モーションウィジット

2025年7月20日日曜日

【旅行】デッカい!初代神武天皇陵と、あれ?な二代目綏靖天皇陵を歩く

【この記事のポイント】
・橿原神宮の周辺をウォーキング、日本の初代天皇とされる神武天皇陵を訪れました。広大な参道と巨大な陵に圧倒され、日本の原点について深く考えさせられます。隣接する二代目の綏靖天皇陵との規模の対比にも驚きつつ、神話と歴史が交錯するこの地を肌で感じました。



瑞鶴之碑にて日本の近代史に思いを馳せた後、再び橿原神宮の周辺を歩きます。


森を出て、灼熱の一般道へ



橿原神宮の境内は、鬱蒼とした森に覆われ、まるでハイキングコースのように気持ちの良い場所。


涼しい木陰を歩きながら、歴史的な空間を散策できるのは、夏のウォーキングでは非常に有り難いことです。

とはいえ、神宮の森を出るとそこは灼熱の一般道。
アスファルトからの照り返しと、容赦なく降り注ぐ日差しに、再び暑さが襲ってきます。

気持ちよかった森にお別れを告げて、目的地へと向かいます。


初代天皇の御陵へ



県道161号線を300mほど歩いたところに、目的の場所への入口。
日本の初代天皇とされる神武天皇のお墓、神武天皇陵です。


入口に立つと、その厳かな雰囲気に身が引き締まります。

さすがは初代天皇のお墓、とにかく参道が長い。
両側を木々に囲まれた参道は微妙に曲がっていて、神聖な空間へと続いています。

参道を歩き終えると視界が開け、目的の陵が見えてきました。

おぉ、デッカい。
遠目に見ても、その墳丘の大きさが分かります。

そして、広い陵域には、私の他には誰の姿もなし。
私一人、静かに日本の初代天皇とされる神武天皇と静かに向き合うことができる。
これはなんとも言えない、非常に貴重でラッキーな瞬間。


円墳を囲む堀、そして手入れの行き届いた美しい緑の墳丘。

神武天皇は、日本書紀や古事記に登場する伝説上の人物であり、その実在性については歴史学的に様々な議論があります。
では、なぜその神武天皇のために、これほど立派なお墓があるのか?

なんて野暮なことを言ってはいけない。

これは日本国として、初代天皇のお墓として正式に定めているもの。
神話と歴史が交錯する、日本のアイデンティティに関わる場所なんです。

その重みを肌で感じながら一人静かに佇んで、思わず合掌。


二代目の陵は…



神武天皇陵から北へ400mほど歩くと、もう一つの陵が見えてきます。

こちらは、日本の2代目天皇とされる、綏靖(すいぜい)天皇のお墓です。

綏靖天皇は、日本書紀や古事記によれば神武天皇の第二皇子とされており、父の跡を継いで第2代天皇として即位したとされています。

こちらも宮内庁が管理する陵墓です。
神武天皇陵に続いて、二代目の陵はどんな様子だろうか。



…あれ、神武天皇陵と比べるとかなり小さい。
遠目に見ても、その差は歴然。

いや、もちろんこれも立派な陵墓であることには間違いありません。
しかし、初代のスケール感を目の当たりにした後だと、その差に思わず笑みがこぼれてしまうというか。

神話の世界から歴史へと続く日本の物語、初代の偉大さと、それに続く二代目の対比。
陵墓の規模に、何か意味があるのかないのか。


最後に



橿原神宮に続き、日本の建国に深く関わる神武天皇陵、そして綏靖天皇陵を訪れるウォーキング。

広大な神武天皇陵のスケールには圧倒され、日本の原点について深く考えさせられました。
神話と歴史が交錯するこの地を歩くことで、教科書だけでは得られない、土地の空気感や歴史の重みを肌で感じる機会に。

特に、神武天皇陵と綏靖天皇陵の規模の違いは、忘れられない光景だったなと。

さて、次は藤原京を目指そうというところで、続きはまた明日。




神武天皇畝傍山東北陵(四条ミサンザイ古墳)
奈良県橿原市大久保町
0744-22-3338
参拝時間 8:30〜17:00

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