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2023年12月18日月曜日

【旅行】岡山城の展示はストーリー性があって面白い

【この記事のポイント】
・岡山城の天守は黒基調の美しさが印象的、城主の移り変わりを解説した展示も面白かった



昨日の記事に続いての岡山城、いよいよ天守のある本段に進みます。

不明門、これは「あかずのもん」と読むんだそうで、城主が住む本段を守るため普段は閉ざされていたのでこう呼ばれるらしい。
明治時代に取り壊されたものを1966年に再建したものなんだそうですけど、堂々とした立派な門があったんだなと。

本段から望む岡山城、模型か絵かという美しさ。

昨年11/3にリニューアルオープンしたばかりとのことで、こんなに綺麗な天守は初めて。
現存十二天守の歴史を感じる佇まいもいいですけど、ここまであっけらかんと新しいというのもまた気持ちいいですね。

中は鉄筋の近代的な建物、展示も現代的で見て飽きないものばかり。

入場料も400円と安いし、後楽園(410円)とセットにすると640円と割引になるんです。
これを4人分買おうとすると、係員の方から「65歳以上の方っていらっしゃいます?」との問い。

「はい、2名います。」
「だったらここは普通の入場券を買ってください。後楽園は65歳以上だと140円なので、それぞれで買った方がお得です。」

親切なお声掛けに感謝です。

岡山城の再現模型。
上空からだと天守が目立たなくなるほど、様々な建物が並んでいたというのがよくわかりますね。

これをリアルに再現したら、さぞや素晴らしい観光スポットになるでしょうね。
今後に期待です。

最上階からの眺め、遠くまで見通せるというのは他の城と同じ。
他に高い建物がなかった時代には、特別なものだったのでしょうね。

岡山城・街の変遷を説明する映像は平面に上から投影されており、地図として解説してくれるのでわかりやすい。
短時間で岡山の街の発展を知ることができ、勉強になる作品でした。

昨日の記事にも書きましたけど、岡山城城主は宇喜多秀家、小早川秀秋、池田輝政と短期間で入れ替わっているんです。

実はこの3人は、関ヶ原合戦で陣を張っていたという共通点も。
宇喜多秀家:西軍の主力の一つで敗戦、八丈島に流罪に
小早川秀秋:かの有名な裏切りで東軍を勝利に導いたものの、1602年に21歳の若さで病没
池田輝政:東軍として参加、南宮山に陣を張る毛利隊の抑えとしての配置だったが、前哨戦の岐阜城攻めでは主力として活躍

岡山城の展示はこの点を強調しており、なるほど、確かに言われてみればそうだったと歴史の綾を再認識。

小早川秀秋の装束は、かなり奇抜ですね。

兜の前立ては後頭部についているし、真っ赤な陣羽織の背には違い鎌の家紋。
かなり目立つ装束であったことは間違いないでしょう。

死因はアルコール依存症による内蔵疾患だったということですけど、もしかして毒を盛られた、なんてことはないのか。
豊臣家の血を継ぐ武将だったのが不幸で、裏切りも本当なのかどうかは疑わしいというのが最近の見解なんだそうです。

そんなこんな、戦国時代に想いを馳せることができる岡山城はなかなか楽しかったなと。




岡山城
岡山県岡山市北区丸の内2-3-1
086-225-2096
営業時間 9:00〜17:30

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