モーションウィジット

2018年11月5日月曜日

【旅行】高所の恐怖と空腹を我慢、でも黒部ダムは素晴らしかった

いきなりですけど、高さ4mくらいのこれ、何だと思います?
 
コンクリートバケットと言って、これでダム建材のコンクリートを運んだんだそうです。
バケットの自重もあって、これを吊り下げるためのワイヤーは直径10cm。
 
ワイヤーは600mあったそうで、その自重も一体どれだけになるんでしょう。
昭和30年代の技術で、こんな大きな道具を操っていたというのに感動。
 
ひょ~、さっきはあれを降りてきたのか!
 
人が歩いているのを見ると、危ないからやめた方がいいと言いたくなる怖さ。
自ら降りている時は、全然知らず、知らぬが仏でした。
 
うひゃ~、上から見下ろした放水の様子。
 
当然ながら、私にゃこんな写真を撮ることは不可能です。
この写真を見るだけでも、ドキドキしてきますね。
 
そうそう、黒部ダム観光で重要なのがランチ事情。
 
上でダムカレーでも食べりゃいいやと思ってましたけど、噂に聞くと食券買うだけでも1時間待ちなんだとか。
それを聞いて、扇沢のトローリーバス乗り場の売店に、でも売っているのはお菓子ばかり。
 
 
仕方ない、お菓子で繋いでいたものの、軽食売店を見つけて、串たこ焼きをゲット。
予想通り、レンジの加熱時間が足りず、温まり切っておらずで、お世辞にも美味しいとは言えないものでした。
 
混んでいる時は、どこかでお弁当でも買って、持ち込んだ方が賢いと思います。
 
新展望広場にある特設会場には、映画「黒部の太陽」撮影のセットが展示されています。
小樽市にある「石原裕次郎記念館」が昨年8月に閉館し、これを移築したんだとか。
 
ほぉ、これがそのセットね。
奥で映像を上映してましたけど、人がいっぱいなので入るのは断念。
 
再びトローリーバスの黒部ダム駅近く、このモニュメントは殉職者慰霊碑。
 
171名の方が亡くなったそうですけど、墜落事故で60名、落盤事故で48名。
正に命がけで作ったダムだと思うと、心が熱くなりますね。
 
こちらを見下ろす立山連峰。
工事の様子、そして現在の人気観光地の様子をずっと見ているような。
 
自然と人間の接点、他にはない迫力を感じる場所といえるでしょう。
 
 
【今日のワンポイント】
殉職者の数字を冷徹に見ると、昭和30年代、延べ人数1,000万人という超大規模工事の割には、それほど多くないという見方もあるようです。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