緊急事態宣言中はずっと閉店していた『中華料理 味達』、町中華の美味しさを味わいたいなと。
この外見、暖簾が寄っているし、本当にオープンしているのかと疑いますよね。
そろりと引き戸を明けてみると、お客さんが3人入っているので大丈夫そうだな。
迷彩服の作業着を来たご老人が2名、そして在宅勤務っぽい中年の方が1名。
迷彩服のお二人、寺島進風の迫力があってちょっと怖そうだなぁと思いながらの入店。
大将は...あ、奥にいた。
「いいっすか。」
「はいどうぞ、いらっしゃいませ!」
この写真、寺島進達が帰った後に撮ったもの。
このカウンターに陣取られていたので、なおのこと迫力あったのかな。
昭和な雰囲気、懐かしいといえば懐かしいですけど、お世辞にも綺麗とはいえないですよね。
今日は食べるものを決めていて、前回台湾ラーメンを食べた時に迷った「汁なし麻婆麺」850円。
息子はカレーチャーハンを頼んでいました。
待っている間、改めてメニューを眺めると、今まで食べたことがないものがあるんですよね。
辛口ホルモンそば 800円
豆腐の辛子焼き 700円
すごーく食べたいんだけど、何かまだ踏み込んじゃいけない世界のような、もう少し歳をとるまで待った方がいいような...。
なんでそんなことを感じるのかな、不思議だ。
なんて訳のわからないことを考えていたら、汁なし麻婆麺が搭乗。
麻婆豆腐がたっぷり、その下に隠れているのは麺のはずだけど、これで白米だったら相当びっくりするだろうな。
よし、それでは頂きます。
スープを一口、色が濃い割には味はそれほどでもなく、さっぱりとした中にもしっかりとした旨味があるんですよ。
ラーメンの汁みたいですけど、味はそれなりに工夫されているようです。
まずは麻婆豆腐を一掬い、おぉ、コクがあって美味い。
お、そして後から、ピリッと辛い。
つい先日食べた『香満楼』の麻婆豆腐は、豆腐が熱くて挽肉が美味いという印象でしたけど、このお店のは両者が一体化しているんです。
明らかにこちらの方が辛いものの、それが気にならないというか、むしろ心地良いんです。
続けて麺に、中細の縮れは焼きそばのような感じ。
麺がくっついている部分もあるものの、麻婆豆腐と混ぜていれば解れます。
ズズッと一口、昔からよくある中華麺だなと思いつつ、この麻婆豆腐にはよく合っているんですよ。
オーソドックスだけど、それが故に美味いのかも。
麻婆豆腐をレンゲで掬いながら、麺も少しずつズズッと。
徐々に汗が出てくるのは、餡掛け焼きそばみたいなものですかね。
これからの寒い季節、身体を温めるには素晴らしい一品。
ご馳走さまでした。
帰り道、カレーチャーハンを食べた息子に聞くと、非常に美味かったとのこと。
「メニューも豊富だし安いし。もっと近く、例えば家から歩いて3分のところにあれば、在宅の日は毎回これでもいいかなと思った。」と言っていました。
やはり、このお店は素晴らしい町中華ですね。
関連ランキング:中華料理 | 下総中山駅、京成中山駅、鬼越駅
0 件のコメント:
コメントを投稿