モーションウィジット

2019年7月5日金曜日

【観光】落城を経験した城、田園風景にひっそりと

箕輪城と聞いて、栃木県じゃなく群馬県でしょうと思う方は歴史通。
 
群馬の箕輪城といえば長野業正で有名、って言っても普通はご存知ないか。
武田信玄と互角に戦い、子の業盛の代に落城し長野氏は歴史舞台から消えていく。
 
その箕輪城は広大な城郭だったとのことですけど、栃木の方はそれほどでもなく。
私も存在を全く認識しておらず、北宇都宮駐屯地の近くの城址ということで軽く寄ってみようと思ったんです。
 
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自治医大駅からの道、田圃しかない田舎道。
 
行きは向かい風がビュービューと吹いていて、城に近づくのを拒まれているような。
でもその分、帰りは追い風で歩くのが超楽でした。
 
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お、とうもろこし畑だ。
まだまだ稲のような細さ、これが太く美味しく育つんだなぁ。
 
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片道30分ほど、姿川を超えたところで箕輪城址に。
 
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右手に見える山が城址。姿川を天然の堀にした平山城、でも西半分は平野にむき出しなので、防御力はそれほど高くはなさそうな。
 
実際、この城は1558年に落城しているとのこと。
それが5月だったので、この地域には鯉のぼりを飾らないんだとか。
 
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現存しているのは登りやすい階段のみ。
真夏になると、この階段も草木に覆われそうですね。
 
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現状、ここにあるのは磐裂根裂神社。
 
この神社名、読めます?
答えは「いわさく ねさく」、まぁそのままといえばそのまま。
 
火の神であるカグツチがイザナミから生まれた際、イザナミが死亡。
怒ったイザナギがカグツチを殺した際に生まれた神、その中に磐裂神と根裂神がいたらしい。
 
でもなぜこの神社にその名がついているのか、ネットにも詳しい情報はなさそうです。
 
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城址らしき痕跡はこの空堀、他に虎口も。
それほどはっきりと残っている訳ではないものの、素人の私にもきっとそうだろうと想像できるレベルではあったかな。
 
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再び自治医大駅前に。
 
この近辺では埴輪も出土しているそうで、「しもつけ風土記の丘資料館」に置いてあるんだとか。
いずれ機会があったら観に行ってみよう。
 
 
萁輪城址
下野市箕輪450
 

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