モーションウィジット

2026年9月25日金曜日

【旅行】12年ごとの「御船祭」。父の「バスない騒動」と、北浦の土手を目指す長征

【この記事のポイント】
・佐原から鹿島線で鹿島神宮駅へ。通学高校生を乗せて走るローカル線の朝
・駅で父が発動した「バスはない」騒動。行き先を間違えて係員に尋ねていた天然劇
・大船津降車後も続く長い徒歩。Googleマップを信じて用水路トラップを回避し土手へ


佐原から鹿島神宮駅までは電車で20分ほど。

通学の高校生で賑わう朝の車内

電車はガラガラ、もしくは御船祭の人がそこそこ乗っている程度と読んでいたんですけど、地元の高校生が多いのに驚きです。
おそらく赤字路線、でも廃線にしたら彼ら彼女らが困るんでしょうねぇ。

鹿島神宮駅に到着。即座に聞きに行く父と「バスはない」の衝撃

鹿島神宮駅に到着、さて、バスはどこだろう。
なんていう間に、人に尋ねるのを常とする父、スタスタと係員さんっぽい人に聞きに行っています。

こういう時は、父のような行動ができるといいんだよな。
私は「どうしても自力では解決できない時に人に頼る」という質、親子でなんでこんなに違うんだろう。

なんて思っている間に、父が戻ってきます。
「バスはないって。」

え〜、ちょっと待て。
御船祭会場の大船津までは、ここから2kmちょっと。
帰りはバス待ちで時間を食ってしまうので歩かなきゃならず、せめて片道はバスでと思っていたのに…

いや、パンフレットにも「シャトルバス」と書いてあり、係員さんらしき人は御船祭とは関係ないから知らないだけじゃないか。
念のための確認で、「父さん、さっきなんて聞いたの?」

「鹿島神宮までのバスってどこで乗るの?って」
…なぬ?

そりゃそうだ。
我々がこれから行くのは大船津、鹿島神宮じゃない。

鹿島神宮まではここから10分もかからずだし、御船祭の行列が出る日にバスなんて走らせるわけがない。
「あのさ、これから行くのは鹿島神宮じゃないんだ」
「え、そうなのか」

細かいことには拘らない父、これは重々承知しているんだけど…
人には向き不向きがあるということですね。

無事にシャトルバスで大船津へ。しかし会場はまだまだ先

そんなこんなで大船津まで移動。
さて、会場まではまだ少し歩かなければいけないようです。

山車が見えて会場到着と思いきや、船の乗り場はもっと奥

500〜600mほど歩いて、山車があるここが会場なのか…
え? もっと先までいかないと船は見えないという案内。

Googleマップにないあぜ道の罠。用水路に阻まれた50人の集団

土手を見ながら、並行する道を更に歩くこと10分ほど。

ようやく遭遇した土手までの田を横切る道、50人ほどの人が歩いて行きましたけど…
Googleマップだと土手に繋がっていないんですよ。

行けるのかなと様子を見ていると… あ、先頭の人が止まったぞ。
どうやら用水路か何かがあるようなんですよね。

あの人達、引き返すしかないんだ。
や〜い、引っかかったな〜、じゃなくて可哀想に。

釣られなかった自分の判断を褒めながら、さて先を急ごう。

シャトルバスとは一体何だったのか。1.5km歩いて辿り着いた土手

ようやく土手に到着、バス降車口からここまで1.5kmほど歩いたんですよね。

まぁ鹿島神宮駅から歩くより短いのは間違いないんですけど… これを会場までのシャトルバスと言ってもいいんだろうか。

開始まであと20分。12年に一度の水上絵巻を前に高鳴る期待

さて、御船祭開始時刻まであと20分ほど。
この後どんな光景を見ることができるのかというところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
今回バスで降り立ち、長い距離を歩くことになった「大船津」。実は江戸時代、鹿島神宮へ参拝するための最も重要な玄関口(外港)として大いに栄えた港町なんだそうです。
当時は江戸の日本橋から舟に乗り、利根川や霞ヶ浦を経由してこの大船津の船着場に降り立ち、そこから歩いて鹿島神宮へ向かうのが王道の参詣ルートだったのだとか。歩かされた土手の道も、かつては何万人もの旅人が行き交った歴史ある水郷の宿場町だったと思うと、少しばかり足取りも軽くなる…かもしれませんね。