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2025年6月12日木曜日

【IT】バッテリー持ち、認証、速さが激変!Pixel 9のファーストインプレッション

【この記事のポイント】
・初期トラブル解決を経て、Pixel 9を数日間使用。長年Xperia 1 IIを愛用してきた私が感じたファーストインプレッション。バッテリー持ち、認証のスムーズさ、動作の軽快さといった、日々の使い勝手に関わる基本性能の進化に感動しました。



前回の記事では、Google Pixel 9の初期セットアップ時に遭遇した画面の明るさトラブルと、その解決までの道のりをお伝えしました。

紆余曲折あったものの、無事に快適な状態で使えるようになった新しい相棒Pixel 9。
今回は、実際に数日間使ってみて、長年Xperia 1 Ⅱを愛用してきた私が「おっ、これは進化したな!」と感じたポイントを中心にファーストインプレッションをお届けしたいと思います。

まず大前提として、Pixel 9もXperia 1 Ⅱも同じAndroid OSを搭載したスマートフォン。
なので基本的な操作感やUI(ユーザーインターフェース)が劇的に変わる、ということはないんですよね。

それでも、実際に使ってみると、ハードウェアやソフトウェアの違い、日々の使い勝手に明らかな違いを感じる部分がいくつか。
特に「これは良い!」と素直に感動したのが、以下の3つのポイントです。


Xperia比較で見えたPixel 9の魅力 – ① 驚異のバッテリー持続力




まず、何よりも驚かされたのがバッテリーの持ちの良さ。

Xperia 1 Ⅱでは、朝100%の状態で家を出て、会社までの通勤中(約1時間、主にブログ執筆やSNSのチェック)だけで、だいたい25%~30%はバッテリーを消費。
当然、そのままでは1日持たないので、会社に着いたらまず充電ケーブルに繋ぐのが日課。
必要に応じて午後はまた充電し直して…という感じでした。

ところがPixel 9に変えてからは、同じような使い方をしても、会社に着いた時点でのバッテリー残量はなんと85%~90%程度、わずか10%~15%ほどの消費。
これなら会社で充電しなくても、1日十分に持ちます。

バッテリー容量自体を比較すると、Xperia 1 Ⅱが4000mAhなのに対し、Pixel 9は4700mAh。
確かにPixel 9の方が容量は大きいですが、この数値の差だけでは説明がつかないほどの体感差。

Pixel 9に搭載されているGoogle自社開発のチップ「Tensor G4」の電力効率が非常に優れてい、あるいはOSレベルでのバッテリー消費の最適化が高度に行われているなど。
このバッテリー持ちの良さは、日々のスマートフォンライフの快適さを格段に向上させてくれる大きなメリットです。

感覚的には、Xperiaが「頑張って10時間持てば良い方」だったのに対し、Pixel 9は「普通に使っていても20時間は持ちそう」という印象ですね。


Xperia比較で見えたPixel 9の魅力 – ② ストレスフリーなダブル認証




次に感動したのが、ロック解除の認証のスムーズさ。

Xperia 1 Ⅱの指紋認証は、本体側面の電源ボタンと一体型でした。
これはこれで押しやすく、慣れれば快適だったのですが、一つだけ小さな不満点。

それはスマートフォンを机の上などに置いた状態だと、認証のためには一度本体を少し持ち上げたり、指を側面に回り込ませたりする必要があったことです。
一方、Pixel 9は、ディスプレイ内蔵型の指紋認証センサーを搭載。
画面の指定された箇所に指を触れるだけで、スッとロックが解除されます。

机に置いたままでも、画面をタップして指を当てるだけ。
この「持ち上げる」という一手間がなくなっただけで、こんなにも快適になるとは思わなかったなと。

認証の精度も非常に高く、今のところエラーで弾かれたことはほとんどありません。

さらに、Pixel 9は顔認証にも対応しています。
そして、この顔認証の精度がまた素晴らしい。

別のAndroidタブレット(Alldocube製)で顔認証を使っているんですけど、そちらはなかなか顔を認識してくれず。
(カメラに向かってキメ顔で静止しているのに、無情にもエラー表示…あの時のガッカリ感は図りしれないものです)

Pixel 9の顔認証は本当に一瞬。
しかも、かなりの精度でしっかりと顔を認識してくれます。

体感的には、指紋認証を試みようとする前にすでに顔認証でロックが解除されている、というのがほとんど。
この「スクリーン指紋認証」と「高精度な顔認証」のダブル搭載によって、ロック解除に関するストレスが全くなくなりました。

これは毎日何度も行う操作だけに、実は非常に大きな進化。


Xperia比較で見えたPixel 9の魅力 – ③ 全体的な動作の軽快さ



そして三つ目、全体的な動作の軽快さ、サクサク感。
これはあくまで感覚的なものですが、アプリの起動や切り替え、ウェブページの表示やスクロールなど、あらゆる操作がXperia 1 Ⅱに比べてワンテンポ速く、よりスムーズになったように感じられます。

両機種の主なスペックを比較してみると…(数値は参考程度にご覧ください)

Xperia 1 Ⅱ:
- SoC:Qualcomm Snapdragon 865
- メモリ:8GB
- ディスプレイ解像度:3,840×1,644 (4K)
- Antutuベンチマーク総合スコア(参考):約75万点
- 3D(GPU)スコア(参考):約19万点

Google Pixel 9:
- SoC:Google Tensor G4
- メモリ:12GB
- ディスプレイ解像度:2,424×1,080 (FHD+)
- Antutuベンチマーク総合スコア(参考):約130万点
- 3D(GPU)スコア(参考):約45万点

ディスプレイの解像度という点ではXperia 1 Ⅱの方が上。
一方でスマートフォンの頭脳にあたるSoC(チップセット)の処理性能、作業スペースの広さにあたるメモリ容量では、Pixel 9が明らかに上回っています。

この辺りのスペック差が、体感的な動作の軽快さに繋がっています。
特に複数のアプリをバックグラウンドで動かしたまま切り替えるような場面では、メモリ容量の差が効いてますね。



また、これは「メリット」というよりは「形状の違い」ですけど、Pixel 9はXperia 1 Ⅱに比べて縦の長さが少し短いんです。
そのため、ワイシャツの胸ポケットなどにも比較的収まりやすく、持ち運びの面でも少し楽になったかなと。


おわりに:基本性能の高さに大満足



というわけで、Pixel 9を使い始めたファーストインプレッションはこんな感じ。
正直なところ、乗り換える前は「同じAndroidだし、それほど大きな違いはないだろう」と高を括っていたんですけどね。

実際に使ってみると、バッテリー持ち、認証のスムーズさ、そして全体的な動作の軽快さといったスマートフォンの基本的な使い勝手に関わる部分で、明らかな進化を感じることができたなと。

もちろんXperia 1 Ⅱも素晴らしい機種だし、実用性に問題なし。
でも3年以上の歳月を経た最新機種は、やはり着実に進化しているんだなと改めて実感した次第です。

次回はいよいよPixelシリーズの真骨頂とも言える「AI機能」について、私が実際に試してみて便利だと感じた機能などを中心にご紹介したいと思います。



【おまけのワンポイント】
・そうそう、Xperia 1 Ⅱは画面密度明るさ輝度630ニトに対し、Pixelは最大2,700ニトというのも違い、これは真夏の屋外とかでは効果を発揮してくれそうです。

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