モーションウィジット

2019年3月6日水曜日

【観光】佐倉城趾、巨大な城郭はなかなかの見もの

歴博の後、せっかくなので佐倉城址に寄っていくことに。
展示にもあった通り、石垣のない土塁ではあるものの、その巨大な規模の城郭は今でもしっかり残っているんです。
 
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まずは歴博すぐ近くの空堀、これは帝国陸軍の駐屯地時代は埋められていたのを掘り返したもの。
歴博があるのは武家屋敷があった椎名曲輪で、仮にこれを攻略されても、二ノ丸への侵入を防ぐための馬出し空堀として機能させるという意図のようです。
 
雪に染まって、深さも形状もわかりやすいですね。
 
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丘陵の下には出丸、その周囲には堀と門。
出丸は本丸下に2ヶ所あって、堀を渡ろうとする敵に備えた1次防衛線です。
 
この門は、実は城内のどこにあったものなかはわからずとのこと。
でもこの風景にはぴったり溶け込んでいますね。
 
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天守閣があったのは、城の南西辺です。
城壁下には出丸もあるし、鹿島川や高崎川にも守られているので、ここは直接攻撃を受けることはないという確信があったんでしょう。
 
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一の門の写真には、よく見ると侍の姿が。
当時の一般武士の集合写真って珍しいですけど、井伊直弼に政争で敗れたとはいえ、堀田正睦には老中であった威信が残っていたおかげなのかな。
 
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単なる広っぱのようですけど、これは本丸。
二ノ丸や三ノ丸も広々としていて、佐倉城の往年の姿は相当のものだったんだろうなと。
 
土井利勝以降、著名な譜代大名に与えられたという城だけのことはあります。
 
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二ノ丸には藩の政務が置かれ、堀田家の殿様もここに住んでいたんだとか。
ここと本丸に当時の門や建物を再現すると、いい観光施設になるだろうにな。
 
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大手門は天守閣から離れており、総構えだった佐倉城の規模がよくわかります。
この周辺は原っぱで、何かに使わないと勿体ないなと思ってしまうのは、都会に住む人間の狭量なんだろうか。
 
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城の全体図、規模感を掴み辛いですけど、周囲を歩くと30分以上はかかると思います。
こんなに立派な城、城外には武家屋敷もしっかり保存されているにも関わらず、成田からの外国人も素通りらしい。
 
観光地として賑わう川越と何が違うのか。
商業が発展していた川越に対して、佐倉は武士の町、商売っ気がないんですかね。
 
武士の町らしく、流鏑馬や大名行列パレードをやったり。
歴博と合わせて、やりようによってはいい観光地になるんだろうになと。
 
そうそう、春になると、桜が城を覆い尽くすのは美しいんです。
その季節に是非、観光してみてください。
 
 
佐倉城址公園
佐倉市城内町官有無番地
043-484-0679
 

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