて、深い旨味がある。
そして、きのこのような芳醇な香りも感じられます。

熱々なので、これが寒い冬の日だったら最高の馳走になるだろうなと。

侮れない、立ち食いそば屋の本格カレー




続いて、主役のカレーライスも到着。
ご飯たっぷり、ボリュームもなかなかです。

まずは一口、ぱくりと。
お、これはピリッとしたスパイシーさが心地よい、なかなか本格的な味わいじゃないですか。

いわゆる「そば屋のカレー」というと、出汁の効いた和風の、少し甘めのものを想像しがちです。
しかし、ここのカレーは、それとは一線を画します。

野菜や果物が溶け込んだような、自然な甘みとコクの奥に、複雑でキレのある辛さがしっかりと主張してきます。
粘度は高め、どこか懐かしい日本のカレーライスの王道を行きつつも、決して家庭では出せないプロの味がする。

これは「カレーライス」として、独立した一品料理としての完成度を誇っているんじゃないか。
そばの「ついで」に作っているレベルではありませんね。


具材はたまに顔を出すマッシュルームくらいで、ほとんど溶けてしまっている。
これも長時間、じっくりと煮込んでいる証拠でしょう。

脇を固める福神漬けの甘さとも実によく合っていて、これは期待以上の美味しさでした。

最後に



というわけで、一日の締めに立ち寄った、品川駅ホームの『常盤軒』。

そこで出会ったのは、嬉しいサプライズと、想像を超える本格的なカレーライスでした。

カレーは、もはやインド料理という枠を超え、ラーメンと並んで日本の国民食としての地位を完全に確立。
駅のホームで、街の食堂で、高級レストランで。どこで食べても、それぞれの美味しさがある。

この懐の深さこそが、カレーが日本人に愛される理由なのでしょう。

そんな日本の食文化の奥深さに改めて感謝しつつ、いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。






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2025年9月24日水曜日

【グルメ】チーズがとろける!名物「フォカッチャ・ディ・レッコ」は日本橋で味わえる本場の味

【この記事のポイント】
・とあるお祝い事で、日本橋高島屋の『フォカッチェリア・ラ・ブリアンツァ』を再訪。ドリンクより先に前菜が提供されるという計らいに感謝しつつ、名物「フォカッチャ・ディ・レッコ」や絶品和牛ステーキなど、カジュアルながらも本格的なイタリアンのコースを堪能。


とある休日、この日はささやかなお祝い事があり、『フォカッチェリア・ラ・ブリアンツァ』でランチをすることに。

このお店には以前にも一度訪れたことがあり、その時に食べた名物の「フォカッチャ・ディ・レッコ」の味が忘れられず。
お祝いの席にもぴったりな華やかさがあり、何より日本橋高島屋の中というアクセスの良さも魅力なんです。

カジュアルに楽しむ、本格イタリアン




このお店は高級店のような堅苦しさがなく、カジュアルで開放的。
こういうリラックスできる空間は、お祝いの席をより楽しいものにしてくれます。

さて、今日は土日祝限定のランチコース。
どんな料理が出てくるのか、楽しみです。

粋な計らいから始まる、前菜の時間




まず運ばれてきたのは、前菜の盛り合わせ。
サーモンのカルパッチョ、ポテトサラダ、そしてカプレーゼです。

「あれ、乾杯のドリンクより先に前菜?」と不思議に思う方もいるかもしれません。実はこれには、お店の粋な計らいがあったのです。

乾杯用に家族がオーダーしたアイスのジャスミンティーが、茶葉から丁寧に淹れるため提供までに10分ほどかかるとのこと。
「その間、お客様をお待たせするだけでは申し訳ございませんので、よろしければ先に前菜からお楽しみいただけますでしょうか」と。
こういう細やかな気遣い、本当に嬉しいものですね。

前菜はどれも素晴らしかったですが、特に印象的だったのがサーモン。
脂の乗りも完璧で、厚めに切られた身はねっとりとした旨味がたっぷり。
これを心ゆくまで堪能できました。


お、ビールがきた。
よし、それではおめでとう、乾杯!

改めて宴のスタートです。

遊び心と、伝統の味




続いては、「フォカ ブリ」と書かれた可愛らしい旗が立った一品。
これは料理名ではないような… 確認してみると、青のりを練り込んだ「ゼッポリーニ」。

ピザ生地を揚げた、南イタリアの郷土料理。
外はカリッと中はもちもち、磯の香りがふわっと広がり、ビールとの相性も抜群です。

ところで、「フォカ ブリ」とは一体…? ああ、なるほど。店名の「フォカ(ッチェリア・ラ・)ブリ(アンツァ)」の略称、遊び心がありますね。


お次は、トマトのパスタ。

フルーツトマトなのか、驚くほど甘くて濃厚なトマトがたっぷり。
シンプルな味付けだからこそ素材の良さが際立つ、見事な一皿でした。


そろそろワインを一杯。
「ボルゴ・サヴァイアン アランサット オレンジワイン」です。

白ブドウを赤ワインのように、皮や種ごと醸して造られるオレンジワイン。
アプリコットのような華やかな香りと、紅茶のような僅かな渋み。一般的な白ワインとは一線を画す、複雑で奥行きのある味わい。

真打ち登場、フォカッチャ・ディ・レッコ




お、きました。
このお店のスペシャリテ、「フォカッチャ・ディ・レッコ」。

これは、イタリアのリグーリア州、レッコという街の郷土料理。
一般的なフォカッチャとは全く異なり、酵母を使わない極薄の生地を二枚重ね、その間にストラッキーノというフレッシュチーズを挟んで焼き上げたものです。

