モーションウィジット

2025年7月31日木曜日

【万博】AIが古傷を見抜いた!?大阪ヘルスケアパビリオンで未来の健康を体験

【この記事のポイント】
・万博での夕食後、ドローンショーまでの時間調整で『大阪ヘルスケアパビリオン』へ。夕方で空き始めた会場で、未来の健康と医療技術を体験。AIが古傷を見抜く驚きの体験や、iPS細胞、人間洗濯機など、テクノロジーが創るヘルスケアの可能性を肌で感じました。



アフリカ料理でお腹を満たして、お目当てのドローンショーまではまだ少し時間があるなと。

今回の万博散策は、完全に師匠お任せプラン。
しっかりと下調べをしてくれているので、特にこだわりもない私は流れに身を任せるだけでした。

さて、どうしようか。
ここで師匠が提案してくれたのが、『大阪ヘルスケアパビリオン』。

人気のパビリオンですけど、夜になって少しは空いているんじゃないか、という作戦です。


おぉ、師匠の読み通り。
行列は想像よりもずっと短く、10分も待たずに中に入れそうな雰囲気。

やっぱり夕方になると、お子さん連れのお客さんを中心に会場を出る人が多いよう。
海風が吹いてきて涼しいし、人も少なくなってくるしで、万博は夕方から来るのが正解なんでしょう。

未来の医療ってどうなるの?大阪ヘルスケアパビリオン



「いのち」や「健康」がテーマのこのパビリオン。

中に入ると、白を基調とした近未来的な空間が広がっていました。

ここでは、アンチエイジングや病気の予防、そして最先端の再生医療まで、これからのヘルスケア技術を体験できるとのこと。
人気のリボーン体験ルートやモンスターハンターブリッジは事前予約が必要ですけど、我々はちょっと時間つぶしができればいいという軽い感覚で。

iPS細胞が作る、再生医療のすごい未来



展示の中でも、やっぱり気になるのはiPS細胞のコーナー。


新聞で読んで知っているiPS細胞、研究はどんどん進んでいるんですねぇ。

これはiPS細胞から作った「心筋シート」だそうです。
心臓の機能が弱ってしまった患者さんにこのシートを貼り付けることで、心臓がまた元気を取り戻す手助けをするんだとか。

昔はSF映画の話だと思っていたような医療が、もうすぐそこまで来ている。
この小さなシートに、たくさんの人の未来がかかっているんだなと。

あの「人間洗濯機」が帰ってきた!



そういえば、テレビでも見たことあるなというのがこちら。


1970年の大阪万博、ものすごい話題になったという「人間洗濯機」。
半世紀以上の時を経て、最新技術でパワーアップして帰ってきていました。

今回の人間洗濯機は、ただ体を洗うだけじゃないらしい。
「ウルトラファインバブル」という細かい泡でリラックスできたり、健康状態までチェックしてくれたりするんだとか。

いつものお風呂が、すごいヘルスケア体験に変わる。
昔の人が夢見た未来が、こうやって新しくなって目の前にあるのは、万博ならではの面白さ。

AIが古傷を見抜いた!?「未来の駅」でのビックリ体験



パビリオンの奥に進むと、面白い体験コーナーがありました。
その名も「未来の駅」。


ここでは、スマホで正面から写真を一枚撮ってもらうだけ。

するとAIが画像を解析して、体のどこにストレスがかかっているかを教えてくれるというんです。
面白そうなので、さっそく列に並んでみました。

行列は短いものの、一人3分くらいはかかるみたい。
前にいるのは10人ほど…うん、これならドローンショーには間に合いそうだな。

写真 ストレスポイント

いよいよ私の番、写真撮影を終えて解析結果が表示されると…


太ももが黄色くなっているのは、今日も一日たくさん歩いたからでしょう。
でも、それより驚いたのが…え、右足首が赤じゃないですか!

