モーションウィジット

2026年6月13日土曜日

【旅行】1分も無駄にできない道の駅ミッション!激ウマ太麺と消えた無線塔の謎

【この記事のポイント】
・厳しい時間制限のなかで決行された、道の駅南相馬での土産確保とスピード昼食
・ご当地グルメ「なみえ焼きそば」の極太もっちり食感と、食券カウンターでの想定外のタイムロス
・足元に眠る「ポケふた」と、かつて世界を救った高さ201mの巨大な無線塔の歴史的ロマン


道の駅南相馬着は13:41。ほぼ計算通り。

雲雀ヶ原祭場地とは線路を挟んだ反対側にあるせいか、人も少なく落ち着いたもの。
いや、甲冑競馬と並ぶイベントの神旗争奪戦の最中なので、この時間に道の駅に来る人は稀ということなんでしょうね。

さて、お土産を買って、食事を終えてここを出るのは14:15予定。
35分を効率よく使わないとです。

まずは食事からということで、時間のかからなそうなメニュー、それでいて地元っぽいものは…

お!ご当地グルメの筆頭格「なみえ焼きそば」があるじゃないですか!
しかも750円とリーズナブルなのでよし、これにしよう。

息子は野馬追カレーをチョイス、食券を持ってカウンターに進むと…

「あ、なみえ焼きそば時間かかるからね。」
「え!マジっすか。」
「はい、10分くらいかな。」

欲(食)に目がくらんで、時間のことはすっかり意識の外でした。
カレーは早いこと間違いなし、こりゃ息子と同じものにしておけばよかったかな…

まぁ後悔しても仕方ない。
このピンチに対処するには……

・息子が先にカレーを食べている間に、私が買い物を済ませる
・焼きそばを受け取っておいてもらい、私と交代で息子が足りないものを買いにいく

よし、この即興の二段階作戦でいこう。

買い物を終えて戻ってくると、ちょうど「〇〇番のなみえ焼きそばの方、お待ちどうさま〜」と呼ばれます。
ちょうど良かったと席に持っていくと、息子の姿もカレーの皿も見当たらず。

もう食べ終わって買い物に行ったのか… いやいや、そんなことを気にしている暇はない。
とにかく焼きそばを頂きましょう。

ハフハフしながら、まずは一口……
うん、美味いけど… 熱い!
もう少し冷まさないと、本当の美味しさはよくわからんぞ…

そこにできたてカレーの皿を持った息子が席に戻ってきました。
「あれ? もしかしてカレーの方が遅かったのか?」

「うん。あ、でもカレーだからすぐに食べられる。」
(テーブルの上に広げたお土産を指して)「これで足りるかな?」
「まぁ大丈夫でしょ。」

そんなやりとりの後は、焼きそばとカレーを必死に食べる親子の図に。

改めて、なみえ焼きそばの味わいを。

箸で持ち上げれば、まるでうどんかと思うほどの極太麺が、湯気とともに威風堂々と現れます。
噛み締めれば、もっちりとした強力なコシが歯を押し返し、濃厚で甘辛い特製ソースのコクが口いっぱいに広がる。

具材はシンプル極まりない、シャキシャキしたもやしと極厚の豚肉のみ。
熱い、美味い、しかしとにかく急がなければ!
ハフハフと息を吐きながら、このもっちりとした圧倒的質量を、怒涛の勢いで胃袋へと流し込んでいきました。

… ふぅ。
パッと見で「麺が少なめ」という印象でしたけど、パワフルな太麺の密度はそんなこともなく、しっかりとした満腹感に。

爆速でカレーを食べていた息子も完食。
二人揃って、美味しかった、ご馳走さまでした。

時計をみると、時刻は14:05。
な〜んだ、食事には5分しかかからず。
早食い親子は、原ノ町駅へと進軍するのでした。

息子に教えてもらったんですけど、これって「ポケふた」というらしい。

これは全国各地に設置されている、ポケモンがデザインされた世界に一枚だけのオリジナルマンホール蓋。
福島県の応援ポケモンであるピンクの「ラッキー」と、炎をまとって疾走する「ギャロップ」が仲良く描かれています。

馬の地である南相馬、この地にギャロップというチョイスは完璧。
そして幸運の象徴であるラッキーと並んでいるのは、昨日からのタイトな移動に遅延やトラブルがないようにと見守ってくれていたから、だったりして。

息子に教えられなければ、単なる派手なマンホールとして見過ごしていたであろう「ポケふた」。
こういうのに出会うと、なんだか旅のスタンプラリーを一つクリアしたかのような、ちょっとした喜びがありますね。

無線塔跡花時計って、無線塔なんて全国に数多あったでしょうに…
と、案内板を読んで思わず二度見。

え? 高さ201m?
当時は東洋一高い建造物、世界でも有数の巨大タワーだったんだそうです。

関東大震災発生時、首都圏の通信は全滅。
その中で世界に向けてSOSを発信したのは、他ならぬこの原町無線塔。
世界中からの物資や義援金を集めるのに大きく貢献した歴史のヒーローだったんだそうです。

ん?おぉっと。
無線塔に見入っていたら、道の駅出発予定の14:15に。
そろそろ駅に向かわないとというところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
かつて南相馬のランドマークだった「原町無線塔」の高さ201mという設計は、当時の通信工学における物理学的必然性に基づいたもの。大正時代に主流だった長波(低周波数)による超長距離通信は電波の波長がきわめて長いため、送信アンテナを物理的に巨大にする必要があったんだそうです。