観光を終えて、亘理町のお隣の山元町にある本日の宿に移動です。
今回の宿は、息子がAirbnbで取ってくれた民泊。
私は民泊初体験なんですけど、息子は大阪に旅行した時に使ったことがあるらしいんです。
「安いし快適だし、いいよ。」
確かに、今回の宿も2人で1泊1万円ちょっととかなり安かったんですよね。
一点、問題があるとすれば、それは宿泊施設だとわかりにくいこと。
パッと見はごく普通の家、なので「これだ」という確信がもてないんです。
「Googleマップ上では、ここっぽいんだけど…」
チェックインの際、お隣の普通のお家のインターフォンを鳴らすわけですけど、もし間違えていたら大変。
「夕暮れ時に見知らぬ親子が突然敷地に侵入、インターホンを連打」という、完全に不審者案件です。
笑顔でホストの方が出てくるか、無言で通報されるかの二択を迫られるスリル。
予約した息子を盾にしているものの、民泊初心者の私には刺激的でした。
無事チェックインすると、ホストの方から丁寧に部屋の使い方を紹介して頂けます。
生活に必要なものは全て揃っていて、息子の言う「快適」は本当だなと。
寝室は独立していて、ベッドも広々。
寝心地も素晴らしくよく、翌朝まで大爆睡でした。
元々は、「親子連れ家族がごく普通に生活していた空間」。
なので我々2人が過ごすには十分な設備が整っており、むしろ広すぎるほどなんですよね。
改めて言うまでもないですけど、私は華美な贅沢よりも効率を愛する合理主義者。
旅の宿を選ぶ際も1泊1万円が標準、食事付きでも2万円を超えるところを選ぶことはまずないんです。
これ、滞在時間ベースで計算してみると合理性は一目瞭然。
・宿に着くのは16:00以降、旅の疲れで寝るのは22:00 → 実質起きている滞在時間は6時間
・翌日は6:00に起床、チェックアウトは10:00前 → 実質起きている滞在時間は4時間
つまり、寝ている時間を除くと、宿の付加価値を享受している時間は長くてもたったの「10時間」ほど。
たったこれだけの時間に何万円も余計に払うのは、「空気にお金を払っているようなもの」と感じてしまうんですよね。
浮いたお金で次の旅をもう一回。
体験の「満足度の総和」は、その方が圧倒的に大きくなるんじゃないかなと。
あ、ちなみにですけど、私は無茶苦茶寝付きがいいんです。
「枕がこれでなければ」とか、「マットレスの反発係数が…」なんて面倒なこだわりは一切なし。
昼間に思いっきり限界まで動き回り、夜は美味しい地元の味覚をたらふく胃袋に収めて呑む。
細かいことは一切気にせず、床に入った瞬間に意識の電源がぷつりと切れるような大爆睡が常なんです。
そういえば以前、隣に寝ていた息子からクレームがあったな。
「夜中に突然、お父さんが脚を乗せてきたのを覚えてる?」
いや〜、全然知らんぞ。
なんせ私は大爆睡しているだけ、「もしかして、心霊現象かもしれないなw」と煙に巻いて。
この日も、近くの地元スーパーで買ってきた日本酒「白蔵(はくら)」と「すっぱいおつまみ(イカの酢漬け)」をテーブルにスタンバイ。
軽く「白蔵」をクイッと呑んで、ここからさらに歩いて山元の夜の街へ夕食を食べに行こうかなと。
まずは景気づけに一口… う〜ん、やっぱり酒は本醸造だな。
冷やしたグラスを口元に運んだ瞬間、立ち上るのは余計な飾りのない、無骨で清々しい香り。
ゴクッと喉を鳴らして流し込めば、無駄な甘みを限界まで削ぎ落とした辛口が喉を突き抜けていきます。
さて、ツマミは… おっと。
これから2kmほど歩いて夕食の店に向かうのに、こんなところで呑みすぎてしまったらいかんぞ。
せっかくの夕食を前に、ここではセーブすることにしてと。
夕食の様子については、また明日の記事に書くことにします。
【おまけのワンポイント】
旅行における宿選びの損得勘定は、「ホテルのスペックを『占有』することにお金を払うか、あるいはその土地を旅する『体験』にお金を払うか」のトレードオフかなと。
高い宿泊料金の多くは、客室の広さや豪華なロビーといった「空間の占有権」の対価。でも日中をアクティブに動き回る旅人にとっては、その占有権が価値を発揮する時間は極めて短いわけです。
私は後者、ということなんでしょうね。
