・師匠不在の中、初めてのソロ山歩きに挑戦。目的地は千葉・君津の三舟山でした。ローカル線で君津駅へ、そこからのどかな田園風景を歩き、登山口に到着するまでを綴ります。
とある休日、この日は久々に、そして初めて一人で山歩きに出かけることに。
目的地は、千葉県君津市に位置する「三舟山(みふねやま)」です。
これまで私の山歩きといえば、いつも頼れる「師匠」に誘われて、というスタイルでした。
高所恐怖症の私でも安心して歩けるルートを選んでくれ、的確なガイドをしてくれる師匠がいてくれたからこそ、山歩きの楽しさを知ることができたと言っても過言ではなし。
しかし、その師匠、この春は花粉症がひどく、なかなか屋外に出られなかったとのこと。
さらに追い打ちをかけるように、別の手術のために入院されるという連絡が…
体力が著しく落ちるため、しばらくは山歩きも難しい状況なんだそうです。
師匠の一日も早い回復を願いつつ、さて、どうしたものか。
師匠がいないと、どこへ行けば良いのか、どんな山が自分に合っているのか、正直なところ見当もつかず。
でも、せっかく芽生えた山歩きへの興味を、ここで萎ませてしまうのはもったいない。
そこでネットの情報を頼りに、私一人でもなんとかなりそうな山として思い至ったのが、この三舟山だったというわけです。
ローカル線の風情漂う、君津駅へ
三舟山へのアプローチは、JR内房線の君津駅から。
初めて降り立つ君津駅。
大きな駅ビルがあるわけでもなく、どこか懐かしい地方のローカル線の駅といった佇まい。
ここから山歩きのスタートです。
「最寄り」とは言っても、実はここから三舟山の登山口までは、歩いて1時間ほどかかるとのこと。
まぁこれもウォーキングの一環と考えれば、ちょうど良い準備運動になるでしょう。
目指すはあの山? 長閑な道のりと道標
駅を出て、市街地を抜けるようにひたすら南へ。
しばらく歩くと、前方に頂上が平らな特徴的な形の山が見えてきました。
おそらく、あれが目指す三舟山。
まだ距離はあるものの、目標が見えると俄然やる気が出てきます。
道中はGoogleマップを常に確認しながら歩いているので、迷う心配はほとんどなし。
それでも、道の辻々には「三舟山」といった道標が設置されていて、これは非常に親切だなと感じました。
初めて訪れる土地でも、安心して目的地へ向かえるのはありがたいですね。
田園風景を抜け、いよいよ登山口へ
賑やかだった市街地を抜け、周囲はのどかな田園風景へと変わっていきます。
車の通りも少なくなり、聞こえてくるのは鳥のさえずりや風の音だけ。
こういう穏やかな風景の中を歩くのは、本当に気持ちが良いものです。
ここまで、君津駅から1時間弱。
ほぼ平坦なアスファルトの道が続いたので、当然ながら怖い思いをすることも、体力を消耗することもなし。
そして、ついに三舟山の登山口に到着。
いよいよ本格的な山道が始まります。
…と、その前に。
登山口のすぐ隣に「三舟の里案内所」という施設があるので、まずはここで情報収集と休憩をしてと。
いよいよ登り始めようというところで、続きはまた明日。
【おまけのワンポイント】
・君津の地名は、この地域の古名「君去津」や「君不去津」に由来するとされているそう。木更津も同じ由来なのに、使った字が異なるというのは面白いですね。
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