これ、思い当たるフシあり。
20代の頃、右足首をひどく捻挫して、痛みに苦しんだことがあったんです。

いつの間にか痛みも消えて、すっかり忘れていた古傷。
でもAIには、そこが今でも僕の体の弱点になっていることがお見通しだったようですね。

正面から撮った写真一枚だけでこれを見抜くなんて、さすが今どきのA、なかなか凄いじゃないですか。


続いて出てきたリスク診断。
幸いどれも数値は50未満で「リスクは高くない」とのこと、まずはよかったよかった。

ただ、「右変形性膝関節症」や「右ランニング障害」のリスクが他より高め。
これもきっと、あの右足首の古傷が関係しているんでしょうね。


お勧めのエクササイズは「サイドレッグレイズ」と「ハムストリングストレッチ」だそう。

う〜ん、そう言われても、エクササイズなんてまずやらないだろうなぁ…
と思いつつも、一応スマホでパシャリ。
写真に撮っておけば、いつか思い出すかもしれませんからね。

それにしても、スマホの写真一枚でここまで分かるなんて。

AIがもっと身近になれば、僕たちの健康管理もガラッと変わるんだろう。
未来の可能性を肌で感じることができた展示でした。

お、そろそろドローンショーの時間、大屋根リングに上らないとというところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・我々はサクッと観ただけの大阪ヘルスケアパビリオンでしたけど、人気ランキングでは1位になっていることもあるほど。時間のある方はじっくりご覧になるのもいいでしょう。

2025年7月30日水曜日

【グルメ】万博の夕食は異文化体験!会場内の穴場で「マフェ」とエチオピアビールを堪能

【この記事のポイント】
・万博会場での夕食は、普段馴染みのないアフリカ料理に挑戦。穴場のレストランで、西アフリカ発祥の「マフェ・セット」を堪能。未知のピーナッツバターシチューやエチオピアビール、食後のライブ演奏など、万博らしい異文化体験を楽しみました。



人気パビリオン「いのちの未来」の見学を終え、時刻は17時過ぎ。
夜のドローンショーまでまだ時間があります。

早めの夕食を18時前に済ませておけば、混雑は避けられるだろう。
そう考えてお店を探しです。


万博での夕食、狙うはアフリカ料理



万博会場での食事、せっかくなら日本であまり馴染みのない珍しいものがいいですよね。

ふと思いついたのが、アフリカ料理。
食いしん坊の私ですら、街のレストランでアフリカ料理を見た記憶はほとんどなし。
万博という特別な機会でなければ、なかなか味わえないでしょうからね。


狙い通り、空いている穴場?



アフリカ料理を提供するお店の場所は、喫煙所に来た時に偶然見かけて知っていたんです。
大屋根リングの北端外側、ちょうど12時の位置なのでわかりやすいかなと。


2階にある店舗、なのでなおのこと空いているはず。

お店の入口に到着すると、メニューを見て去っていく人もちらほら。
アフリカ料理はよくわからない、そう感じる人が多いんでしょう。


座席も半分ほど空いています。
狙い通り、混雑を避けて食事ができるなと。


万博価格と、未知のメニュー



店内に入り、メニューを改めて確認。


セットは3種類用意されていますね。

ドリンクをクラフトビールにすると、いずれも4,250円という万博価格。
ソフトドリンクのセットでも3,900円なので、ビールに変えても大して変わらないな、というのが唯一の慰め。

でと、アフリカ料理に関する知識は皆無に等しい私、メニューの文言を読んで選ぶしかない。

「マフェって何?」「プロシェット・サンドイッチって?」
クスクスがパスタと知っているものの、あとは未知の料理名が並びます。

朝食はうどん、ランチは植物性バーガー(パン)だったので、夕食はライスかな。
そう考えて、ご飯がセットになっているメニューをチョイス。


マフェ・セット、そしてエチオピアビール



悩んだ末に選んだのは、「マフェ・セット」。


マフェは、西アフリカ発祥のピーナッツバターシチュー。
一般的には牛肉や鶏肉、野菜をピーナッツバターで煮込んだシチューですけど、このお店では牛肉が使われています。

サラダもあって野菜たっぷりで健康的、万博でしか味わえない特別な体験をしている感があります。

クラフトビールは、エチオピアの「コーヒー ポーター」をチョイス。

エチオピアは、コーヒー発祥の地として知られています。
そのエチオピアのコーヒー豆を使ったポータービール、これは興味深い組み合わせですね。

よし、それではお疲れさま。
師匠とカップを合わせて、乾杯!

