モーションウィジット

2025年6月3日火曜日

【散歩】起点は富岡八幡宮!江戸情緒と相撲の歴史、そして知られざる見どころ発見の旅

【この記事のポイント】
・門前仲町「富岡八幡宮」からウォーキングスタート。江戸最大の八幡様の歴史と、相撲発祥の地の熱気に触れます。歴代横綱碑や戦禍を伝える鳥居、そして意外な三角点も発見。境内の見どころを巡る参拝でした。



とある休日。
今日のウォーキングは下町情緒あふれる門前仲町からスタート、銀座・有楽町界隈のアンテナショップ巡りを楽しむという計画です。

門前仲町といえば、江戸時代から続く東京を代表する寺社町の一つ。
深川不動尊と並び、このエリアのシンボルとも言えるのが「富岡八幡宮」ですね。

東京駅から比較的近いにもかかわらず、浅草や京都のような喧騒とは無縁。
意外なほど外国人観光客の姿が少ないのも、この門前仲町の特徴かもしれないなと。

その分、じっくりと歴史や文化に触れることができる、ウォーキングの起点としては最適な場所と言えます。
富岡八幡宮には過去にも何度か訪れていますが、せっかくなので、まずはしっかりと参拝していくことにしました。


江戸最大の八幡様 – 富岡八幡宮の歴史と風格




富岡八幡宮の御本殿。

寛永4年(1627年)の創建と伝えられ、「深川の八幡様」として古くから庶民に親しまれてたという神社。
 当時は永代島という島だったこの地に、菅原道真公の子孫である長盛法印が神託を受け、八幡神を祀ったのが始まりとされています。

江戸時代には幕府の保護も篤く、江戸最大の八幡宮として大いに栄えたんだそう。
 現在の社殿は戦後に再建されたもの、とはいえその堂々たる佇まいからは変わらぬ風格を感じます。

まずは、世界平和と家族の安全息災を静かにお祈りしてと。


相撲と深いつながり – 力士たちの足跡




富岡八幡宮は、江戸勧進相撲(現在の大相撲の前身)発祥の地としても有名。

境内には、その歴史を物語るように歴代横綱の名が刻まれた「横綱力士碑」がそびえ立っています。
高さ3.5メートル、幅3メートル、重さ20トンという巨大な石碑には、初代明石志賀之助から、白鵬、日馬富士、鶴竜、そして照ノ富士といった現代の横綱まで、その名がズラリ。
相撲ファンならずとも、その壮観さには圧倒されます。

その隣には「超五十連勝力士碑」もあり、双葉山や白鵬など、50連勝以上を達成した力士たちの偉業が刻まれている。
こうした石碑を眺めていると、日本の国技・相撲の長い歴史と、そこで活躍した力士たちの力強さがひしひしと伝わってきますね。


戦禍を乗り越えて – 弁天池周辺の記憶




境内の東側、弁天池の近くに立つ鳥居。

よく見ると、鳥居の上部、笠木(かさぎ)と島木(しまぎ)の部分が失われています。
これは第二次世界大戦の東京大空襲の際に焼失してしまったためなんだとか。

戦禍の記憶を今に伝える、貴重な遺構。
こうした歴史の傷跡を目の当たりにすると、平和の尊さを改めて感るなと。


その鳥居の先にあるのが「弁天池」。
池の中には小さな祠があり、七福神の一柱である弁財天(音楽や財福の神様)が祀られています。

池の周りは木々に囲まれ、静かで落ち着いた雰囲気。
鯉が悠々と泳ぐ姿も見られ、都会の中のオアシスといった趣、かつてはもっと大きな池だったそうです。


力自慢の記憶と、意外な発見




境内には、他にも興味深い石碑が点在しています。

こちらは「力持碑(ちからもちひ)」で、江戸時代に庶民の間では米俵や大きな石を持ち上げて力自慢を競う「力持ち」が盛んに行われていたんだそう。

この碑はそうした力自慢たちの記録、力石(実際に持ち上げた石)などを顕彰するために建てられたもの。当時の人々の娯楽や身体能力の高さをうかがい知ることができますね。


お、こんなところに「三等三角点」、測量の基準点。

山歩きをしていると山頂などでよく見かけるもの、まさか神社の境内で出会うとは、ちょっとした驚き。
この富岡八幡宮、周囲と比べてある程度の高台に位置しているんだろうか。


おわりに:次の目的地へ



富岡八幡宮の境内を巡り、その歴史の深さや、相撲との深いつながり、そして意外な発見の数々に触れることができました。

さて、しっかりと参拝も済ませたところで、いよいよ本日のウォーキング、銀座方面へ向けて出発!

というところで、続きはまた明日。




富岡八幡宮
東京都江東区富岡1-20-3
 ****03-3642-1315
出入り自由

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