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2019年8月1日木曜日

【観光】結城が誇る「御手杵の槍」、重さはなんと22.5kg!

毎年結城に来ていても、いつも墓参りだけ済ませて、とっとと他所に行くばかり。
2014年に蔵美術館がオープン、なんていうのも当然知らず、お墓のあるお寺から徒歩10分ほどと近いので、寄ってみることに。
 
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おぉ、正に蔵ですね。
規模はそれほど大きくないものの、無料というのも嬉しいなと。
 
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展示は定期的に入れ替わるようで、行った時は「屋久杉の森」の油絵が展示されていました。
 
大きな絵が10点ばかり、迫力のあるタッチで、先日観てきた来宮神社の楠木のような色使い。
画家の方は小柄な女性ながらも活気があって、なるほど、このパワーが絵に表れているんだなと納得。
 
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絵を写真に撮るのは失礼なので省略、隣の展示室に移って、明治時代の陸軍大演習について。
 
結城が激戦地想定、大本営は結城小学校に置かれていたそうです。
こんなに大きな「大本営」の看板が掲げられ、参加した兵士はなんと5万人。
 
さぞかし騒がしい日々だったんでしょうね。
昔の陸軍は規模が違うなと、そう思い知る展示内容。
 
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続いて2階に、ここに集客力がある展示物があるんですよ。
 
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武将の絵は結城晴朝と結城秀康、戦国時代末期の17代と18代結城城主。
秀康は徳川家康の次男、関ヶ原の後に越前に転封となり、下の代から松平を名乗るので結城家の名は途絶えます。
 
それぞれいろいろ書きたいところですけど、主役は武将ではなく、その手前に置いてある槍。
 
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もう少し近くで見てみましょう。
穂先がやたらに大きいというのが…わかりにくいかな。
 
全長4.2mのうち、穂先は何と1.5m。
刀よりも長い穂がついているという凄さ。
 
「御手杵(おてぎね)の槍」という名で、日本3名槍の一つです。
結城晴朝の愛槍が松平家に引き継がれ、東京大空襲で焼けてしまったものを再現したレプリカ。
 
この槍を一目見たいと、一時は全国から人が集まってきたんだとか。
 
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写真ではわかりにくいですけど、左側の黒いものが鞘。
この形が手突きの杵に似ていることから、この名がついているんだそうです。
 
ど迫力の槍、でも重いんだろうなと調べたら、22.5kgもあるそうで。
武器として使うのはまず不可能、馬印だったと考えるのが自然でしょうね。
 
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いやぁ、想像以上に凄かったな。
結城の街中にも、面白い展示があるじゃないか。
 
次の目的地に向かおうと歩き始めて、これは大谷石造りの蔵か。
普通にポンとあったこれも、十分に観光資源になりそうな気がするんですよね。
 
歴史ある街、見所は結構あるんだなと。
 
 
結城蔵美術館
0296-54-5123
結城市結城1330
営業時間 9:30~18:00 (11月~3月は~17:00)
定休日 木
入館料 無料
 

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