香ばしいコーヒーの風味と、ポーター特有のコクが融合し、深みのある味わい。
アフリカ料理との相性もよさそう。


「アフリカンフレッシュサラダ」と名付けられたサラダ、フレッシュな野菜がたっぷり。
彩りも豊かで、見た目にも食欲をそそります。

暑い日のウォーキングで疲れた身体には、瑞々しい野菜が嬉しいですね。


未知の味、マフェと衝撃の付け合わせ



いよいよ、メインのマフェに。


濃厚な色合いのピーナッツバターシチュー。
一口食べると、ピーナッツのコクと香ばしさが口いっぱいに広がります。

ビーフも柔らかく煮込まれており、シチューにもよく合う味。

スパイスの効いた複雑ながらも優しい味わいはご飯によく合い、食べ応えがあります。

付け合わせは …ん?
ピクルスの代わりなのか、らっきょうとガリが入ってますね。

まさかアフリカ料理でらっきょうとガリに出会うとは。
でもこれが意外にも、濃厚なマフェの味によく合っています。

酸味とシャキシャキとした食感が良い箸休め、異文化の組み合わせが新たな美味しさを生み出しているなと。


アフリカのリズム、そして追いサラダ



食事を楽しんみながら、窓から見える外の景色。


大屋根リングが見事、陽が傾き始めているのが分かりますね。
そして人の数も少し減ってきているような…

なんて考えていると、突如鳴り響く軽快な打楽器の音。
店内でアフリカの打楽器コンサートの始まり。


日本の太鼓も迫力があって良いですけど、アフリカのリズムはまた一味違って楽しいもの。
食事中に生の演奏が聴けるというのは、嬉しいサプライズでした。

このコンサート代も込みだと考えれば、4,250円という値段も決して高くはないのかもしれず。
万博らしい文化体験を伴うディナーに感謝です。

そして師匠の様子を見ると…
プロテインサラダを注文していた師匠、これがかなりのボリュームだったよう。


少食になっている師匠には多すぎたようで、私が半分ほど貰うことになりました。
ツナと玉子というオーソドックスな具材でしたけど、これもなかなかの味。

野菜もたっぷり摂れて美味。
女性だったら、このサラダだけでも十分にお腹いっぱいになるかもしれません。

いやぁ、珍しいアフリカの味をたっぷりと堪能。
美味しかった、ご馳走さまでした。






関連ランキング:アフリカ料理 | 夢洲駅


2025年7月29日火曜日

【万博】攻略のヒント?会場内の道のり、暑さ対策、そして隠れたアートなどなど

【この記事のポイント】
・万博で2つの人気パビリオンを巡り、時刻は17時過ぎ。広大な会場の風景やユニークなアート、熱中症対策の工夫などを紹介し、万博の「リアル」をレポートしつつ、師匠の体力は回復してくれるだろうか…



一昨日・昨日と、大阪・関西万博のイタリアパビリオン、そしてシグネチャーパビリオン「いのちの未来」を観た記事を書いてきました。

この2つだけでも十分に万博を堪能でき、時刻は17時過ぎ。
師匠の体力を考えると、今日はここまでにしても良いかと思っていたんです。

ところが師匠に確認すると、「まだ大丈夫です。ドローンショーも観たいです。」と。

ちょっと待てよ。
ドローンショーが始まるのは20時。
それまで会場に居ても本当に大丈夫かな。

なんて心配をしながら日陰に入って一休みしていたというのが実際なんですけど…
それじゃブログ記事にならないので、本日はとりあえず、この日歩いた万博会場の様々な風景や施設をご紹介しておきます。


