モーションウィジット

2026年8月13日木曜日

【グルメ】駅そば『きらく』の特盛に挑む大義名分!本音は30円の差額、どう理屈づけるか

【この記事のポイント】
・地元駅の『いろり庵きらく』で遭遇した「特盛50円引き」キャンペーンの誘惑
・いずれ特盛を食べられなくなる老いに備え、今の限界値を測定するという壮大な大義名分
・茹でたて生そばのシャキッとしたコシと、2玉の山を難なく消し去る大根おろし&海苔の破壊力


とある休日、この日は用事がいろいろあって、地元駅で手早くランチを。
そんな時に頼りになるのが『いろり庵きらく』、手早くそこそこの蕎麦を食べることができますからね。

お店の前に行くと、ん? 特盛が50円引きか。
でもなぁ、特盛ほどの量を食べる必要はないんだよな。

駅そばのポスターが誘う、特盛50円引きの罠

むむっ、「ピリリと辛い 海苔つけそば」。
特盛770円は、駅そばにしては決して安くはないですよね。

並盛との差は150円ということは、通常だと特盛200円なのか。
大盛はいくらかと調べてみると120円で+0.5玉、特盛は+1玉ってことは、割安に設定されてはいるんだな。

待てよ、今だと大盛120円に対して特盛150円。
ポスターをよくみると、Suicaなら更に20円引き。

こりゃぐっと引き込まれるけど…
果たして特盛にする意味は見いだせるんだろうか。

己の老いと対峙する、特盛購入の哲学的アプローチ

なんて迷いながら選んだのは特盛。
そう、特盛にする意味があることに気付いたんですよ。

・歳とともに食べる量は減る、なのでいずれ特盛なんて食べられなくなるだろう
・最後の機会が実は今日なのかもしれないし、もしかしたらもう過ぎているのかもしれない
・これを確かめるためにも、今日は特盛を食べなければならない

どうです、説得力あるでしょう。
なんて屁理屈をつけることはできたものの、実際は「50円引きに釣られただけ」なんですけどね。

2玉は確かに迫力あるけど、上げ底なので実際はそこまででもなさそう。
こりゃ勝ったなと思いつつ、よし、それでは頂きましょう。

大根おろしと磯の香りが運ぶ、茹でたて生そばの快楽

汁をくぐらせて一口、うん。
茹でたての生そばはシャキッと冷水で締められており、驚くほどしっかりとしたコシと小気味よい歯ごたえを楽しめます。

冷やしでこそ、この自家製麺の香りと喉越しが最も引き立つというもの。
つゆは醤油の輪郭がはっきりとした関東風で、鰹だしの旨味とコクがキリッと効いていて実に美味しい。
たっぷりと盛られた刻み海苔の芳ばしい磯の香りが、つゆをくぐらせるたびに蕎麦の風味を倍増させていきます。

さらには山盛りの大根おろしが蕎麦にたっぷりと絡みつき、口の中をさっぱりとした瑞々しさで満たしてくれる。
わさびの鼻に抜ける爽快な辛味、ねぎの鮮烈なシャキシャキ感、いずれも味全体の輪郭を綺麗に引き締める最高のアクセント。
この清涼感あふれる脇役たちのおかげで、2玉という特盛のボリュームでも全く飽きることなく、「箸まっしぐら」で完食でした。

よし、まだ特盛をこなせるだけの胃袋は健在であることに感謝。
ご馳走さまでした。




【おまけのワンポイント】
JR東日本クロスステーションが運営する「いろり庵きらく」は、駅そばでありながら、各店舗に自動茹で釜を配備し、生そばから茹で上げるシステムを徹底。
かつての「茹で置き・温め直し」のボソボソとした駅そばのイメージを覆し、短時間でコシのある本格的な蕎麦を低価格で提供するための、極めて合理的かつ近代的なファストフードシステムなんですよね。