・三輪そうめんの最高等級「神杉」は、まるで芸術品のような美しさ。タンメン風にゅうめんとシンプル茹で、それぞれの調理法で素材本来の美味しさを味わってみた。
とある平日、夕食は奈良県桜井市からのふるさと納税返礼品のそうめん。
昨年11月に奈良に行って以来、すっかり三輪そうめんの美味しさに魅了されて申し込んだものです。
三輪そうめんの最高等級「神杉」
木箱に丁寧に収められたその姿は、まるで美術品のよう。
箱を開けた瞬間、ふわりと上品な小麦の香りが漂い、期待感が高まります。
「神杉」は、三輪そうめんの中でも特に厳選された小麦を使用し、熟練の職人が丹精込めて作り上げた最高級品。
その特徴は何と言っても驚くべき細さで、50gの束に600本も入っているというのは驚きです。
さて、この素晴らしい「神杉」を、今回は二つの異なる調理法で味わってみることにしました。
一献目:冬の夜に染み渡る「タンメン風にゅうめん」
まずは、寒い夜に身体を温める「タンメン風にゅうめん」。
鶏ガラベースのスープに、豚肉、キャベツ、もやし、人参などの野菜をたっぷり加え、最後に茹でた「神杉」を投入します。
立ち上る湯気と共に、食欲をそそる香りが広がりますね。
よし、それでは頂きましょう。
箸で麺を持ち上げると、その繊細さがより一層際立ちます。
口に運ぶと、つるりとした滑らかな舌触り、そして上品な小麦の風味が広がり、鶏ガラと野菜の旨味が凝縮されたスープと見事に調和します。
特筆すべきは、極細麺でありながら煮崩れしないこと。
最後までコシを保ち、スープとの一体感を楽しむことができました。
身体の芯から温まり、まさに至福の一杯。
二献目:素材の真価を味わう「シンプル茹で」
次に、「神杉」本来の風味をストレートに味わうため、シンプルに茹でていただくことに。
たっぷりの湯で茹で上げ、その時間はわずか40秒。
冷水で丁寧に洗い、冷水で締めれば準備完了。
麺の細さと艷やかさが美しいですね。
箸でつまみ上げると、まるで絹糸のような美しさ。
口に運ぶと、ほのかな塩味と小麦の甘みが広がり、鼻腔をくすぐります。
薬味は、シンプルにネギのみ。
出汁の効いた麺つゆにつけるだけで、その繊細な風味を存分に堪能できます。
総評
「三輪そうめん 神杉」は、その極細麺が織りなす繊細な口当たりと、上品な小麦の風味が魅力の逸品でした。
タンメン風にゅうめんにすることで汎用性の高さを、シンプルに茹でることで、素材本来の美味しさを再認識することができたかなと。
ふるさと納税を通じて、このような素晴らしい食材に出会える喜び。
皆様もぜひ、「三輪そうめん 神杉」を味わってみてください。
きっと、その繊細な味わいに魅了されると思いますよ。
【おまけのワンポイント】
・ 今回ご紹介した「神杉」という名前は、大神神社のご神木である杉に由来しているんでしょう。最高級品にふさわしい、神聖なイメージですね。
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