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2024年8月31日土曜日

【散歩】意外な発見!市川には200以上の貝塚?

【この記事のポイント】

- 市川には200以上の貝塚がある
- 平安時代でも庶民は竪穴住居に住んでいた
- 堀之内貝塚公園には縄文人の通路と考えられる小径がある




久々にどこかに出掛けようと考えてはいるものの、暑さのせいでその気にならないというのが続いていた今日この頃。

水は低きに流れ、人は易きに流れる。
このままじゃいけない、せめて近場でエアコンが効いているお出掛け先はないだろうか。

あ、そういえば市川市の博物館って行ったことがなかったような。
道の駅いちかわの近くにあるのは知っていたんですけど、あまりにも地元なので訪れたことがなかったんです。


市川駅に到着、さて、バス停はと。
え?歩くんじゃないのって?

片道7kmあって、開館時間に合わせて行こうとすると気温が高いのでさすがに無理。
何も観る気がせず、ただ涼むだけになってしまいますからね。

Googleマップの案内に従ってバスに乗車。
降車する停留所からは1kmちょっと歩くようですけど、7kmに比べりゃ屁でもない。


市川考古博物館と市川歴史博物館と別々の建物になっていて、時の流れに沿ってとまずは考古の方から。

1kmくらい屁でもない、なんて書いてしまったものの、この日は無茶苦茶暑かったんですよ。
日陰のないカンカン照りの中を歩いてきて、博物館周辺の森に入った時はホッと一息。

考古博物館の入館は無料。
1Fでは子どもたちが何かを作っていたのは、夏休みの自由研究なんでしょう。

私は見学コースに入り、旧石器時代から平安時代の市川について学んでいきます。

・この地に人が住み始めたのは2万5000年前、台地のすぐ側に海があるという土地だったので、貝を採取して食料にしていた。貝塚は全国に700あるが、その1/3は市川に密集している。
・律令国家が成立すると、下総国の国府と国分寺は市川に。下総国の人口は12,600人。平安時代になっても庶民は竪穴住居に住んでいた。
・下総国の物産として知られていたのは麻。他にワカメや鹿革もあった。

なるほど。
貝塚が200以上もあるというのには少々驚き。

土器も発掘されているようですけど、際立ったものはなかったかなと。

最近、縄文・弥生時代の土器、土偶・埴輪はが好きになってきている私。
こういったごく普通のものの方がかえって癒やされる、なんて気がするんですよね。

さて、次に向かうのは歴史博物館、でもその前にと。

2つの博物館がある小山は堀之内貝塚公園、距離は短いながらも散策することができるんですよ。
陽が遮られる小径、暑いには暑いものの気分良く歩けて気持ちがいい。

ところどころにこんな案内板も。
人が歩ける幅で貝塚が途切れており、縄文人の通路だったと考えられると書いてありました。

館内展示だけでなく、こんな小径も歩けるというのが考古博物館の最大の魅力、ということでしょう。
続きの歴史博物館については、明日の記事に書くことにします。




市川市考古博物館
市川市堀之内2-26-1
 047-373-2202
開館:9:00〜16:30
定休日:月

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