モーションウィジット

2025年7月28日月曜日

【万博】石黒浩パビリオン『いのちの未来』へ!リアルアンドロイドが描く人間とロボットの未来

【この記事のポイント】
・万博屈指の人気パビリオン、石黒浩・シグネチャーパビリオン『いのちの未来』の予約を奇跡的にゲット。骨伝導イヤホンでの没入体験や、リアルなアンドロイド、そして「モモ」が舞う1000年後の未来像を体験しました。



イタリアパビリオンを観終えて、次に移動する先は石黒浩・シグネチャーパビリオン『いのちの未来』です。


『いのちの未来』パビリオンへ、奇跡の予約



ここも万博屈指の人気パビリオン。
師匠が会場内で2名分の当日予約をゲットしてくれたんです。

偶然取れたとのことですけど、16時からという時間もイタリアパビリオン後にぴったり。
万博会場内を早足で進みます。


黒い外観と、水のカーテン



地図を見ながら目的地に到着、「あ、どうやらあれだね」。


黒い外観が特徴的な建物。
近づいてみると、その黒い部分は網目状になっていて、この表面を定期的に水が流れるようになっています。


まるで水のカーテンのよう。
涼しげでいいなと思ったのですが、風が吹くと水しぶきが飛んできたりと、実用性は正直イマイチかなと。
それでも、訪れる人々に清涼感を与える工夫なのでしょう。


没入体験への準備



このパビリオン、入館者は一人ひとり特殊な機器を渡されます。


手に持ってみると、小型のタブレット。
そして、それに繋がっているのは骨伝導イヤホンです。

館内の音声は、この骨伝導イヤホンで聞く仕組み。
イヤホンは両耳それぞれに架けるタイプなんですけど、鏡がないのでちゃんとついたか少々不安。

でも音声はちゃんと聞こえてきたし、スタッフの方も特に何も言っていないでおそらく問題なし。
この機器によって、パビリオンの没入体験をが増すんでしょうね。


ゾーン1「いのちの歩み」



いよいよパビリオン内部へ、最初のゾーンは「いのちの歩み」です。


展示コンセプトは、「日本人がモノにいのちを宿してきた歴史を体感」。
太古の昔から現代に至るまでに、日本人がモノや形に「いのち」を見出し、宿してきた豊かな文化を展示するゾーンです。

縄文時代の土偶から、からくり人形、現代のアンドロイドまで。
様々な人の形にいのちを宿してきた、日本の文化と技術の変遷を体験することができます。

精神性と科学技術が融合する、日本ならではの視点。


異世界への移動、そしてゾーン2「50年後の未来」



次のゾーンへの移動は、エスカレーターです。


このエスカレーター、ただの移動手段ではないんです。

薄暗い空間をゆっくりと上昇していくことで、次のゾーン、つまり「50年後の未来」という異世界に足を踏み入れていくような感覚。
なかなかいい演出だなと感心です。

エスカレーターを降りると、そこは「50年後の未来」を描いたメイン展示のゾーン。


「50年後の生活とプロダクトを追体験」というコンセプト。

人間がアンドロイドと共存し、高度なテクノロジーを用いた様々なプロダクトを活用しながらいきいきと暮らす日々。
物語の中に入り込むことによって、これを追体験する展示です。

まずは一体のアンドロイドが静かに座っており、その向こうには映像が流れています。
アンドロイドの表情や仕草が非常にリアルで、人間との境界線が曖昧になる未来を想像させられて。

続いての展示は、アンドロイドと暮らす人々の生活を表現した空間です。

ここは、映像やアンドロイドが家事や介護を手伝い、人間と共に暮らす「おばあちゃんと孫の家」のシーン。
暖かみのある空間で、未来の家族のあり方を提示しているようです。

技術が人間の生活を豊かにし、心を通わせる存在としてアンドロイドが描かれているのが印象的でした。

さらに奥に進むと、多数のアンドロイドがいる部屋に。



これは「ヨシノロイド」というらしい。
細やかな動きまでが精巧に作られており、テクノロジーの進化に驚かされます。


おぉ、マツコ・デラックスのアンドロイド。
非常に精巧に作られており、その特徴を忠実に再現しています。

顔の表情や仕草、声などもマツコさんそのもの。
エンターテインメントやコミュニケーションの分野でも、アンドロイドが活躍する未来を示唆しているのかもしれないですね。


ゾーン3「1000年後の未来“まほろば”」



パビリオンの見学は、最後のゾーンへ。
ゾーン3は「1000年後の未来“まほろば”」です。

「1000年後の人との出会い」というコンセプト。
科学技術で進化発展していく未来の人間と出会えるゾーンで、音と光に包まれた幻想的な空間の中で、からだの制約から解き放たれた人の姿との出会いが待っている、らしい。


正直なところ、怖がりの私にはこの展示が無茶苦茶怖かった。

展示されているのは、「モモ」という名の進化した人間、いわゆる「ミレニアムヒューマン」らしい。
彼?彼女?らは無表情に舞い、時々、私のすぐ側までフワッとやってきて、見上げた視線が私の目をじっと見ていたりするんです。

もしかして、私のことを認識してる?
突然、『ワッ!』と脅かしてきたりしない?
もしそんなことされたら、大声をあげてひっくり返ること間違いなし…

なんて不安をよそに、ただ静かに舞を続けるのみ。
幻想的で不思議な世界観に浸ることができたなと。

振り返ってみれば、未来の人間像を提示する非常にインパクトのあるな展示。
見応えのあるアンドロイドの数々、まさに万博らしい最先端のパビリオンを堪能できました。

さて、次はどこのパビリオンに行こうか、それとも師匠が疲れていたらもう帰ろうか。
なんていうところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・このパビリオン、ストーリーに沿って進んでいくので、見終えるのに60分ほどかかります。他のパビリオン予約と重複させないようご留意。

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