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2025年6月6日金曜日

【グルメ】市川大野『蓮山飯店』、ホッと一息つける昭和レトロな町中華で優しい味に出会う

【この記事のポイント】
・市川大野駅周辺、住宅街にひっそり佇む昭和レトロな町中華「蓮山飯店」を発見。ラーメン570円という感動のコスパ店、ホッとする優しい味わいの上海ヤキソバ&餃子に心温まりました。



昨日の記事でご紹介した、市川市の「本光寺」。

無事に参拝を済ませてと、さて、時刻はお昼時。
と言っても、この市川大野駅周辺は飲食店がほとんどないエリアなんです。

Googleマップで検索してみると、駅からほど近い場所に『蓮山飯店(れんざんはんてん)』という中華料理屋さんがあるよう。
営業してくれているといいんだけど…


住宅街に佇む、昭和レトロな町中華




お店は駅から歩いて2分ほど… おっ、暖簾があるので営業してますね。

少し入り組んだ住宅街の中にポツンとあるので、偶然通りかかって見つける、といったことはまずなさそうな立地。
この年季の入った店構え、長年この地で営業を続けてきたであろう歴史、地元の人々に愛されてきたであろう温かみが感じられます。


ガラッと引き戸を開けて店内へ。

朱色を基調としたテーブルや椅子、壁に貼られた手書きのメニュー。
まさに昔ながらの「町の中華屋さん」といった雰囲気。

どこか懐かしいこの空間、子供の頃、実家の近所にあった『来々軒』(もうなくなってしまいましたが…)を思い出します。
こういう味わいのある個人経営の中華屋さんも少なくなってきている昨今、貴重な存在ですね。


風情あるメニューと、嬉しい価格設定




メニューも実に風情たっぷり。

ん? なに!? ラーメンが570円! 大盛りでも670円とな。
これ、今どきじゃ驚くほどの安さじゃないですか。

「今日はラーメンにしようか…」と心が大きく揺らぎます。
が、しかし。

隣に座る妻は、メニューの中でも2番目に高価な(と言っても1,100円ですが)「天津丼」をチョイス。
さらに「餃子も食べたい!」とのこと。

う〜ん、ラーメンじゃあまりにもバランスがよくないぞ。
悩んだ末、今回は「上海ヤキソバ」(830円)をチョイスすることに。


溢れんばかりの餡! 実食、上海ヤキソバ




注文してから待つこと5分ちょっと。
運ばれてきた「上海ヤキソバ」を見て、思わず「おぉっ!」と声が出そうに。

お皿から溢れんばかり、たっぷりと餡(あん)がかかっていますねぇ。
野菜も豊富で、彩りも鮮やか。これは見るからに美味しそう。

よし、それでは頂きましょう。

まずは、このとろみのついた餡を一口。
うん、優しい。

あっさりとしていながらも、野菜や豚肉、エビなどの魚介から出たであろう様々な旨味が溶け込んでいて、実に滋味深い味わい。
醤油の風味は控えめで、素材の味を活かした、どこかホッとするような優しい塩加減。


続いて麺。
程よい太さの中太麺、たっぷりの餡に負けない存在感があります。

そしてところどころに見られる、香ばしい焦げ目。
これがまた、良いアクセントになっているんです。

おそらく一度麺をカリッと焼き付けてから、餡と合わせているのでしょう。
この一手間が、麺の風味と食感を引き立て、単なる「餡かけ」ではない、しっかりとした「焼きそば」としての満足感を与えてくれます。
作り手のこだわりが伝わってきますね。

最近よくある濃い味付けでパンチを効かせたタイプとは一線を画す、素材本来の旨味を丁寧に引き出したような、飽きのこない美味しさ。
シャキシャキとした野菜の食感も心地よく、ボリューム満点ながら最後まで美味しくいただけました。


シェアして味わう、餃子の魅力




妻が注文した餃子はシェア。

ここの餃子は、野菜がたっぷりと入っているのが特徴。
キャベツやニラの甘みと、豚ひき肉の旨味が、薄めの皮の中にギュッと詰まっています。 

焼き加減も絶妙で、皮はパリッと香ばしく、中はジューシー。
ニンニクの風味は控えめなので、ランチでも気にせず食べられます。

これもまた、昔ながらの町中華の餃子、といった感じで実に美味。


ちなみに、こちらが妻が注文した天津丼。
ふわふわの卵と甘酸っぱい餡の組み合わせ、妻も美味しい美味しいと完食していました。


おわりに



市川大野の住宅街に佇む『蓮山飯店』。
偶然見つけたお店でしたけど、そこには昔ながらの温かい雰囲気と、実直で美味しい中華料理がありました。

今回いただいた上海ヤキソバも、優しい味わいの中に確かな技術とこだわりを感じる、素晴らしい一品。
地元の人々に長年愛され続けている理由、よく分かった気がします。

いやぁ美味しかった、 ご馳走さまでした。






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