・大手町One『珉珉』で、辛そうな見た目の「麻辣麺」に挑戦。意外にも辛さは控えめ? "麻"が主役の旨味スープの味わいを包み隠さずレポート。
---
とある出社日。
この日は会社の仲間たちと「美味い麻婆豆腐が食べたいね!」という話で盛り上がり、ランチへ繰り出すことに。
いくつか候補が挙がる中、「大手町Oneの『珉珉』はどう?」という声。
…ん? みんみん??
「えっ、大手町Oneに珉珉なんてあったっけ!?」
一瞬、私の頭に浮かんだのは、餃子が有名なあの『赤坂 珉珉』。
でもよくよく考えてみれば、「珉珉」といえば大阪発祥の人気中華チェーン店『珉珉』。
『珉珉』の味は普通に、いや普通以上に美味しいはず。
大手町のど真ん中で、あの大衆的な中華が味わえるなら、これは行ってみるしかないでしょう。
大手町Oneといえば、比較的新しい洗練されたオフィスビル。その地下レストラン街に、あの大衆的な雰囲気の『珉珉』が?
半信半疑でお店を探すと… あ、あった! 本当にあるんだ! ちょっと意外な組み合わせに驚きです。
聞けば、12時を過ぎると行列必至の人気店だそう。
我々は11時45分頃に到着したので、待つことなくスムーズに席へ案内されました。
(実際、お店を出る頃にはしっかり行列ができていました)
辛そうなビジュアル、でも動じない理由
さて、席に着いてメニューを吟味。
麻婆豆腐も気になるところだけど…
写真入りのオススメっぽいメニューの中に、「麻辣麺(マーラーメン) 950円」を発見。
メニュー写真はいかにも辛そうな赤いビジュアル。
「麻辣」というワードにも弱い私、これは試してみるしかないでしょう。
よし、今日はこれに決定!
待つこと5分ちょっと。思ったよりも早く、麻辣麺が運ばれてきました。
一緒にいた会社の仲間たち、これを見てニヤニヤしています。
「うわ、めっちゃ辛そうじゃないですか!」
確かに、ラー油がたっぷり浮いた真っ赤なスープはなかなかのインパクト。
一瞬、「これはちょっとハードな戦いになるかも…?」と私も思わなくはなかったです。
が、しかし。
私には、かつて某カップ焼きそばの「極激辛」という名の地獄(?)を経験し、無事生還したという実績があるんです。
あの舌や胃が焼けるような痛みを思えば、これくらいで動じるわけがない。
「最悪の状況」を知っておくと、こういう時に精神的なアドバンテージが得られるんですよね。
なんて妙なところで感心しながら、よし、それでは、頂きます。
実食! 見た目に反して辛くない? 麻が主役の旨味スープ
まずは、レンゲでスープを一口。
仲間たちの期待に応えて、「ひー、辛い!」とでもリアクションすべきか一瞬迷いましたけど…
お、おぉ? 辛… くはないぞ?
意外にも、唐辛子のヒリヒリするような「辣(ラー)」の辛さはほとんど感じず。
舌がピリピリと痺れるような、花椒(ホワジャオ)の「麻(マー)」の方が主役で、この刺激も強すぎるわけではなく心地よいレベル。
なるほど、見た目の赤さに反して、辛さはかなりマイルドな仕立てなんですね。
ちょっと拍子抜けではあるものの、スープとしての旨味やコクはしっかりしていてバランスが良く美味しい。
そして麺は、中華の定番の細めのストレート麺。
ズズッと啜ると、程よいコシがあって喉越しも良し。
麻の効いた旨味スープがよく絡んで、普通に美味しいラーメンとして楽しめます。
上に乗った半熟卵は、さらに全体の辛さを和らげてくれます。
というかそもそも辛くないので、マイルドなスープに卵の優しい甘みが加わっ美味。
「いやー、これ、全然辛くないっすね」
私の正直な感想に仲間たちは「えー、本当ですかぁ?」と疑いの目を向けてきまけど、辛さ耐性が高い私にとっては本当に普通の美味しいラーメン。
「少し麻(マー)の刺激が加わった」くらいの印象でした。
麺もスープも、そして具材も、最後まで美味しくペロリと完食です。
おわりに:辛さ控えめ、旨味しっかりの麻辣麺
見た目のインパクトとは裏腹、辛いものがそれほど得意でない人でも、おそらく美味しく食べられるであろう『珉珉』の麻辣麺。
個人的にはもう少し「辣」の刺激が欲しかった気もしますが、これはこれで大衆中華らしい、しっかりとした旨味と麻の風味を楽しめる一杯でした。
激辛を期待して無理に食べるほどのものではないかもしれないものの、大手町の洗練されたビルの中でこういう気取らない美味しさを味わえることに感謝。
美味しかった、 ご馳走さまでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