・銀座の広島アンテナショップ内『キング軒』、まさかの行列なし。喜び勇んで人気の汁なし担々麺「4辛大盛り」に挑戦。花椒の痺れとラー油の辛さ、そして濃厚な旨味が絡み合う中毒性のある美味しさ。
昨日の記事でご紹介した門前仲町・富岡八幡宮での参拝を終え、銀座までウォーキング。
目的地は、広島県のアンテナショップ『ひろしまブランドショップ TAU』でした。
店内に入り、あれこれと物色を…と思ったその時。
広島汁なし担々麺の専門店、『キング軒』を覗いてみると…
時刻は12時少し前、まさにランチタイムのピークに差し掛かろうかという時間帯。
なのに店内にはお客さんの姿がないぞ。
『キング軒』といえば、都内でも数店舗を展開し、その本格的な味わいで人気の汁なし担々麺専門店。
普段なら行列も覚悟のお店です。
この状況は…
もしかして、「今日はここで食べていきなさい」という、食の神様からのお導きなのかも。
よし、今日はここでランチを頂くしかないな。
シンプルイズベスト! 辛さを選ぶだけの潔さ
販売カウンターに行くと、「いらっしゃいませ! 辛さはどうされますか?」と、店員さんからの元気の良い声。
そう、このお店のメニューは潔いほどにシンプル、「汁なし担々麺」一本なんです。
あとは辛さのレベルを1辛(ひかえめ)から4辛(すごく辛い)までの4段階で指定するだけ。
過去のブログ記事で確認、以前別の店舗で食べたのは「3辛」で、「それほど辛くなかった」とメモしてあったなと。
よし、それならば今日は迷わず、「4辛でお願いします! あ、あと大盛りで」。
辛党としては、やはりMAXの辛さに挑戦してみたくなりますね。
作法は「30回混ぜる」! いざ、実食
席には「汁なし担担麺の美味しい食べ方」という説明書き。
ふむふむ、えぇと、確か「とにかくよく混ぜろ」だったよな。
そうそう、「最低30回、タレと麺、具材が一体となるよう、よーく混ぜる」のが美味しくいただくための秘訣。
程なくして、注文の品が完成。
「汁なし担々麺 辛さ4 大盛り」、お値段は920円です。
最近のランチ価格高騰を考えると、銀座でこのボリュームで920円というのはリーズナブル。
とはいえ、2年前に食べた時は780円だったはずなので140円の値上げ。
まあ、これも時節柄、致し方ないことでしょう。
さて、それでは頂きましょう。
まずは説明書き通り、丼の底のタレと、細めのストレート麺、そして肉味噌やネギといった具材を、レンゲと箸を使って丹念に、丹念に混ぜ合わせていきます。
30回以上しっかりと。
全体が均一に混ざり合い、タレが麺に艶やかに絡みついた姿は、なんとも食欲をそそりますね。
麺を一口啜ると…
おっ、 まずガツンと来るのは、花椒(ホワジャオ)の鮮烈な香りと、舌が痺れるような「麻(マー)」の刺激。
これぞ広島式汁なし担々麺の真骨頂。
その痺れの奥から、自家製ラー油の燃えるような「辣(ラー)」の辛さが、じわじわと追いかけてきます。
4辛は 確かに辛い、でもただ辛いだけじゃない。
濃厚なゴマの風味、肉味噌のコクと旨味、そして醤油ベースのタレの深み。
これらの刺激的な辛さと見事に調和していて、レンゲを持つ手が止まらなくなる、複雑で中毒性のある美味しさです。
細めのストレート麺、この濃厚なタレとよく絡み、パツンとした歯切れの良い食感も心地よい。
シャキシャキとしたネギの食感も良いアクセントになっています。
卓上には、山椒や唐辛子、酢などの調味料も用意されているので、途中で味変を楽しむのも良し。
私は今回、この刺激的な辛さと痺れを最後まで堪能したかったので、そのまま一気に食べ進めました。
口の中が心地よい痺れと辛さで満たされるこの感覚、辛いもの好きにはたまらないなと。
おわりに:幸運な出会いと、満足の辛さ
休日の銀座、ランチタイムのピークに、まさか行列なしで『キング軒』の汁なし担々麺を味わえるとは。
辛さ4の大盛りも、その刺激的ながらも奥深い味わいに大満足、しっかりと完食でした。
やっぱり『キング軒』の汁なし担々麺は美味い。
幸運な出会いに感謝、ご馳走さまでした。
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