モーションウィジット

2022年6月12日日曜日

【旅行】柏崎市立博物館、これが想定以上に面白かった


【この記事のポイント】
・電車に乗ってからの思いつきで訪れた柏崎では市立博物館を見学
・ナウマンゾウ骨格標本、コウモリ繁殖の洞窟など、想定していた以上に面白い展示の数々



旅の最終日、この日は朝から雨。
息子は長岡に移動してお土産を購入すると言っているので、私は単独行動で好きなところに行けるという状況です。

弥彦線で吉田駅に行った時は、『信濃川大河津資料館』を訪問するつもり満々。
分水駅で越後線を下車、信濃川大河津資料館まで2kmほど歩いてと。
史料館見学後、燕三条駅まで11kmを歩いて新幹線に乗ろうと思っていたんです。

実際に越後線で降りた駅は、終点の柏崎でした。
・乗った電車が柏崎行で、柏崎から長岡までは信越本線で近いということを確認
・雨がそれなりに降っていて、11kmを歩くのはちょっと辛いかな
・息子には新幹線車内で合流しようと話していたので、長岡で会ったら驚くだろう

越後線車内で新幹線の予約を長岡ー上野に変更、ローカル電車の心地よい揺れと座席の暖かさにウトウトしながら柏崎に到着。

着いたのはいいものの、柏崎で何を観ようか。
ん? 駅前のロータリー、「ようこそ水球のまち柏崎へ」と書いてありますね。

水球選手の写真にはBOURBONの文字。

ブルボンって、あの「ルマンド」のブルボンだよな。
柏崎に本社があるとは知らなかった。

ブルボンウォーターポロクラブ柏崎という水球クラブチームを持っていて、ここ柏崎を拠点として活躍しているらしい。
でも、これって今日これからの観光対象ではないよな。

ということで、向かったのは赤坂山公園にある『柏崎市立博物館』。
駅から歩いて20分弱、ナウマンゾウの骨格標本があるとのことなので、これを見ることができればまずはいいかなと思ったんです。

これがナウマンゾウの標本。
さほどに大きくはない象ですけど、野尻湖をはじめ日本の各地も象がいたというのは興味深いものですね。

展示物の一つ、「誤ったキノコの迷信」。
①縦によく裂けるキノコは食べられる。(しかし、 毒キノコの多くも縦に裂ける)
② 毒キノコは美しく、食べられるキノコはおとなしい色をしている。(しかし、毒キノコの大部分は美しい原色と縁がない。傘が赤くて 美しい毒キノコは、ベニテングタケがあるだけ)
③ においがよければ食べられる。(しかし、毒キノコは悪臭をもっているものはない)
④ナメクジに食われていれば、毒キノコでない。(しかし、ツキヨタケなどの毒キノコをナメクジは食べている)
⑤ 料理の際、 油で炒めれば毒キノコでも食べられる。(しかし、油で炒めて無毒化するものはない)
⑥ナスといっしょに煮れば、 毒キノコでも食べられる 。 (しかし、ナスによって無毒化するものはない)
⑦煮汁の中に銀のさじを入れて、黒変しなければ毒キノコではない。(しかし、毒キノコには、銀を黒く変色させるものはない)
⑧塩漬けにすれば、毒キノコでも食べられる。 (しかし、2~3種の軽毒種以外には通用しない)

うーん。
迷信もその否定も初めて聞く話が多いけど、知っておいて損はなさそうなのでアップしておきます。

柏崎は、コウモリの生息地として世界的に有名だってご存知でした?

海岸に洞窟があり、その洞窟内ではコウモリが繁殖している。
ビデオ映像では、洞窟の壁一面にコウモリの赤ちゃんがぶら下がっているの画。
エイリアンの繁殖みたいで少々気持ち悪くはあるものの、物珍しく最後まで観てしまいました。

次のお題。
柏崎には、日本最大級の油田があったってご存知でした?

西山油田と言ったそうで、1930年の産油量は13万キロリットル。
採掘しつくされてて、1972年に閉鎖になったんだそうです。

そんなこんなで、事前に思っていたよりは見どころが多かった柏崎市立博物館。
わざわざ行く必要はないですけど、近くに行かれたら立ち寄ってみる価値は十分にありという面白い施設でした。

ありがとうございました。

最後にこの写真、オレンジの繭のような物体は何か。

これは今回持っていったマムートのリュック、レインカバーが内蔵されていて、これですっぽりとリュックを覆えば中が濡れることはないというもの。
山用のリュックは何かと便利、そう感じた一コマでした。

さて、長岡に移動して、息子と合流することにしようというところで、続きはまた明日。




柏崎市立博物館
0257-22-0567
新潟県柏崎市緑町8-35
開館時間 9:00~17:00
定休日 月と年末年始

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