【この記事のポイント】
・山元町の民家裏に潜む大衆ホルモンの圧倒的なコスパ
破壊力。
・焼けたかどうかわからないホルモンの生焼けリスクを、アルコール消毒でねじ伏せる
今回の山元町での夕食は、宿のホストに教えて頂いた居酒屋に息子とともに。
店名は『大衆酒場 居酒屋けん』。
食べログ評価は3.03(2026/5/30)と高くはないものの、いやいや、そんなレベルじゃなかったんですよ。
まずはハイボール。
いきなり日本酒という息子に感心しながら、今日1日お疲れさまでした〜、乾杯!
グビッと喉を通過する炭酸、疲れが吹っ飛びますね〜
お通しのモヤシ、ピリッとした辛さは直球ド真ん中、ストライク!
お店一押しの「ニンニクガッチりホルモン」、これが最高に凄かった。
ニンニク風味の濃さは看板通りなんですけど、これが半端ない。
パッと見ではわからなかったものの、大人の男2人に「他は何も要らないくらいのボリューム」と言わせるほどなんです。
そして驚くのは値段で、これがなんと750円。
都内で食べたら倍以上の値段なのは間違いないでしょうね。
「ホルモンってさ、焼けたかどうかがよくわかんないよね。」と息子。
確かにその通りで、焼き過ぎると小さく丸まってなんだかわからなくなるし、かといって生焼けなのもお腹に悪そう。
ちょうどいい火の通り具合ってどんな感じなんだろうな…
「よくわからないから、お父さん食べてみてよ。」
私は胃腸が強く、基本的にお腹を壊すことはまずないのに対し、息子は昔から弱め。
よし、ここはいつもの如く私が確認しようか…
「あ、まだ生焼けだ ウワッハッハ〜」
すかさずハイボールを流し込んで、胃の中を一応アルコール消毒しておきます。
こちらも素晴らしかった、タコのねぎポン780円。
タコの柔らかさが尋常じゃないんです。
調べてみると、亘理でもタコは水揚げされるそう。
これが地物なのかどうかはわからないものの、普段スーパーで買ってくるモーリタニア産のタコとは一線も二線も画す素晴らしい一品でした。
ちくわ磯辺揚げ、これだけあって390円なんですよ。
カラッと揚がっているのは見た目どおりですけど、ちくわには生感が残っていていい感じでした。
こりゃたまらんぞということで日本酒に。
石巻の銘酒「日高見」をお願いします。
グラスを満たす透明な液体をそっと傾けて、まずは一口…
口に含んだ瞬間にぶわりと広がる濃密な米の旨味と、ほんのりと鼻腔をくすぐる杉樽のようなウッディで清々しい余韻。
すっきり辛口のイメージが強い日高見ですが、この一本はどっしりとした芳醇なコクがあり、ニンニクの効いたホルモンのタレや、タコの旨味をガシッと受け止める懐の深さがありますね。
たったの3品で、もうお腹は満足。
でもあまりにも注文が少なすぎるよなということで、キムチと塩タンを追加です。
塩タンは730円でしたけど、これも都内の倍くらいの量。
しかも雑に焼いても柔らかく、美味しく仕上がってくれるというのも素晴らしい。
キムチだけは唯一、ごく普通…
いやいや、ごく普通に美味しいんです。
締めのゆずサワー、これもアルコールもゆずの味も濃い。
なのであんまり締めにはならなかったんですけど、お腹はもういっぱいなのでこれ以上は食べられずでした。
これだけ呑んで食べて、一人3000円ちょっとというのは、このご時世では驚異的な安さ。
いや〜、美味しかった、ご馳走さまでした。
さて、帰り道も2kmの歩き。
ほろ酔い気分なのと、「帰り道はなぜか早く感じる」という、脳が勝手に引き起こすサッカード効果(あるいはリターン・トリップ・エフェクト)のおかげ。
・行きは「初めて見る景色」に囲まれるため、脳が情報を必死に処理しようとして時間を長く感じる。
・帰りは「すでに一度見た景色」なので、脳が自動的に『手抜き運転(省エネ)』をして、時間の感覚をショートカットする。
この脳の都合の良いサボり癖のおかげで、2kmの暗い夜道もあっという間でした。
宿には「白蔵」とすっぱいおつまみも待っている。
これも足取りを軽くした理由だったんでしょうけどね。









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