モーションウィジット

2020年11月26日木曜日

【散歩】江戸時代から昭和まで、東京には人工の川がいくつもあるんだなと

さて、中川のクネクネがどんなだったかというと。

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まず最初に感じたのは、地図で見るよりも川幅があるような気がする、ということ。

歩いているときは進行方向に目が行くのは当然として、危険がないかを観察すべく、川の両端を無意識に見ているよう。
なので、クネクネの端と端を認識して、幅が広いなと感じるというカラクリかなと。

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そしてもう一つ、方向感覚が狂うんです。

位置関係からして、東京スカイツリーは後方にあるので見えないはずなんですけど、一瞬、川の対岸に見える角度も。
こういった錯覚を楽しめるのがクネクネなんですね。

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そうだ、錯覚ではなく、なんでこんなクネクネができたのかを知りたかったんだった。
丁度よく、パネル展示のあるコーナーが新中川との分水点近くに、ここで学んでいきましょう。

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え、明治時代は、そもそも荒川が無かったの?
クネクネが途切れていたのは、後から荒川ができて中川を分断したから。

そして、なぜ中川がクネクネしているのか。

中川は、江戸時代に作られた人工の川。
散在していた沼や池を繋いで流路を整備したんだそうで、なるほど、それでクネクネだった訳ね。

これはこれで洪水対策だったんですけど、更なる対策として荒川や新中川が整備され、現代に至るという流れだそう。
東京は過去の治水対策の積み重ねの上に成り立っている街、なんですね。

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石碑の意味を考えることもなく、この公園で楽しそうに遊ぶ子供達の姿。
こういった先人の努力を知ると、今ここで平和に暮らせていることに感謝しなくっちゃな。

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そんなことを考えながら、小岩駅まで到着、歩いた距離は9.3km。
予定していた距離よりも2割ほど多かったですけど、この程度ならむしろ健康にもよし。

いいウォーキングでした。





【今日のワンポイント】
・新中川が完成したのは1963年3月だったとのこと。わずか50年ちょっと前だったとはねぇ。その新中川分水点から小岩駅までは3kmほどで、中川のクネクネを歩く距離は4km強でした。

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