広大な会場、その複雑な道のり



万博会場は、とにかく広大。


会場地図を見ると、その広さと、パビリオンが林立する中で道が複雑に入り組んでいる様子がよく分かります。
目的のパビリオンや施設へ移動するのも、慣れないうちは地図は必須。

ところどころに地図の看板はあるものの、これだけで歩けるようになるには慣れが必要なんですよね。


多様なアートと、夏の工夫



東ゲートを入ってすぐ、目に飛び込んできたのは奇妙なオブジェ。



私の正直な感想、「大阪万博でいきなり鹿?」。
なぜここに鹿なんだろう。

解説: 現代美術家である名和晃平氏の作品「Foam」シリーズの流れを汲むもの、あるいはそれにインスパイアされた展示。名和氏は、泡や粒子、動物などをモチーフにした作品で知られており、特に鹿をテーマにした彫刻作品も多数手がけているんだそう。彼のアートは生命や物質の根源的な形を探求するもので、万博のテーマにも通じる部分があるのかも。

なるほどねぇ。

会場内は暑いので、熱中症対策のための様々な工夫が見られます。


「いのちのパーク」には15分毎にミストが噴き出すエリアがあり、多くの人が涼を求めて集まっていました。

ミストに巻かれる人々は、少しでも涼しさを感じたいという思いで、その場所に立ち止まっています。
こういう仕掛けがあるのは、夏の万博では本当にありがたいもの。
ただ、屋根がついていない場所なので、ミストを待っている間は直射日光を浴びることになります。


海にせり出した大屋根リングを背景にした「Expo2025」のロゴ。
記念撮影スポットとして人気でした。

訪れた人が、万博に来た思い出を形に残せるような工夫なんだなと。


ミャクミャクは、大阪・関西万博の公式キャラクター。
赤と青の奇妙な形状には賛否両論、一度見たら忘れられない強烈なインパクトですね。

「いのちの輝き」がコンセプトだそうですけど、独特なデザインはある意味で万博の「異世界感」を象徴しているのかも。
案内板にも描かれており、会場のいたるところで私たちを見守ってくれている存在でした。


静けさの森と、機能しない扇風機



広大な万博会場ですが、中には少し落ち着ける場所もあります。


「静けさの森」と名付けられたエリア、木陰があって直射日光を避けて休憩できる場所です。

夏の万博、こうした木陰のありがたさを身にしみて感じます。
本当に深い森であればもっと涼しいんでしょうけど、仮設の万博会場なのでこれでも十分助かるなと。


短い大砲のような外見をしたミスト扇風機。

これだけ大口径だと、さぞかし強力な風が吹き出すのだろうと期待して接近。
おぉっ、吹っ飛ばされそうなほどの風〜
… は残念ながら出ていませんでした。


万博グルメ、たこ焼きと体力回復



万博会場のグルメも楽しみの一つ。


「多国籍たこ焼き」のキッチンカー、大阪らしいシャレが効いていますね。

定番のたこ焼きだけでなく、色々な国の味付けのたこ焼きがあるのかも。
ちょっと興味はあったものの、ランチが遅かったのでオヤツに食べる余裕はなしということで諦め。

… 現実に戻ってと。

しばらく日陰のベンチに座って休憩していたおかげ、師匠も「体力が戻りました!」とのこと。
よし、だったらドローンショーまでいよう、そう決めることにしました。

ドローンショーは20時から。
まだ少し時間はあるし、混雑する前に夕食を済ませておこうということに。

なんていうところで、今日の記事はここまでにしてと。
続きはまた明日、どうぞお楽しみに。




【おまけのワンポイント】
・大阪・関西万博の会場の広さは155ha、東京ドーム33個分の広さなんだそうです。

2025年7月28日月曜日

【万博】石黒浩パビリオン『いのちの未来』へ!リアルアンドロイドが描く人間とロボットの未来

【この記事のポイント】
・万博屈指の人気パビリオン、石黒浩・シグネチャーパビリオン『いのちの未来』の予約を奇跡的にゲット。骨伝導イヤホンでの没入体験や、リアルなアンドロイド、そして「モモ」が舞う1000年後の未来像を体験しました。



