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2025年7月27日日曜日

【万博】これが本場の芸術?万博イタリアパビリオンで感じた戸惑いと感動

【この記事のポイント】
・万博で4時間並んだイタリアパビリオンへ。芸術に疎い私が国宝級作品に巡り合ったお恥ずかしい感想と、屋上庭園からの眺めについて綴ります。



万博入場直後から4時間もの間、ず〜っと並び続けたイタリアパビリオンの行列。
14時半過ぎ、いよいよ入場できそうな雰囲気になってきたなと。

でも師匠はベンチでランチ中、LINEにも気づいてないようです。


いよいよイタリアパビリオンへ、スリリングな入場


もしかして、このまま私一人で入ることになるのか…
なんてハラハラし始めて、列が動き出す直前のタイミングで師匠も無事合流。
いやぁ、ホッと一息です。


行列は大屋根リングの下からパビリオン側に、それでもまだ行列は続くのは万博の洗礼。
師匠もここで合流すればいいだけでしたけど、何せこの万博は初めて、仕組みはよく分からないものです。


イタリアパビリオンへ、期待と戸惑い


行列で待っている際、イタリアパビリオンのマスコットっぽい子が登場。


「イタリアちゃん」っていうらしい。
ゆるキャラっぽくはあるけど、背丈もあるし、完成度は…
独特の愛嬌があって可愛らしいので、まぁよしとしておきましょう。

いよいよ館内に入ると、シアタールームで短い映像を鑑賞。

イタリアの歴史や文化、芸術を紹介する導入映像ですね。

映像が終わると同時にスクリーンが動いて、奥に広がるのは広々とした展示室の空間。
いよいよイタリアの芸術作品とご対面です。


芸術作品との対話


かなりの広さがある展示室。
洒落た空間に、照明で美しく照らされた芸術作品がズラリと並んでいます。


正直、私は芸術については全くといっていいほど知識がないんです。
ルネサンスとかバロックとか、言葉は知ってても、個々の作品や作者について詳しく語れるわけじゃない。

なので以下はそんな私の素直なファーストインプレッションと、後からちょこっと調べた解説を綴っていきます。


伊東マンショの肖像




私の第一印象、ズバリ「誰?」。
失礼な話だけど、記憶に残っている人物じゃないんです。

**解説:** 伊東マンショは、天正遣欧少年使節の一員として、16世紀後半にヨーロッパに派遣された日本の少年使節団のリーダー。
キリシタンとしてローマ教皇にも謁見。日本の西洋文化受容の歴史において、かなり重要な人物の一人。

なんだ、伊東マンショだったか。
服装と髭のせいか、西洋人っぽく見えますね。


アトラス像



これを見た瞬間の感想、「重そう」。
筋骨隆々とした男性が何かを支えている姿、その負荷がこっちまで伝わってくるようです。

**解説:** アトラスはギリシャ神話に出てくる巨人、天空を肩に背負っているとされています。彼の像は、強さや忍耐の象徴として、芸術作品や建築物でよく表現されるんだそうです。


空間における連続性の唯一の形態



ん?「モビルスーツ?」。
独特のフォルムとスピード感を感じさせる造形、SFアニメのロボットみたいな印象。

**解説:** これは、イタリアの未来派を代表する彫刻家、ウンベルト・ボッチョーニの代表作。運動する身体の連続性を表現したもので、20世紀初頭の芸術運動における重要な作品の一つと言われています。


キリストの復活




あ、「丸出し」。
正直な感想で申し訳ない… えぇと、力強い表現、ですね。

**解説:** これは、ミケランジェロによる彫刻。キリストが復活し、墓から現れる場面を力強く表現しており、その肉体美と精神性の融合が特徴的。


キリストの埋葬



私の率直な感想は、「死体」。
十字架から降ろされたキリストの遺体、生々しいですね。

**解説:** ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョによるバロック絵画の代表作。劇的な光と影のコントラスト(キアロスクーロ)を使って、登場人物の感情や主題の重さを表現。


アトランティックコード




お、これは見たことあるぞ。
レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチ。

じっくり見ようと近づくと、両サイドのお姉さんたちから「立ち止まらないでください」「ガラスケースの上からの撮影は禁止です」と。

確かにここに立ち止まってたら、人の渋滞はひどくなるでしょうから、これは仕方ない。
私はこだわりないからいいものの、これを見るために何時間も並んだ人は、ちょっとかわいそうだなと感じます。


パビリオンを抜け、屋上庭園へ


芸術作品の展示室を抜けると、長い階段が。



2階にも展示があるのかな…
そう思ったものの、階段を上りきったらそのまま屋外に。


広々とした屋上庭園からは、万博のシンボルである大屋根リングがすぐ近くに見えます。
その巨大なスケールを間近で感じられる、絶好のロケーション。

庭園の一角にはレストランも併設されてて、多くのお客さんが優雅にワインを呑んだり、食事を楽しんだり。
…え、もしかしてこれ、これもアートの一部だとか?

いやいや、そんなことはないでしょう。
皆さん本当に美味しそうにイタリア料理とワインを堪能してて、羨ましいなと思いながら、イタリアパビリオンの見学は終了。

芸術は正直よく分からなかったものの、これがイタリアの国宝レベルの展示、そう記憶することにしました。


次の目的地へ、時間との戦い


おっと、次の「いのちの未来」パビリオンの予約時間まで、あと30分程度しか余裕がない。
場所もよく分かっていないし、これはちょっと急がなきゃマズイ。

なんてところで、今日の記事はここまで。
続きはまた明日書きます。




【おまけのワンポイント】
・超人気のイタリアパビリオン。私は午前から並びましたけど、途中から行列は縮んでいたので、もしかして午後から並んだ方が効率的なのかもしれません。

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