モーションウィジット

2024年2月3日土曜日

【観光】地下鉄トンネルってどうやって掘るのか、興味ありません?

【この記事のポイント】
・地下鉄博物館最大の見せ場はトンネル工事、工法の解説や模型などがオタクにはたまらないなと



地下鉄博物館ならではの面白さ、それはトンネル工事。

日本の大都市にはそれぞれ地下鉄はありますけど、総延伸では東京メトロがダントツの1位でしょう。
どうやって地下を掘っていくのか、興味を唆りますよね。

この大きな半円は、カッターディスクの模型。
これを正円にしたものを回転させて地下を掘り進み、トンネルを作っていくらしい。

解説したパネルがこれ、カッターディスクを装着して回転するのがシールドマシン。
1分間に3/4回転させて切削していくとのことで、サンダーバード2号で搬送されるジェットモグラ号とは形状もかなり異なるなと。

切削した土をどう処理するのか、掘った後をどう固めるのかが問題。
前者については泥水にして後方に送り出し、後者はマシンの外板を残して鉄筋コンクリートの壁を打設するということらしい。

最新のリニア新幹線のトンネル切削でも、1日平均20mしか進めないんだそう。
岩盤に当たるなどのトラブルもあって当然、さぞや大変な作業なんだろうということがよくわかります。

そんな様子を3Dで見せてくれるのがこれ。
左右の偏光レンズで3Dに見えることなど全く無視して、お母さんに語りかけながら食い入るように映像を見る子供にほっこり。

シールドマシンの模型も展示、地下鉄工事現場ではこんな大掛かりな設備が稼働していたとは、想像もしていなかったです。
こんな様子を切々と教えてくれる地下鉄博物館の展示、心から感謝です。

シールド工法とは別の掘り方、駅の建設等では開削工法が利用されています。

これは非常にわかりやすく、地上から掘って大きな穴を開け、天井を固めるという工法。
かつては路線全体をこの工法で掘っていたようですけど、住宅と道路が密集する今日では、適用できる範囲が限られるようです。

そんな苦労の末に完成する地下トンネル、崩れたり電車が擦ったりしないよう盤石の対策をしているという解説。
なるほどねぇ、そりゃそうだよな。


前の記事にも書きましたけど、入場料は220円と安い割には、学べることが多いというのがこの博物館の特徴。
外を歩くのが嫌になるような寒い日、それでも近場のどこかに観光に行きたいと思った時にはオススメだと思います。




地下鉄博物館
東京都江戸川区東葛西6-3-1 東京メトロ東西線 葛西駅高架下
03-3878-5011
営業時間 10:00〜17:00
定休日 月曜日

0 件のコメント:

コメントを投稿