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2024年4月20日土曜日

【IT】さよならEvernote、実は身近なツールの方が使い易かった

【この記事のポイント】
・15年間使ってきたEvernote、無料サービスに大幅な制限がかけられたので利用するのを止め、Apple純正の「メモ」に移行したところこれが使い易かった



2009年から15年使い続けてきたEvernote、ついに利用を止めることにしました。

Evernoteといえば、一世を風靡した情報蓄積サービス。
無料で利用でき、Evernote者のサーバー上にテキスト、写真・音声、Webクリップなどの情報を保存。
保存した情報はスマホ・タブレット・パソコン等共通で検索・閲覧・編集できるといったサービスで、私はブログの下書きをメインにかなり活用していたんですよね。

以前から有料プランもあり、無料プラントの違いはアップロード容量制限の有無。
私はテキストを保存するだけなので、この制限は全く問題なしでした。

ある時期から、無料プランの利用デバイスは2台までに。
絞り込むのは私にとっては大した問題ではなかったので、何の不満もなく今日まで無料プランで使い続けていたんです。

そんななか、Evernoteが突如無料ユーザー向けに制限をかけることにした、というニュースを見たのは2023年11月頃だったか。
その制限というのがなんと、ノート上限数を10万から50にするというものだったんです。

この制限、酷すぎると思いません?
ノート数だと想像しにくいでしょうけど、10万円だった株が50円になった、と例えればおわかり頂けるかなと。

私のノートは4300あり、50なんて数字にはとてもじゃないけど収まらず。
もしかして、50を超えるノートは削除されてしまうのかと調べてみたところ、引き続き参照利用は可能とのこと。

とはいえ、新規にノートを追加できなくなるのだとしたら大問題、何に移行しようかと調べ始めたところで…
あれ、問題なく追加できるじゃないか。

翌日もまた問題なく、またその翌日も、「もしかすると私には適用されないのかな」なんて思ってから数ヶ月、ついにその日がやってきたんです。

Macでブログ下書きを追加しようとすると、こんな画面に。
うわっ、とうとう来たか!

無料の7日間終了後は、ミニマムでも1,100円/月、ブログ記事の下書き保存のためにはちょっと高過ぎ。
Evernoteには保存容量の制限はないものの、Google Oneであれば100GBで250円/月、iCloud+は200GBで400円と、現実的に使うであろう容量の他社プランと比べると1桁違うんです。

競合サービスが様々あるなか、こんな価格設定では有料プランを利用するという選択肢はないですね。
ユーザー離れが進んでいるのか、現状では年払いにすると775円/月にディスカウントしているものの、これでもまだ上記他サービスの2〜3倍、私は全く魅力を感じず。


なのでEvernoteとはお別れ、今後はブログの下書きをApple純正の「メモ」に保存することにしました。
・「メモ」の文書には写真を貼り付けることもできるし、ローカルアプリなので文章編集は軽快
・iCloudを介してMac/iPad/iPhoneで自動連携されるので、Evernoteと同様の使い勝手(デバイス数に制限がないのでむしろ使い易い)

この記事もMacの「メモ」で書いていますけど、様々な機能が追加されて動作が重くなったEvernoteのような小さなストレスを感じることもなくなりました。

一度使い慣れたツールから他のツールへの移行には、心理的な抵抗が大きい。
とはいえ、実は世の中には更に便利なツールが普及している。

そんなことに気付かせてくれたのが今回のEvernoteの料金プラン変更、むしろ感謝すべきものだったんだということを実感です。




【おまけのワンポイント】
「Evernote ユーザー離れ」でググると、今日私が書いたこの記事のようなものが多いことが確認できます。便利に使っていたユーザーが多いこと、皆さんそれなりに愛着があってガッカリ感があることが読み取れるので、今回は会社のやり方がちょっと乱暴だったんじゃないかな。

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