イタリアパビリオンを観終えて、次に移動する先は石黒浩・シグネチャーパビリオン『いのちの未来』です。


『いのちの未来』パビリオンへ、奇跡の予約



ここも万博屈指の人気パビリオン。
師匠が会場内で2名分の当日予約をゲットしてくれたんです。

偶然取れたとのことですけど、16時からという時間もイタリアパビリオン後にぴったり。
万博会場内を早足で進みます。


黒い外観と、水のカーテン



地図を見ながら目的地に到着、「あ、どうやらあれだね」。


黒い外観が特徴的な建物。
近づいてみると、その黒い部分は網目状になっていて、この表面を定期的に水が流れるようになっています。


まるで水のカーテンのよう。
涼しげでいいなと思ったのですが、風が吹くと水しぶきが飛んできたりと、実用性は正直イマイチかなと。
それでも、訪れる人々に清涼感を与える工夫なのでしょう。


没入体験への準備



このパビリオン、入館者は一人ひとり特殊な機器を渡されます。


手に持ってみると、小型のタブレット。
そして、それに繋がっているのは骨伝導イヤホンです。

館内の音声は、この骨伝導イヤホンで聞く仕組み。
イヤホンは両耳それぞれに架けるタイプなんですけど、鏡がないのでちゃんとついたか少々不安。

でも音声はちゃんと聞こえてきたし、スタッフの方も特に何も言っていないでおそらく問題なし。
この機器によって、パビリオンの没入体験をが増すんでしょうね。


ゾーン1「いのちの歩み」



いよいよパビリオン内部へ、最初のゾーンは「いのちの歩み」です。


展示コンセプトは、「日本人がモノにいのちを宿してきた歴史を体感」。
太古の昔から現代に至るまでに、日本人がモノや形に「いのち」を見出し、宿してきた豊かな文化を展示するゾーンです。

縄文時代の土偶から、からくり人形、現代のアンドロイドまで。
様々な人の形にいのちを宿してきた、日本の文化と技術の変遷を体験することができます。

精神性と科学技術が融合する、日本ならではの視点。


異世界への移動、そしてゾーン2「50年後の未来」



次のゾーンへの移動は、エスカレーターです。


このエスカレーター、ただの移動手段ではないんです。

薄暗い空間をゆっくりと上昇していくことで、次のゾーン、つまり「50年後の未来」という異世界に足を踏み入れていくような感覚。
なかなかいい演出だなと感心です。

エスカレーターを降りると、そこは「50年後の未来」を描いたメイン展示のゾーン。


「50年後の生活とプロダクトを追体験」というコンセプト。

人間がアンドロイドと共存し、高度なテクノロジーを用いた様々なプロダクトを活用しながらいきいきと暮らす日々。
物語の中に入り込むことによって、これを追体験する展示です。

まずは一体のアンドロイドが静かに座っており、その向こうには映像が流れています。
アンドロイドの表情や仕草が非常にリアルで、人間との境界線が曖昧になる未来を想像させられて。

続いての展示は、アンドロイドと暮らす人々の生活を表現した空間です。

ここは、映像やアンドロイドが家事や介護を手伝い、人間と共に暮らす「おばあちゃんと孫の家」のシーン。
暖かみのある空間で、未来の家族のあり方を提示しているようです。

