【この記事のポイント】
・JR株主優待券の期限に導かれ、千葉から新橋へ。初めて訪れた都会のパワースポット『烏森神社』を参拝。1000年以上の歴史、夏越大祓の雰囲気、行列ができる人気ぶりなど、烏森神社の魅力と参拝体験をレポートします。
千葉公園で大賀ハスを観て、朝から心地よい散策と歴史ロマンを堪能。
さて、次なる目的地は… なんと新橋です。
優待券に導かれ、新橋へ
下総中山に住む私、一度千葉方面へ出てから、自宅最寄り駅を通過して再び都心方面へ向かう。
地図で見ると、これは少々意味不明な動きかもしれませんけど、これには理由があるんです。
理由とは、手元にあったJR東日本の株主優待券。
この優待券を使うと片道の運賃が4割引になるんですけど、この優待券の有効期限が6月末まで。
この日のうちに何とか活用しておかなければ勿体ない、そんな「貧乏根性」が今回の行程になったんです。
当初は、群馬県の高崎あたりまで行ってみようかと考えたんです。
でも今日の高崎は無茶苦茶暑いだろう… 猛暑の中を歩き回るのは少々厳しい。
それではと、千葉公園に大賀ハスを観に行くことに。
でも下総中山から千葉までの片道運賃は406円、4割引で240円になるだけ。
これじゃ優待券の威力をあまり感じない。
う〜ん、どうせならもっと長距離で使いたい、だったら内房線で上総一ノ宮あたりまで足を延ばしてみるか… いや、こちらもきっと海沿いで暑そうだ。
ということで、結局、まずは千葉に行き、その後に改めて都心方面、新橋へ向かう、というルートに落ち着いたんです。
千葉から新橋までは運賃が736円、これが4割引で約440円になるのでお得感ありますね。
(といっても、下総中山→千葉に比べると安い、という程度の話ですけど…)
新橋へ行くのは、美味しい奈良の特産品が手に入る「奈良まほろば館」でそうめんを買いたい、という目的も。
そしてもう一つ、そういえば「烏森神社」にもまだ行ったことがない。
せっかくだから立ち寄ってみよう。
なんて考えを巡らせていると、これって結局のところ、株主優待券に踊らされているだけではないか? なんて疑問も。
でもまぁ、細かいことは気にしないようにしましょう。
旅のきっかけは何であれ、新しい場所を訪れるのは楽しいことですからね。
ビルの谷間のパワースポット、烏森神社
千葉から電車一本、新橋駅に到着。
オフィスビルが立ち並ぶ都会の一角に、異空間のように存在する神社、これが烏森神社です。
烏森神社は、平安時代中期の天慶三年(940年)に創建されたと伝えられる非常に長い歴史を持つ神社。
平将門の乱を平定するため、藤原秀郷が戦勝を祈願した際に、稲荷神の神託によって創建されたという由緒があるんだそうです。
かつて周辺一帯は湿地帯で、そこに樹木がこんもりと茂り、烏が多く集まっていたことから「烏森」という名前がついたという説も。
江戸時代になると、江戸城の裏鬼門を守る重要な神社の一つとして崇敬を集めまたんだそう。
1000年以上の時を経て、今なおこの場所に鎮座し続けているという事実に感動。
現在の烏森神社は、周囲をオフィスビルや飲食店に囲まれて「ビルの谷間」にひっそりと佇んでいます。
境内は都会の喧騒を忘れさせるような、神聖な雰囲気。
決して広い空間ではないものの、綺麗に手入れされており、多くの参拝客が訪れる人気のスポットです。
私が訪れたのは6月下旬。
多くの神社で「夏越大祓(なごしのおおはらい)」が行われる時期ですね。
夏越大祓とは、6月30日に行われる神事。
半年間のうちに身についた罪や穢れを形代(かたしろ)に移し、茅の輪をくぐることで心身を清め、残り半年の無病息災や厄除けを祈願するものだそうです。
烏森神社にも茅の輪が設置されており、多くの人が茅の輪くぐりをしていました。
私もこの半年間に知らず知らずのうちに身についたであろう罪穢れを祓い清め、来るべき暑い夏、そして残り半年を健やかに過ごせるよう心を込めてお参り。
烏森神社は、お守りやおみくじなどの授与品もユニークなことで知られているとのこと。
カラフルで可愛らしいデザインのお守りは特に人気なんだそうです。
期間限定の御朱印も人気が高く、この日も社務所には多くの人が並んでいましたけど、私はいつものごとく素通り。
私が訪れた時も、境内の外まで参拝の列が伸びていました。
ビル街の中にありながら、常に行列ができるほどの人気ぶり。
これは多くの人が都会の中で心の拠り所を求めていること、そして烏森神社がパワースポットとして広く認知されていることの証でしょうね。
お参りを通じて、半年の間に身についた罪や穢れを祓い清め、残り半年の無病息災を願う。
日本の伝統的な神事であり、節目ごとの気持ちの切り替えにも繋がる大切な行事だと感じます。
さて、烏森神社参拝を終え、次なる目的地へと移動しようというところで、続きはまた明日。
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