表面はパリッパリで、香ばしい小麦の香り。
そして、ナイフを入れると、中から熱々のチーズがとろり…と溢れ出してくる。

このチーズのミルキーなコクと程よい塩気、そして生地のクリスピーな食感。
シンプルながら後を引く美味しさ、これぞまさに絶品です。

「フォカッチャ・ディ・レッコ」は、イタリア本国でもIGP(保護地理的表示)に認定されており、レッコ周辺の特定の地域で決められた製法で作られたもののみ、その名前を名乗ることができるんだそう。
日本で、これだけ本格的なものが食べられるお店は、非常に貴重なんですよね。

豪華なメインと、締めくくり




メインディッシュは和牛のステーキ。

脂がたっぷりの和牛は少々苦手なんですけど、これは赤身のフィレ肉なのでさっぱりとしていて非常に美味。

ほどよい歯ごたえがあり、噛むほどに牛本来の力強い旨味がしっかりと感じられます。
ピリッとした粒マスタードの酸味も、良いアクセントになっていました。


もちろん、牛肉には赤ワイン。
チリの銘醸地、マイポ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンです。

カシスやブラックベリーを思わせる、凝縮された果実味。
タンニンは滑らかで、エレガントな余韻が続きます。
ステーキとの相性の良さは言うまでもなし。


コースの締めくくりはティラミスとコーヒー。

マスカルポーネチーズの濃厚なコクと、エスプレッソのほろ苦さが絶妙な、大人のティラミス。
最後まで一切の手抜きがない美味しさでした。

最後に



というわけで、お祝いの席で訪れた『フォカッチェリア・ラ・ブリアンツァ』。
素晴らしい料理の数々はもとより、お店の細やかなホスピタリティにも感銘を受けました。

「お祝い」という名の人生における大切なイベントを彩って頂いたことに感謝。
美味しかった、ご馳走さまでした。






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2025年9月23日火曜日

【グルメ】ニンニクが効いた「油淋鶏」!原木中山『香満楼』で山盛りご飯と無限ループランチ

【この記事のポイント】
・午後から在宅勤務の日、原木中山の町中華『香満楼』でランチ。この日は電車内から「油淋鶏」の口になっており、迷わず注文。ニンニクが効いたパンチのあるタレと、パリッと揚がった鶏肉、そして山盛りのご飯という、町中華の王道をいく定食に大満足。



午後から在宅勤務という日、地元の東京メトロ原木中山駅近辺でランチを食べてから帰ることに。

この日は珍しく、食べたいものがはっきりと決まっていたんですよね。
それはそう、「油淋鶏(ユーリンチー)」。

あの甘酸っぱいタレと、揚げた鶏肉の組み合わせが無性に食べたい。
あまりの暑さで、身体が酸味を求めていたんだろうと思います。

となれば、向かうべきは町中華『香満楼』かな。

変わらぬ佇まいと、ちょっとした誤算




お店に到着。
相変わらず赤を基調とした派手な外観、これぞ町中華といった佇まいです。

私の直前にお一人お客さんが入店、そして店内ではテイクアウトをオーダーしている方も一人。
これは料理が出てくるまで少し時間がかかってしまいそうだと、覚悟を決めます。


予想は的中、注文してから10分ほどかかってお目当ての「油淋鶏定食」が運ばれてきました。

まあ、午後の会議まではまだまだ時間がある、焦らずゆっくりと味わうことにしましょう。
よし、それでは頂きます。

まずはスープを一口。
うん、鶏ガラの優しい旨味、ちょうどいい塩加減。

続いて冷奴、するりと入ってくる豆腐が暑さの中を歩いてきた身体の火照りを、少しだけ冷ましてくれます。

これぞ町中華の真骨頂




このお店の素晴らしいところの一つがご飯の盛り、なかなかに豪快です。

そういえば、町中華のお店はどこもご飯の量が多いような気もします。
「ご飯に合う、濃いめのおかずを出すんだから、米もたっぷり食っていけよ」という、お店側の心意気の現れなのでしょう。


さて、いよいよ主役の油淋鶏。

このお店の油淋鶏は、たっぷりの刻みニンニクが効いたタレが特徴。
そして、衣がパリッと、クリスピーに仕上がっているのがいいんです。

まずは一口、おぉ、衣の「サクッ」という小気味良い食感。
続いて中の鶏もも肉、ジューシーな旨味が溢れ出します。

そこに醤油ベースの甘酸っぱいタレと、ニンニクの香りが一体となって押し寄せてくる。
この組み合わせが、あの山盛りの白米に合わないわけがないですね。

タレが染みた野菜もまた名脇役。
油淋鶏の合間に口の中をさっぱりさせ、また鶏肉を頬張る。
この無限ループ、たまりませんよね。

あっという間に山盛りのご飯もろとも、胃の中へと消えていきました。

最後に



というわけで、在宅勤務前の腹ごしらえにいただいた、絶品の油淋鶏。

食べたいと思っていたものを、期待以上のクオリティで味わえる。
これ以上の幸福はないといってもいいでしょう。

近辺にあるもう1軒の町中華「昇華」の油淋鶏も美味しいんですけど、『香満楼』も悩ましい選択肢であることが証明されたなと。

さあ、お腹も満たされたし、午後の仕事も頑張りますか。
いやぁ、美味しかった。

ご馳走さまでした。






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