モーションウィジット

2020年2月5日水曜日

【観光】古墳〜鎌倉時代まで、埼玉県には歴史が眠っているんだなと

大宮公園の北辺には、埼玉県立歴史と民俗の博物館。

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いかにも人気のなさそうな施設、大宮に来ることが仮にあっても、この施設に入ることはないだろうな。
よし、思い立った時に入っておくかな、とそんな軽い気持ちで寄っていくことにしたんですけど、意外や意外、これがなかなか面白かったんですよ。

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この手の博物館は年代の流れに沿っての展示、ここも同様に「旧石器~弥生時代」から。
縄文時代初期は埼玉県も海の縁、貝塚もあったりと、海無し県の現代とは大違いなんですよね。

食料があるので当時から数多くの人が住んでいた様子、多数の土器が時代順に並んでいてわかりやすい。


そうそう、入り口のところでは、粘土に縄文をつける体験実演もやっていて、私もやってみました。
紐で模様をつけるというのは、想像よりも力が必要でなかなか難しいんですよ。

「縄文って、そもそも何のためにつけるものなんですか?」と質問してみたところ、係の方は無言に。
「滑り止めですか?」と私からフォローの質問。

「う~ん、違うでしょうね。誰のものかをわかりやすくするため…」
本当か? 余計なこと聞いちゃいけなかったか。

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縄文人は短命、平均年齢は31歳か。
男女とも、35歳までに7割が死んでしまうというのは厳しい生活環境だ。

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古墳も数多くあり、稲荷山古墳を代表とする行田市の埼玉古墳群は世界遺産登録も進めているとのこと。
規模は仁徳天皇陵には及ばないものの、国宝指定されている金錯銘鉄剣も出土しているというのは凄いな。

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戦国時代の展示室、興味深かったのが足軽の鎧。

鎧といえば立派な鎧兜が飾られているもの、足軽の鎧の展示なんて初めて見るような。
コストをかけられない造り、剣道の防具と大して変わらないですけど、保存状態はなかなか素晴らしい。

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この石碑は板石塔婆、供養塔だとのこと。
他ではあまり見たことないなと思ったら、分布は主に関東、時代は鎌倉~室町初期のものなんだとか。

埼玉県には、20,000基以上が残っているとのこと。
当時はこの地に武士が数多くいたことが伺えます。


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このお城、川越城です。

本丸御殿は現存していますけど、周囲の造りはこんな様子だったのか。
奥に見えているのは富士見櫓、この櫓が建っていたという高台にも行ったことありますけど、なかなかいい眺めでした。

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現代コーナーには「三種の神器」やら…お!懐かしい!
SHARPのマイコン、MZ-80が置いてありますよ。

マイコン、パソコンの昔の呼び名ですね。
中学の頃、家にあったこれで夢中になって遊んでいたんですよ。

メモリ64KB、外部記憶はカセットテープ。
OSという概念がまだなく、BASIC言語の実行環境でプログラミングをして、RUNコマンドで動かすんだったな。


懐かしいものにも出会えたし、古代を中心に展示品が充実した博物館。
これで310円の入館料、コスパよしだと思いますよ。


埼玉県立歴史と民俗の博物館
048-645-8171
さいたま市大宮区高鼻町4-219
開館時間 9:00~16:30
休館日 月・祝・振替休日、年末年始

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