【この記事のポイント】
・ウンベラータを起点に始まった玉突き鉢替えの最終段階。サンスベリアとミカドの精密移植と、ピンと立たない「直立拒否」に対するおまとめ紐縛り対策。
・完璧な設計の勝利に酔いしれた翌週、ベランダで静かに牙を剥いていた「アスパラガス」の、根だけで編まれた超高密度ファイバーとの格闘。
前回の記事では、ウンベラータとドラセナ・コンシンネを巻き込んだ玉突き鉢替えの計画と、まさかの「植え戻し」という痛恨の手戻り運動について綴りました。
今回はその完結編。
前編の最後で「愉快な話がある」と予告した、あの出来事からお話ししましょう。
完璧な調和と、ツンツンをめぐる家庭内セキュリティ事案
植物活力素のメネデールと新しい環境の効果を感じたのは、植え替えた直後から。
すべての植物が、まるできれいにチューニングされたオーケストラのように、部屋全体の空気を生き生きと塗り替えています。
なかでも驚いたのは、窮屈な鉢(に一度間違えて植え戻されたハプニング)から解放されたドラセナ・コンシンネの変貌ぶり。
シャープな葉が天に向かって「ツンツン」、元気いっぱいに広がっていますね。
緑のハリネズミのように誇らしげなその姿、リビングに入ってきた娘に向かってついうっかり。
「このドラセナの葉っぱ、朝起きてきたときの〇〇(娘)の頭とそっくりだな。」
...(沈黙)
あ、地雷を踏んだ。
ピタリと動きを止めた娘。
この様子は... 「出たな、ハシビロコウ。」
微動だにせず獲物を凝視する怪鳥「ハシビロコウ」さながらの目つき、まっすぐ私をロックオン。
実は「ハシビロコウ」は過去にも何回か言ったことがあったので、この2つめの地雷は大したことないんですけどね。
ここで余計なことを更に言うと連鎖の大爆発を引き起こしそうなので、暫く黙っておくことにしました。
サンスベリアとミカドの精密移植:カスケード・システムの美しい収束
さて、作業に戻ってと。
玉突き作戦の最終フェーズは、ウンベラータとコンシンネの移動で空いた小さめの鉢へと、サンスベリアたちを移行させることです。
多肉植物に分類されるサンスベリアは、とにかく乾燥を好む性質なんだそう。
そのため、鉢底石の比率を高めにして移植を完了させます。
最後に、ピンと真っ直ぐ立つように全体のバランスを整えようとすると...
むむっ、今度は「直立拒否問題」が発生。
サンスベリアとミカドは、サイズアップした鉢のなかで、好き勝手な方向に倒れていきます。
彼らは根が短いので、土に挿しただけではなかなか自力で直立してくれず。
このままだとまとまりがないので、よし、紐で縛ってしまいましょう。
もちろん、Geminiにも意見を聞きました。
「これで大丈夫?」と。
「はい、問題ありません」と自信たっぷりに太鼓判を押してくれたので、初の水やりになる10日後までは、この「おまとめ緊縛作戦」のまま見守ることにしています。
安住の地から強制移住させられて、挙句の果てには縛られる。
人間に当てはめたら、こんなに酷い話はないですね。
アスパラガス・プルモーサスの逆襲:鉢の中に潜む「超高密度ファイバー」
鉢の玉突きを完遂した翌週末。
あと一つ、室内で細く優美な葉を広げる我が家のアスパラガス(アスパラガス・プルモーサス・ナナス)もあるんだけど...
他の植物たちが美しく整ったせいか、妙に元気がなく、窮屈そうに見えてしまったんですよね。
えぇい、これも鉢替えをやっちゃいましょう。
新聞紙を敷き詰めた作業スペースへ移動させ、観察を開始。
Gemini曰く、鉢から抜くと根がパンパンだろうと。
あ、本当だ。
鉢いっぱいに根が満ちており、土がほとんどない状況。
「根で編まれた芸術的な立体オブジェ」、そう呼びたくなるような凄まじい密度。
これほど過酷な環境で、よくぞこれまで繊浅なグリーンを見せてくれていたものですね。
Geminiの指示どおり、絡み合った硬い根を軽くほぐし、根を外に広げるようリサイズ。
余っていた淡いクリーム色の鉢に植え替え、仕上げにメネデール水をたっぷりと注ぎ込みます。
植え替えを終えたアスパラガス。
先ほどまでの姿が嘘のように、本来の繊細で涼しげな立ち姿を取り戻してくれました。
これにて、1週間のタイムラグを挟んだ「観葉植物植え替え大作戦」のすべてが完了。
思い返せば、うっかりミスによる元の鉢への植え戻し、娘の地雷2発と諸々。
楽しい思い出になりそうな出来事に遭遇できたなと。
Geminiのアドバイスにも、心から感謝しています。
【おまけのワンポイント】
サンスベリアのように「根が浅く倒れやすい」ものには、紐による一時的なおまとめ固定。逆にアスパラガスのように「根が鉢を覆い尽くして詰まりやすい」ものは、土を優しく揺らしてほぐす。
それぞれの植物の個性に合わせた柔軟なアプローチ、そしてメネデール水の提案など、Geminiに写真を送ると、細かいところまで「見て」、適切なアドバイスをしてくれるのには驚き。





