・成田土産は鰻じゃなくてもOK! 娘も納得の『きむらや』の絶品ピーナツ味噌と、初めて出会った『黒平まんじゅう本舗』の黒糖わらび餅。参道で見つけた懐かしくて新しい味をご紹介。
成田太鼓祭りは熱気に包まれているものの、ランチも済ませたし。
まだ12時過ぎではありますけど、混雑がピークになる前にそろそろ帰路につくことにしましょうか。
とはいえ、手ぶらで帰っては、家で待つ妻や娘から「お土産は?」の厳しい詮議を受けること必定…
ここは形だけでも何か買って帰らねば、と再び参道をぶらり散策です。
懐かしの味を求めて – 『ピーナツのきむらや』
昨日の記事にも書いた通り、まず向かったのは、『ピーナツのきむらや』。
千葉県といえば落花生。
娘は特にピーナッツ味噌が好き、高価な鰻を並んでまで買わなくてもきっと納得するはずだ。
ちょうど良いサイズの「ピーナツみそ」(750円)を発見。
よし、これに決定ですね。
家に帰って、「当然だけど、鰻はないよ」と告げた時の娘の目は怖かった。
「じゃ、家に入っちゃダメだね。」
「あ、そう? これ要らないんだ。」と返してピーナツみそを見せたところで沈黙。
おぉ、狙い通りでしたよ。
「手作り100%」と銘打たれたこのピーナツみそ。
さっそく味見してみると… うん、美味い。
味噌のほのかな甘みと、香ばしく煎られたピーナッツの風味が実に見事に調和。
味が濃すぎず、味噌自体の旨味もしっかり感じられて、ついつい後を引く美味しさですね。
おそらく、昔からずっと変わらないであろう、素朴で優しい味わい。
こういう伝統の味は、いつまでも残り続けてほしいものです。
新たな出会い – 『黒平まんじゅう本舗』の黒わらび餅
続いて立ち寄ったのは、JR成田駅の近くにある『黒平まんじゅう本舗』。
こちらは初めて入るお店です。
看板商品は、店名にもなっている「黒平まんじゅう」のよう。
1個100円という手頃な価格も魅力的なのでこれにしようかなと一瞬考えたものの、ふと隣に並んでいた「黒わらび餅」に目が留まりました。
こちらも1つ200円とお手頃価格。
しっかりしたプラスチック容器に入っているので、持ち運び中に潰れる心配も少なそうだと選んだ次第です。
普段、私は甘いものを積極的に食べる方ではないのですが、わらび餅はしばらく食べていなかったし、たまには良いかなと自分用も含めて3つ購入。
こちらは、その日の午後のおやつにいただくことに。
さて、パッケージから取り出そうとすると…
おっと、真空パック状態なのか、容器にぴったりとくっついていて、なかなか出てこない。
あまり激しく振ると中身が飛び出してしまいそうなので、慎重に、慎重に…
あっ、「シュポッ」という何とも奇妙な音と共に、無事に取り出すことができました。
たっぷりのきな粉をまぶして、いざ一口。
…おぉ、これは想像以上に甘みがしっかりしてる。
黒糖のコクと深い旨味が口の中に広がり、プルプルとしたわらび餅の食感も良し。
そして、このきな粉、ただの大豆の粉だけではないような、何か複雑で香ばしい風味がします。
わらび餅本体との相性も抜群。
長年、成田山の参拝客や観光客に親しまれてきたであろう、どこか懐かしくも完成された味わいを堪能できました。
おわりに:変わる景色と、変わらぬ味
久しぶりに歩いた成田山の参道。
新しいお店も増え、少しずつ景色は変わっていくのかもしれません。
でも今回出会ったピーナッツ味噌や黒わらび餅のように、昔ながらの変わらぬ美味しさも確かに息づいています。
そんな新旧の魅力を発見できるのも、参道散策の楽しみですね。
懐かしさを感じる味に感謝、ご馳走さまでした。
【おまけのワンポイント】
・成田山には表参道の他に裏参道(新道通り)というものもあり、昭和初期には映画館や飲食店が並んで賑わっていたとのこと。最近は空き家の開発が進んできているとのことで、さらなる発展が楽しみですね。
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