技術が人間の生活を豊かにし、心を通わせる存在としてアンドロイドが描かれているのが印象的でした。

さらに奥に進むと、多数のアンドロイドがいる部屋に。



これは「ヨシノロイド」というらしい。
細やかな動きまでが精巧に作られており、テクノロジーの進化に驚かされます。


おぉ、マツコ・デラックスのアンドロイド。
非常に精巧に作られており、その特徴を忠実に再現しています。

顔の表情や仕草、声などもマツコさんそのもの。
エンターテインメントやコミュニケーションの分野でも、アンドロイドが活躍する未来を示唆しているのかもしれないですね。


ゾーン3「1000年後の未来“まほろば”」



パビリオンの見学は、最後のゾーンへ。
ゾーン3は「1000年後の未来“まほろば”」です。

「1000年後の人との出会い」というコンセプト。
科学技術で進化発展していく未来の人間と出会えるゾーンで、音と光に包まれた幻想的な空間の中で、からだの制約から解き放たれた人の姿との出会いが待っている、らしい。


正直なところ、怖がりの私にはこの展示が無茶苦茶怖かった。

展示されているのは、「モモ」という名の進化した人間、いわゆる「ミレニアムヒューマン」らしい。
彼?彼女?らは無表情に舞い、時々、私のすぐ側までフワッとやってきて、見上げた視線が私の目をじっと見ていたりするんです。

もしかして、私のことを認識してる?
突然、『ワッ!』と脅かしてきたりしない?
もしそんなことされたら、大声をあげてひっくり返ること間違いなし…

なんて不安をよそに、ただ静かに舞を続けるのみ。
幻想的で不思議な世界観に浸ることができたなと。

振り返ってみれば、未来の人間像を提示する非常にインパクトのあるな展示。
見応えのあるアンドロイドの数々、まさに万博らしい最先端のパビリオンを堪能できました。

さて、次はどこのパビリオンに行こうか、それとも師匠が疲れていたらもう帰ろうか。
なんていうところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・このパビリオン、ストーリーに沿って進んでいくので、見終えるのに60分ほどかかります。他のパビリオン予約と重複させないようご留意。

2025年7月27日日曜日

【万博】これが本場の芸術?万博イタリアパビリオンで感じた戸惑いと感動

【この記事のポイント】
・万博で4時間並んだイタリアパビリオンへ。芸術に疎い私が国宝級作品に巡り合ったお恥ずかしい感想と、屋上庭園からの眺めについて綴ります。



万博入場直後から4時間もの間、ず〜っと並び続けたイタリアパビリオンの行列。
14時半過ぎ、いよいよ入場できそうな雰囲気になってきたなと。

でも師匠はベンチでランチ中、LINEにも気づいてないようです。


いよいよイタリアパビリオンへ、スリリングな入場


もしかして、このまま私一人で入ることになるのか…
なんてハラハラし始めて、列が動き出す直前のタイミングで師匠も無事合流。
いやぁ、ホッと一息です。


行列は大屋根リングの下からパビリオン側に、それでもまだ行列は続くのは万博の洗礼。
師匠もここで合流すればいいだけでしたけど、何せこの万博は初めて、仕組みはよく分からないものです。


