【この記事のポイント】
・大手町の12時ピーク。回転の早さでビジネスパーソンを救う「みとう庵」を訪問
・ランチ1,000円の壁を下回る、大満足の「鶏の竜田揚げ丼とぶっかけそばセット」を注文
・サクサクジューシーな竜田揚げと、不揃いな太さがツユを運ぶ「包丁切り蕎麦」の完璧な共演
とある出社日、この日は外出先からの戻りで、会社の仲間とランチをしていくことに。
12:00過ぎのピーク時間、どのお店も行列しているなかで比較的空いていたのが『蕎匠 包丁切りそば みとう庵 大手町店』でした。
このお店、過去にも何回か入っているんですけど、結構美味しいんです。
にも関わらず比較的空いているというのは、蕎麦屋だから回転が早いということなんでしょう。
こういう日、こういうお店の存在はありがたいものです。
大手町のランチタイムとみとう庵
待つこと3分ほどで座れてと。
さて、今回は何を食べようか…
あ、「鶏の竜田揚げ丼とぶっかけそばセット」は食べたことがない。
しかも980円とランチ1,000円の壁を下回る設定、よし、今日はこれだな。
「あ、僕もそれにします」と、仲間も竜田揚げ丼と蕎麦のセットに。
オーダーを揃える謎のチームワークが発動するあたり、いかにもサラリーマンのランチらしいですよね。
でも、これには深い訳があるんですよ。
同じものであれば完成するのも同時、つまり仲間の足を引っ張らないための技なんです。
これができるかできないかで、出世のスピードが変わる…
なんてことはないかな。
オーダーした後は、10分ちょとの待ち。
お届けまで少し時間がかかったのは、お客さんが一回りして蕎麦を茹でなければならなかったのか、周囲のお客さんも同様に待ち状態だったところに、一斉に出て来たという感じでした。
厨房もフロアも人手不足なんだろうか。
少子高齢化と人件費の高騰が重なり、ピークタイムの円滑な店舗運営はどこもギリギリの戦いになっているようですね。
丼か蕎麦か、食べる順番の一思案
よし、それでは頂きましょう。
ここで一思案するのは、丼から食べるか、それとも蕎麦から食べるか。
私には、決まったパターンがあるんです。
蕎麦が温かければ蕎麦から、冷たい場合は温かい丼から。
なんて偉そうに書いていますけど、蕎麦がのびないようにするためという、ごく当たり前の考え方ですね。
今回は丼、竜田揚げからスタートです。
まずは一つ摘んで齧ると… うん、いい味だ。
衣は片栗粉ならではのサクッとした心地よい歯ざわりで、噛むと中からジューシーな鶏の肉汁がじゅわっと溢れ出します。
生姜と醤油がしっかりと効いた甘辛いタレが、衣だけでなく硬めに炊かれたご飯にも絶妙に染み込んでいる。
これをハフハフと口に放り込み、ご飯と一緒に掻き込む瞬間は、やはり男のランチの至福そのものです。
喉越し抜群の包丁切り蕎麦
続けて蕎麦をズズッと。
みとう庵自慢の「包丁切りそば」は、茹でる直前に切るのでそばの表面が空気に触れる時間が短くなり、それが抜群のコシとつゆの絡み具合を生み出すんだそう。
とはいえ…
味の濃い竜田揚げを先に食べていたので、今は蕎麦の風味を感じられない口の中。
偉そうに語った順番も、今回の組み合わせ(揚げ物×蕎麦)だと要注意です。
竜田揚げにパンチ力があるので、せっかくの包丁切り蕎麦も一口目はただの「喉越しの良いもの」でした。
二口めでようやく、カツオの風味がフワッと。
やや濃いめの汁が蕎麦本来の甘みをしっかりと引き立ててくれるのがわかるように。
トッピングの天かすのコクと薬味のネギの爽やかさが新鮮で、喉越しが良くてあっという間に胃袋へ吸い込まれていくようです。
おっと、あんまり時間がないんだった。
今は余計なことを考えず、丼と交互に食べるのが重要。
ペースを維持して、箸を止めない見事なローテーションで完食です。
見た目よりもボリュームがあり、食べ終える頃にはお腹いっぱいに。
美味しかった、ご馳走さまでした。
よし、午後の仕事はと。
最優先事項は、うっかり「寝てしまわない」こと、ですね。
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【おまけのワンポイント】
唐揚げは小麦粉や片栗粉をまぶして揚げるのに対し、竜田揚げは醤油やみりんで肉に下味をしっかりつけ、片栗粉だけをまぶして揚げるのが定義です。
竜田揚げの名前の由来は、奈良県の「竜田川」の紅葉。赤褐色に揚がった肉と、片栗粉が白く浮かぶ様子を、川に浮かぶ紅葉と白い波に見立てた風流な命名なんだそう。味付けがしっかりしていて冷めても美味しいので、丼ものやお弁当の具材として非常に合理的な仕様になっていますね。



