モーションウィジット

2024年4月4日木曜日

【散歩】武蔵小山近辺の歴史スポットを巡ってみた

【この記事のポイント】
・目黒から武蔵小山までのウォーキング、途中で目黒不動尊と林試の森公園を覗いてみた



家のリフォーム中の住まいとして、武蔵小山の物件が有力候補に。
現地に下見に行ったんですけど、その前に武蔵小山近辺を観光したのでそのご紹介をしておきます。

まずはかむろ坂。

かむろは禿と書き、花魁を目指して幼い頃から教育を受け、花魁の召使的な役割の少女のこと。
まだ表舞台に出る前の立場にも関わらず、なぜ坂の名前にまでなっているのか。

江戸時代に元鳥取藩士の平井権八という侍が辻斬り強盗の罪で処刑され、恋仲となっていた吉原の遊女小柴が墓前で自殺。
小柴を心配した店が禿を目黒に使いに出し、帰り道に襲われそうになったので近くの池に身を投げてしまった。

不幸な少女を憐れんだ、という訳ですね。

そういえば、目黒不動尊ってあったよな。
目黒線の不動前駅の名で思い出し、とりあえず行ってみることに。

不動尊に入る前に、敷地の外には碑と立て札。
「傾城の恋に眞こと無いとは誰が云うた まことありやこそ今が世に目黒にのこる比翼塚」

もしやこれは... やっぱり。
傾城というのは遊女・美女のこと、つまりは小柴のことを表しています
小柴と平井権八(表記の白井権八は歌舞伎狂言での名)の来世での幸せを祈り、この比翼碑が建てられたんだそうです。

ここ最近、高幡不動尊、高山不動尊と不動尊巡りが続いていますけど、今日は目黒。
関東三大不動の候補にすらなっていないものの、なかなかどうして、ここも立派なものです。

本堂裏にある大日如来像、高さは3.85mもあります。
1683年に造られたものだそうで、この大きさはかなりの迫力、ご利益もありそうなので拝みに行く価値あり。

次に向かったのは林試の森公園。
名前は知っていたんですけど、こちらも初訪問でした。

林業研究発祥の地の碑。
1900年のオープン時は「目黒試験苗圃」、その後「林業試験場」に名称変更され、1978年に筑波研究学園都市に移転したんだとか。

そうか、林業試験場→林試だったんですね。
不思議な日本語だと感じていたんですけど、ようやく謎が解けました。

東西700m✗南北250mという広大な公園、1周するのに45分かかるんだそう。
これはいい散歩コースになりそう、武蔵小山に住む楽しみの一つといえるでしょうね。

観光を終えて、さて、物件を見た後は呑み会というところで、続きはまた明日。




目黒不動尊
東京都目黒区下目黒3-20-26
03-3712-7549
参拝時間 9:00〜16:30

林試の森公園
東京都品川区小山台2-6-11
03-3792-3800
入園自由

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