モーションウィジット

2019年3月4日月曜日

【観光】日本の民族史、ユニークなお祭りや風習の数々

再び歴博に戻って、第4展示室の「民俗」に。
 
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迫力ある藁の竜は、比婆荒神神楽、広島のお祭り飾りです。
 
式年で大神楽が開催され、他の年は小神楽。
式年というのが13年や33年と村毎に異なるとのことで、いつ開催されるのかがわかりにくいお祭り。
 
こんな大きな竜を飾るのが伝統とは、他では見られないものです。
 
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能登半島宇出津のあばれ祭り。
神輿を火や川に投げ込む激しい祭りなんだとか。
 
こんな大掛かりな祭りがあるというのが、正に日本の「民俗」なんですね。
 
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次のコーナーは、「おそれと祈り」。
妖怪伝説の代表として、カッパにフォーカスが当たっています。
 
日本全国で語られるカッパ、テレビCMにも登場したりと、日本人なら誰でも知っている存在。
ここまで当たり前だと、もしかして本当に存在したする、いや、するのかもと思ってしまうほどですね。
 
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床には妖怪双六、向こうの壁には福島県のお人形様。
お人形様は魔除け・厄除け、形こそ違えど各地の村の入り口にある魔除け・厄除け、日本が天災や疫病が多い国である故なんでしょう。
 
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この石造りのお地蔵様のようなもの、「田の神さぁ」という豊作や子孫繁栄の神様。
 
鹿児島の大隅半島では、村の若者が結婚式の宴席にこれを運んできて、新郎新婦が翌朝までに元の場所に戻すという風習があったそうです。
今風に言うと、これはマリッジ・ハラスメントか?
 
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生誕から節目の祝事、そして結婚から死まで、日本古来の伝統的な飾り物が順に展示されているコーナー。
最近は見ることも少なくなったものばかり、こういうものを保存するというのは、国立博物館ならではだと感心します。
 
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東日本震災の津波で倒壊した古民家、遺物をここに運び再現してあります。
これを作るのにも、莫大な手間とお金がかかったんだろうなぁ。
 
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昨年だったか、イギリスの周囲が切り立った崖の島では、網で海鳥を獲るというのをテレビで観たんです。
 
日本にはない猟だなと思っていたら、実は日本にも同じようなのがあったんだなと知ったのがこの展示。
水田での鴨捕獲用ですけど、相当に高度なテクニックが必要なんだろうなと。
一度生で見てみたいものですね。
 
 
おっと。
充実した展示、時が経つのを忘れて見入ってますけど、長くなってきたので続きはまた明日。
 
 
【今日のワンポイント】
・歴博がオープンしたのは1981年。その間もない頃に行ったことがあって、凄い建物だと感動した記憶があります。その後2回ほど行っていながらも、毎回展示物が大幅に変わっているのに驚きます。
 

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