イタリアパビリオンへ、期待と戸惑い


行列で待っている際、イタリアパビリオンのマスコットっぽい子が登場。


「イタリアちゃん」っていうらしい。
ゆるキャラっぽくはあるけど、背丈もあるし、完成度は…
独特の愛嬌があって可愛らしいので、まぁよしとしておきましょう。

いよいよ館内に入ると、シアタールームで短い映像を鑑賞。

イタリアの歴史や文化、芸術を紹介する導入映像ですね。

映像が終わると同時にスクリーンが動いて、奥に広がるのは広々とした展示室の空間。
いよいよイタリアの芸術作品とご対面です。


芸術作品との対話


かなりの広さがある展示室。
洒落た空間に、照明で美しく照らされた芸術作品がズラリと並んでいます。


正直、私は芸術については全くといっていいほど知識がないんです。
ルネサンスとかバロックとか、言葉は知ってても、個々の作品や作者について詳しく語れるわけじゃない。

なので以下はそんな私の素直なファーストインプレッションと、後からちょこっと調べた解説を綴っていきます。


伊東マンショの肖像




私の第一印象、ズバリ「誰?」。
失礼な話だけど、記憶に残っている人物じゃないんです。

**解説:** 伊東マンショは、天正遣欧少年使節の一員として、16世紀後半にヨーロッパに派遣された日本の少年使節団のリーダー。
キリシタンとしてローマ教皇にも謁見。日本の西洋文化受容の歴史において、かなり重要な人物の一人。

なんだ、伊東マンショだったか。
服装と髭のせいか、西洋人っぽく見えますね。


アトラス像



これを見た瞬間の感想、「重そう」。
筋骨隆々とした男性が何かを支えている姿、その負荷がこっちまで伝わってくるようです。

**解説:** アトラスはギリシャ神話に出てくる巨人、天空を肩に背負っているとされています。彼の像は、強さや忍耐の象徴として、芸術作品や建築物でよく表現されるんだそうです。


空間における連続性の唯一の形態



ん?「モビルスーツ?」。
独特のフォルムとスピード感を感じさせる造形、SFアニメのロボットみたいな印象。

**解説:** これは、イタリアの未来派を代表する彫刻家、ウンベルト・ボッチョーニの代表作。運動する身体の連続性を表現したもので、20世紀初頭の芸術運動における重要な作品の一つと言われています。


キリストの復活




あ、「丸出し」。
正直な感想で申し訳ない… えぇと、力強い表現、ですね。

**解説:** これは、ミケランジェロによる彫刻。キリストが復活し、墓から現れる場面を力強く表現しており、その肉体美と精神性の融合が特徴的。


キリストの埋葬



私の率直な感想は、「死体」。
十字架から降ろされたキリストの遺体、生々しいですね。

**解説:** ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョによるバロック絵画の代表作。劇的な光と影のコントラスト(キアロスクーロ)を使って、登場人物の感情や主題の重さを表現。


アトランティックコード




お、これは見たことあるぞ。
レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチ。

じっくり見ようと近づくと、両サイドのお姉さんたちから「立ち止まらないでください」「ガラスケースの上からの撮影は禁止です」と。

確かにここに立ち止まってたら、人の渋滞はひどくなるでしょうから、これは仕方ない。
私はこだわりないからいいものの、これを見るために何時間も並んだ人は、ちょっとかわいそうだなと感じます。


パビリオンを抜け、屋上庭園へ


芸術作品の展示室を抜けると、長い階段が。



2階にも展示があるのかな…
そう思ったものの、階段を上りきったらそのまま屋外に。


広々とした屋上庭園からは、万博のシンボルである大屋根リングがすぐ近くに見えます。
その巨大なスケールを間近で感じられる、絶好のロケーション。

庭園の一角にはレストランも併設されてて、多くのお客さんが優雅にワインを呑んだり、食事を楽しんだり。
…え、もしかしてこれ、これもアートの一部だとか?

いやいや、そんなことはないでしょう。
皆さん本当に美味しそうにイタリア料理とワインを堪能してて、羨ましいなと思いながら、イタリアパビリオンの見学は終了。

芸術は正直よく分からなかったものの、これがイタリアの国宝レベルの展示、そう記憶することにしました。


次の目的地へ、時間との戦い


おっと、次の「いのちの未来」パビリオンの予約時間まで、あと30分程度しか余裕がない。
場所もよく分かっていないし、これはちょっと急がなきゃマズイ。

なんてところで、今日の記事はここまで。
続きはまた明日書きます。




【おまけのワンポイント】
・超人気のイタリアパビリオン。私は午前から並びましたけど、途中から行列は縮んでいたので、もしかして午後から並んだ方が効率的なのかもしれません。