モーションウィジット

2017年10月19日木曜日

【イベント】運慶のしなやかな美、東京国立博物館に集結

期限モノ優先ということで、書き溜めた記事を1日だけお休み。
この週末に行ってきた東京国立博物館の「運慶展」のご紹介です。
 
雨、しかも午後から行ったので空いてはいたんですけど、やはり人気のあるイベントは人が集まりますね。
 
 
運慶、改めて言うまでもないでしょうけど、平安末期から鎌倉初期の仏師。
それまでの時代と異なり、生き生きとした仏像を彫ったことで有名です。
 
東大寺の金剛力士像なんかは、教科書にも載っていた記憶がありますね。
今回の運慶展は、全国にある運慶の作品30数体のうち、22体が集結するという大掛かりなものです。
 
日曜日の14時過ぎ、待ち行列はなく入れたものの場内は結構な数の人。
それでもスペースに余裕のある展示だったので、観るのに問題はなかったかなと。
 
入場料は1,600円と安くはないものの、2時間じっくりと楽しめる素晴らしい展示でした。
 
写真左のお坊さんが運慶だと思っていたんですけど、これは古代中国の高僧、運慶の作品だったんですね。
まぁそれはいいとして、場内には運慶のみならず、父親の康慶、堪慶をはじめとすると子供や弟子の作品も飾られていました。
 
運慶の作品は、身体のしなりや衣服の質感を曲線で表現、力強さの中に美しさを感じさせます。
キリッと締まった表情といい、今時だとスポーツ選手像のような印象かな。
 
有名なのは運慶ながら、康慶、堪慶らの作品も迫力があります。
写真や映像では表現しきれない存在感と立体感、観に行く価値は120%ありだと思います。
 
作品に圧倒されていると、時間はあっという間に流れるもの。
展示会場から出た時には16時過ぎていたので、軽くオヤツでも食べるか。
 
鶴屋吉信、有名な和菓子屋さんのようですね。
つばらつばらという名の焼き菓子、むっちり柔らかい皮、上品な甘さの粒あん、美味しいお菓子だったなと。
 
ん? そういえば国立博物館って17:00までだっけ。
 
残り時間はあと僅か、前回来た時には見れなかった法隆寺宝物館に。
6~8世紀の仏像や幡などが展示されていて、時間があればもっとゆっくり見たかったなと。
 
その他、実は本館や東洋館も面白いんですよね。
とはいえ東京国立博物館は展示物が多いので、1日で全てを観るには集中力がもたないかも。
 
夕暮れ時、電気が灯る本館。
もっと暗くなると、より一層ムーディーなんでしょう。
 
充実感に満ちた疲れを感じながら家路に。
運慶展、なかなかのものでした。
 
 
【今日のワンポイント】
・運慶展は11月26日(日)まで。金曜日、土曜日は閉館を21時まで繰り下げているとのこと。お見逃しなく。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