モーションウィジット

2025年5月3日土曜日

【散歩】成田山公園、実はパワースポット?歴史と自然に触れる心静かな散策時間

【この記事のポイント】
・成田太鼓祭りの合間に、8年ぶりに訪れた成田山公園を散策。新緑に癒やされつつ、新たな散策ルートや知られざる高僧の像を発見!穏やかな時間と発見を楽しめた。



昨日の記事でご紹介した、成田太鼓祭りのオープニング「千願華太鼓」。
その熱気と感動に包まれた後、次のステージ演奏が始まるまで少し時間があります。

よし、この時間を利用して、新勝寺の裏手に広がる緑豊かな「成田山公園」を散策することにします。

そういえば、この公園に来るのも久しぶり。
一体いつ以来だろうか? 過去のブログ記事を検索してみると… どうやら2017年の春、桜を見に来たのが最後らしい。

えっ、ということは、もう8年も経ってしまっているのか。
時の流れの速さに驚き。


記憶を頼りに、懐かしの公園へ





しばらく訪れていなくても、不思議と園内の大まかなレイアウトは記憶に残っているもの。
大本堂に向かって左手、釈迦堂との間にある道を進むと、公園へと上る階段が現れます。

ここから公園エリアに入っていくのが一般的なルート。



階段を上がった広場にまず建っているのが「額堂(がくどう)」。
落ち着いた佇まいのこのお堂、江戸時代末期(1861年)に建立されたもので、国の重要文化財にも指定されています。

その名の通り、信徒から奉納された額や絵馬などを掲げるためのお堂。
中には江戸時代に奉納されたという貴重な絵馬や、七福神、十二支など、様々なモチーフの見事な彫刻が施されています。

ここだけでも、じっくり見始めると時間が経つのを忘れてしまいそう。


緑の中へ – ん?あの方は何をしているんだろう?



この階段を下ると、たしか西洋風の庭園が広がっていたはず。
どうしようかな…と考えていると、ん?

階段の途中にいる女性の様子がなんだか少し怪しげか…?
いや、よく見たら電話で話し込んでいるだけでした。

あの様子、もしかしたら人に聞かれたくない内容かもしれず、邪魔をしたら申し訳ない。
よし、平和大塔の横を抜けるルートで公園の奥へ進むことにしよう。


そびえ立つ「平和大塔」。

比較的新しい建物というイメージがありましたが、建立は昭和59年(1984年)とのこと。
なのでもう40年以上も経っているんですね。

高さは約58メートル。真言密教の教えを象徴する塔だそうで、内部には成田山の歴史を紹介する展示、不動明王をはじめとする仏像などが祀られているそうです。

いつも素通りしてしまっていますが、一度くらいは中に入ってみるべきか…
いや、今日は太鼓祭りがメイン。

そんなに時間に余裕があるわけでもないし、内部の見学はまた次の機会ということにしましょう。


四季を感じる散策路と、池の鯉



平和大塔の脇を抜けて公園の中へ。
園内には、木々の間を縫うように小径が張り巡らされていて、この季節(春)は新緑が目に眩しく、散歩するのに気持ちが良い。
鳥のさえずりや風の音を聞きながら歩いていると、祭りの喧騒が嘘のようですね。

ここは紅葉の名所としても知られているので、今年の秋にはまた訪れて、鮮やかに色づいた景色を楽むことにしようかな。


小径を下ると、やがて池が見えてきます。
池の水面には、周囲の新緑が美しく映り込み、たくさんの鯉が悠々と。

岩の上に乗った小さな女の子、池に向かって餌を撒いているところでした。
餌に気づいてワッと群がる鯉たち、これを女の子が楽しそうに眺めているって、なんとも平和で心が和む光景ですね。


新たな発見と、次の目的地へ


これまでは、この公園からの出入り口は、額堂の脇の階段くらいしか意識していませんでした。
改めて園内の案内地図をよく見てみたところ、他にもいくつかルートがあるようです。

よし、せっかくだから、今まで通ったことのない道で出てみよう。
今回は、成田高校の西側へ抜ける道を選んでみることにしました。


その途中、木立の中に静かに佇む銅像。
「三池(みいけ)大僧正像」とあります。

この三池大僧正(三池照鳳 みいけ しょうほう)という方、明治から昭和にかけて活躍された僧侶だそうで、成田山新勝寺の貫主(かんす:住職のこと)も務められた高僧。
戦後の混乱期から高度経済成長期にかけて、成田山の復興と発展に尽力されたことで知られているらしい。

境内整備や社会福祉活動にも力を入れ、現在の成田山の礎を築いた重要な人物の一人。
なるほど、この公園内に銅像があるのも頷けますね。

なんて発見もありつつ、公園散策を楽しんでいるうちに時刻は午前11時前。
そろそろお腹も空いてきたし、早めのランチとしようというところで、続きはまた明日。


【おまけのワンポイント】
・成田山の開山は、939年に勃発した平将門の乱を鎮めるため。私の会社は大手町の将門首塚の近くなので、新勝寺にお参りするのはどうしても憚られるんですよね。

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