・常陸太田で購入した「馬のチーズ」ことカチョカバロ、溶け出すチーズとの格闘をAIの助言で解決、フランスパンの上で開花する濃厚なミルクの旨味を五感で堪能。
先日の「道の駅ひたちおおた」への立ち寄り時、妹が私の娘へのお土産にと選んでくれたのが「カチョカバロ」。
チーズ好きの娘にとって、このユニークなフォルムは最高のプレゼントです。
後日、我が家の夕食のメインを飾る一品にしてみました。
ひょうたん型のインテリジェンス:カチョカバロとは何か
名前には聞き馴染みあるんですけど、改めてそのどんなチーズかを確認してみましょう。
・カチョカバロは、イタリア発祥の「パスタフィラータ」という製法で作られるひょうたん型のセミハードチーズ
・熱を加えると非常によく伸び、ミルクの凝縮されたコクと独特の香ばしい風味が引き立つのが最大の特徴
・そのまま食べるよりも「焼いて食べる」ことで、その真価を発揮
袋から取り出すと、その独特な形状が目を引きます。
ひょうたん型とは言いますけど、小さな雪だるまにも見えますね。
この形になるは、紐で縛って棒に吊るし、左右に振り分けて熟成させるから。
「馬の鞍にまたがる袋」に似ていることから、イタリア語で「馬(Cavallo)のチーズ(Cacio)」と名付けられたんだそうです。
紐は熟成中にチーズを吊るしておくためのもの、重力を利用してあの独特の形を形成する役割。
伝統的な製法が生んだこのデザインは、乾燥効率を高めるための合理的な設計でもあるんだとか。
高熱による「融解」のパニック:正しい焼き方のロジック
さて、どう調理するか。
正しいカット法がわからず、まずはフライパンで焼くことを意識して1cmほどの厚さで輪切りにしてみました。
ここからが苦戦の始まり…
十分に熱したフライパンに乗せた瞬間… おぉっと!
チーズは驚くべきスピードで溶け始め、隣同士がくっついて一つの大きな「チーズの海」になりそうな勢い。
箸でひっくり返そうにも、柔らかすぎて制御不能に。
完成後、Geminiに「正しい焼き方」を確認してみました。
「厚切りにした後、表面に薄く小麦粉(または片栗粉)をまぶしてから、強火で短時間焼くのが成功の鍵です。
粉がガードレールのような役割を果たし、形を保ったまま表面はカリッと香ばしく、中はトロリとした絶妙なコントラストに仕上がります。
テフロン加工のフライパンを使い、決して触りすぎないのが、美しい焼き色をレンダリングするコツです。」
なるほど、先に調べておけばよかった。
最高のペアリング:フランスパンとともに
Geminiの助言は手遅れでしたけど、なんとかそれっぽい状態に焼き上げたカチョカバロ。
よし、それでは頂きましょう。
軽くトーストしたフランスパンのとともに一口。
うん、美味い。
表面の「焦げ」という香ばしいレイヤーを抜けると、中から溢れ出すのは驚くほどミルキーで濃厚なコク。
弾力のある独特の食感と、フランスパンのクリスピーな歯ごたえが口の中で見事にシンクロします。
噛むほどにミルクの甘みが広がり、塩気とのバランスが絶妙な「旨味のパケット」となって脳を刺激する。
シンプルながら、これほどまでに満足度の高い「一皿」が完成するとは、カチョカバロのポテンシャルの高さに驚きです。
家族全員、焼く時の苦労も忘れて夢中で頬張ってしまいました。
ちょっとしたコツは必要ですが、それに見合うだけの素晴らしい食体験。
お土産に選んでくれた妹のセンスに感謝、ご馳走さまでした。
【おまけのワンポイント】
・常陸太田市周辺には、豊かな牧草地を活かしたこだわりのチーズ工房が点在しており、地域の重要な名産品となっているそう。今回のカチョカバロも、ミルクの「鮮度」を感じるピュアな味わいが楽しめました。
0 件のコメント:
コメントを投稿