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2025年4月19日土曜日

【博物館】無料でデジタル歴史体験!八丁堀 穴場『本の森ちゅうおう』は期待以上の面白さ!

【この記事のポイント】
・大河ドラマ「べらぼう」で紹介されていた、八丁堀『本の森ちゅうおう』へ。無料の郷土資料館はデジタル絵巻などのデジタル展示が満載!屋上からの桜の眺めも楽しめる期待以上の面白さ。



とある休日、お目当ての品を買いに広島県のアンテナショップ『TAU』へ行くことに。

せっかく銀座方面へ足を運ぶのだから、ただ買い物に行くだけじゃもったいない。
少し手前のエリアからウォーキングをスタートすることにしました。


知的好奇心を刺激する『本の森ちゅうおう』へ



まず立ち寄ったのは、JR京葉線の八丁堀駅すぐ近くにある『本の森ちゅうおう』。



たしか、NHKの大河ドラマ「べらぼう」の放送後に流れる紀行コーナーで紹介されていたのを見て、記憶に残っていたんだと思います。
蔦屋重三郎ゆかりの地、中央区の文化発信拠点、という感じだったかな。

この建物の中に、中央区立の郷土資料館があるというので、ちょっと覗いてみることに。



「本の森」という名前の通り、メインは図書館。

お目当ての郷土資料館は1階の奥にあるみたいだけど… お、案内板を見ると、屋上に展望台があるじゃないですか。
これは行ってみるしかないでしょう!


屋上から春景色を独り占め?



エレベーターで6階へ。
それほど高いビルではないけれど、どんな景色が見えるんだろう。



おぉ、これは良い眺め!

すぐ隣にある桜川公園の桜がちょうど満開。
桜を「見下ろす」アングルって、意外と珍しいんじゃないでしょうか。


モダンな空間で歴史に触れる – 中央区立郷土資料館



さて、1階に戻って、いよいよ郷土資料館へ。



入ってみると、広々としていて、近代的でシンプルなスペース。

展示物は、見えている範囲がメインのよう。
何より、無料で入れるのが嬉しいところ。気軽に立ち寄れるのは良いですね。



壁一面には、中央区の歴史年表が。
時代ごとにイラストや解説が分かりやすくデザインされています。

徳川家康が江戸に入るまでは、ほとんどが海や湿地だったであろう中央区。
なので、江戸時代以前の記述はあっさりめ。

その分、江戸開府以降、日本の中心として発展してきた歴史が、令和に至るまで詳しく紹介されています。
資料の現物展示は少ないけれど、グラフィカルな表現で歴史を語るスタイルは、とても見やすい。

もしかしたら、これからの郷土資料館の一つのカタチなのかもしれないな、なんて思ったり。


デジタル技術で楽しむ江戸の風景



こちらは「絵巻ビジョンコーナー」。



横に長く連なったディスプレイには、江戸時代の隅田川の賑わいを描いた絵巻が表示されています。
これが、ゆっくりと右から左へスクロールしていくんです。

川の流れや人々の動きを感じられるようで、面白い演出。
画面上の「+」マークなどにタッチすると、描かれている場所や人物についての解説が表示される仕組み。

こういうインタラクティブな仕掛けは、IT好きとしても興味深いですね。
ただ眺めているだけでも、ゆったりとした時の流れを感じられて、なかなかセンスの良い展示だなと。


古地図から想像する、昔の江戸



こちらは、戦国時代の江戸の様子を描いた想像図だそう。



太田道灌が江戸城を築いた頃の地図。
今、私たちが知っている東京の姿からは、まったく想像もつかないなと。

川や入江がたくさん入り組んでいて、「これはすぐに洪水になりそう」なんてことが見て取れます。
先人たちの街づくりの苦労が偲ばれますね。


残念だった 企画展示室



常設展を見ている途中、2階に企画展示室があるという案内に気づきました。
せっかくだから、そちらも見てみようと階段を登ってみると…



あれ? 真っ暗でガランとしていて、何もやっていない様子。

うーん、それなら1階の案内板に「現在、企画展は開催していません」とか書いておいてくれると親切なのに。

まあ、気を取り直してと。
郷土資料館の見学はこれくらいにして、次の目的地に向かってウォーキングを再開しましょう。

というところで、続きはまた明日。




中央区立郷土資料館
東京都中央区新富1-13-14
03-3551-2167
開館時間 9:00〜17:00
休館日 月曜日、年末年始

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