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2021年11月20日土曜日

【グルメ】昔ながらの立ち食い蕎麦、熟練に裏付けられた​出汁のいい味

この地域に住むようになってから、かれこれ30年近く。
かつて東西線の原木中山駅にあった立ち食いそば屋さん、まだあるんだろうか。

気になったので確認しに行ってみると、おぉ、これこれ『原木そば』。
よし、今日はここでランチを食べることにしよう。

ここに入ったのはもう思い出せないほど昔のことですけど、おそらく店内の様子は変わっていないんじゃないだろうか。
「これぞ立ち食い蕎麦屋」という昔ながらの佇まい、今風の座って食べる立ち食い蕎麦ではないんです。

券売機もなく、オーダーは口頭で伝えるというスタイル。

メニューを見ると、ん?
「野菜」というのは天ぷら? だとしたら「かき揚げ」は何が違うんだろう。

謎を探るため、今回は「野菜」の蕎麦にしてみよう。

「はい、どうぞ」とカウンター越しに提供、この時に料金も払うというシステム。

「野菜」は想像通り天ぷら、汁と蕎麦の色が濃いとういのが特徴ですね。
よし、それでは頂きます。

まずは汁を一口、あれ、色とは異なり味は濃くない。
出汁の旨味もほのかに感じて、これは立ち食い蕎麦だと侮る一品ではないような。

太めの蕎麦はどうなんだろう。

一口含むと程よい弾力、角が立っているタイプではなく、かといってフカフカでもなく、ちょうど良い頃合い。
ズズっと啜った時の風味も、出汁が香ってきます。

野菜天、汁が染みて柔らかくなったのを崩しながら。
やはりここでも汁の美味さが生きているんですよね。

そのまま食べ進めてもいい味でしたけど、試してみようと敢えて七味で味変。
ピリッと引き締まって、こうやって食べても美味いな。

この値段なので高級店と違うのは当たり前、低い原価でも、美味しい蕎麦を提供してくれるありがたさ。
ご夫婦で営業しているのか、お二人とも感じよくいい気分でお店を出ることができました。

ご馳走さまでした。






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