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2024年2月15日木曜日

【観光】赤門は関東大震災に耐え、青門は2018年台風に耐え

【この記事のポイント】
・隅田川への水流を堰き止めて荒川放水路に水を誘導する岩淵水門、初代の赤門と2代目青門を間近で見学



荒川知水資料館で学んだ後、荒川沿いをウォーキング。

対岸に見える高層マンションは川口ですかね。
風が弱いので水面にもマンションが写り、シンメトリーを意識して撮った1枚。

まずは旧岩淵水門、通称赤水門の見学。
荒川放水路の工事は1913年からスタート、この岩淵水門は並行して1919年〜1923年にかけて建築されています。

この年代をみてピンときたのが関東大震災、1923年9月1日に発生したんでしたよね。
岩淵水門には被害はなかったのか、そんな展示も荒川知水資料館にあったんです。

建設中の荒川放水路には被害があり、陥没や亀裂などは20箇所。
でも岩淵水門には被害はなし、当時最先端の鉄筋コンクリート工法を採用していたからなんでそうです。

あれだけの被害を出した関東大震災なのに、翌年には無事に通水を迎えることができたというのは凄い。
設計者の青山士さんがパナマ運河で得た知見を生かしたそうですけど、政府首脳に反対されても拘ったおかげということでした。

新しい岩淵水門、一般には青水門と言われているのは色でわかりますね。

こちらは1982年の竣工、旧水門の老朽化や地盤沈下対策から建てられたものでこちらが現役。
大地震で電源喪失することを想定し、クランクハンドルによる手動では30日かかる門扉の閉鎖時間を短縮すべく、自重で降下させる装置が採用されているんだそうです。

近くでみると、赤水門よりもかなり巨大な建造物であることがよくわかります。
2018年の台風にも耐えたこの水門、頼もしい限りですね。

さて、あとは江戸川沿いを歩くのみ。
鹿浜橋・五色桜大橋・江北橋をくぐって、舎人ライナーの架線を通過してと。
町屋に着いたところで遅めのランチをというところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・赤水門の近くにあった碑には、「農民魂は先づ草刈りから」と刻まれていたんです。なんでと不思議だったんですけど、昭和13〜18年にここで全国的な草刈競技が行われ、日本一を競っていたんだそうです。

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