・休日の朝食にJR千葉駅の『香川 一福』へ。久々の訪問で、朝から釜玉うどん大盛りを注文。本格的な出汁、二段階の味変で楽しめる釜玉うどん、そして卵2個のボリュームに大満足の朝食体験をレポートします。
とある休日の朝食は、JR千葉駅構内にあるうどん店『香川 一福』。
このお店、本店が神田にあってコロナ禍前はよくランチで利用していました。
千葉駅にもお店があるのを知ったのは、もう4年ほど前かなと。
久々に、あの美味しい手打ちうどんを味わいたいと思ったんですよね。
到着したのは朝8時過ぎ。
駅構内ということもあり、お客さんは5〜6名とそこそこの入り具合です。
朝からうどん、さて、今日は何を注文しようか。
神田のお店では、名物のカレーうどんをよく食べていました。
クリーミーで出汁の効いたカレーがうどんに絡み、非常に美味しかった。
しかし、さすがに朝からカレーは胃に重いかも。
もう少し刺激のないものを…ということで、閃いたのが「釜玉うどん」。
シンプルながら、うどん本来の美味しさが味わえるメニューですね。
この時刻まで朝食を食べていないので、少々お腹が空いて大盛りに。
価格は680円、本格的な手打ちうどんとしては、さほど高くない手頃な価格設定です。
今どきのスタイルと、出汁への期待
券売機で食券を購入すると、オーダーは厨房に通っているという今どきのセルフサービスうどん店らしいスタイル。
席を確保して待つシステムです。
店内を見渡すと、カウンター席が中心で、一人でも入りやすい雰囲気。
席に着いて、番号が呼ばれるのを待ちます。
テーブルの上を見ると、お、「香川一福特製お出汁の使い方」という案内。
釜玉うどんの場合、まず卓上の出汁醤油を加えてよくかき混ぜて食べ、次に「お出汁」を入れてかきたまうどん風にして食べる、という二段階の楽しみ方が推奨されています。
一杯で二度美味しい、ということですね。特に、温かい出汁が自由に使えるというのは有り難いサービスです。
釜玉うどん大盛り、二つの卵
番号が呼ばれ、カウンターにうどんを取りに行きます。
注文からわずか3分という提供スピードも、駅構内の店舗としては重要な要素。
見た目のインパクトはなんといっても卵、え、二つも乗っているのか?
お得感はあるものの、朝からうどん大盛りに卵二つは少々食べ過ぎかも…
まぁ、美味しく食べられればそれで良しとしておきましょう。
大盛りなので、味に変化をつけるために、セルフサービスの天かすも少し加えておくことにしました。
食べる前に、まずは卓上の「お出汁」をそのまま一口飲んでみます。
うん、これは本格的な味。
鰹節や昆布の香りがしっかりと感じられる、深みのある出汁です
うどんの価格はお手頃、この質の高いうどん出汁が自由に使えることで、全体の満足度がグイと引き上げられている印象。
釜玉うどん、二段階の美味しさ
さて、それでは頂きましょう。
まずは推奨される食べ方①。卵を一つだけ溶き、うどんによく絡ませ、卓上の薄口醤油をほんの少し加えて一口。
あれ?味が薄いな、と。
最近、濃い目の味付けの食事が多かったためか、私の舌が鈍っているようです。
でも二口三口と食べ進むうちに、徐々にこの薄味に舌が慣れてきます。
そして、うどん本来の美味しさが分かってきます。
もちっとしたコシのある麺、そしてトロっとした卵のコクがシンプルに加わっただけの素材の良さを活かした美味しさ。
これは、麺自体に相当なこだわりと技術がある、美味いうどんだからこそ成立する技。
麺を半分ほど食べたところで、食べ方②を試すべく、二つ目の卵を溶き、温かいお出汁を加えてみました。
見た目はかきたまうどん、あるいは卵スープのよう。
麺がまるで卵の湖を泳いでいるかのような具合ですね。
ここに天かすのコクと香ばしさも加わり、さらに味に変化が生まれます。
二段階の味変があったおかげで、大盛りでも飽きることなく、美味しく完食。
丼に残ったお出汁と卵のスープも、最後まで飲み干さないと勿体ない。
貧乏根性かもしれませんが、本格的な出汁の味を最後まで堪能です。
最後に
休日の朝食として、JR千葉駅の「香川 一福」さんでいただいた釜玉うどん大盛り。
久々の訪問でしたが、期待通りの本格的なうどんの美味しさを堪能することができました。
特に、麺のコシと喉越し、そして自由に使える質の高い出汁が印象的。
最初は薄味に感じたものの、食べ進めるうちにその良さが分かり、二段階の味変で飽きずに大盛りを完食です。
朝から少々食べ過ぎたかもしれませんが、心もお腹も満たされる、充実した朝食に。
いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。
千葉駅に立ち寄った際には、また利用したいお店です。